トルコ国家実効支配地域
☆Izmir-
侵略者のトルコ国家が
ジハーディスト共と
Idlib・Efrinの未来を議論
トルコ国家実効支配地域西部イズミールで、旧シリア国家実効支配地域北西部にあるイドリブ・エフリンの両地域の”未来”について、侵略者でしかないトルコ国家の代表団とジハーディスト武装組織群の代表らが会談を行った。イズミールは、イドリブやエフリンとは600キロも離れた西方のエーゲ海沿岸都市であり、そのような地で侵略者共の代表どもが、占領し始めたばかりのエフリンや旧アルヌスラ戦線のようなジハーディスト共が実効支配しているだけであるイドリブの事を語り合っているのは全くもって論外であろう。
先ずは現地統治者になるジハーディスト共の代表共やトルコ国家に従う政治組織などの代表共を当初の取り決め通りに動かせて、住民を従わせるというトップダウンのやり口は、エフリンで1カ月程前まで機能していた住民評議会のそれとは違う植民地・占領地に対するものである。また、植民地代表と会談をもつとして、侵略当事者がアリバイ的に侵攻占領を共に行った現地出身武装組織群との今後の占領行政をどうするかの統治に関する会談を行うのもまさにそのままである。そこには住民のジュの字も入る余地はない。
怪談では、イドリブで実効支配地を持つ旧アルヌスラ戦線の減少策や”国軍”に参加させる形での無力化といったことも議論されたというが、そういった現場を無視した机上の空論的な在り方がイドリブにおける先日の自由シリア軍(F$A)どもと旧アルヌスラ戦線の戦闘に繋がったのだろう。奴らが潰し合う事はめでたい事であるが、住民を巻き込むなである。
ANHAニュースなどの情報によると、トルコ国家実効支配地域エーゲ海沿岸地域のイズミールで、イドリブの武装組織群の代表らやムスリム同胞団、Ahrar al-Sham、Faylaq al-ShamやAbdullah al-Kurdi司令官に率いられたIsmaili運動などの代表団とトルコ侵略軍司令官らの”怪談(会談)”が行われた、という。
怪談(会談)では、エフリンの将来についても議論され、全く勝手なことだが、上記の面々によって同地にイスラム統治機構が取り入れられるべきである事が決定された。
手元にある情報では、スンニ派イスラム教徒のクルド人による議長制を付した”エフリン市議会”の形成というところまで同怪談での”合意”が至ったという。占領行政に支障のないトルコ国家に支援を受けたクルド民族会議(ENKS)メンバーや武装組織Abdullah Kurdiの民兵たちは、一応、同市議会に参加可能となるだろうということである。
イドリブについての議論では、旧アルヌスラ戦線が勢力を得てイドリブの多くの場を実効支配しており、それ故に、その勢力の減少策とその次の段階である解消が必要とされるという事も指摘された。その上で更に、議論では、”国軍”に総ての武装組織を結集させるべきという意見も出された。
イズミール怪談(会談)は、シリア国家実効支配地域内におけるトルコ国家の植民(占領)行政開始やイスラム法に基づく全土の統治支配を目的に行われた。