三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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大阪人権博物館での報告「日本占領下の海南島で」中止問題 1

2009年04月28日 | 大阪人権博物館
 2009年2月14日から4回にわたって予定されていた大阪人権博物館のリバティセミナー「被差別民衆とアジア・太平洋戦争」の2回目、2月21日に、海南島近現代史研究会会員であるキム チョンミさんが、「日本占領下の海南島で(1939年~1945年)」という題で報告することになっていました。
 この公開セミナーの案内チラシは、昨年12月はじめまでに刷り上っていました。
しかし、2009年1月20日、このセミナーの企画責任者である大阪人権博物館の担当者から、大阪市市民局人権室から2009年1月5日付で、「(このセミナー)の目的、内容等が適正とは認められないので」、「不受理」とするという文書が届いたので、セミナーを中止することになったという連絡がキム チョンミさんにありました。
 それにたいし、海南島近現代史研究会は、2月28日に、つぎのような質問を大阪人権博物館の秋定嘉和館長に文書でおこないました。

 1、大阪人権博物館では、大阪市市民局人権室に、①このセミナーのどの内容が「適正とは認められない」のか、②「適正とは認められない」理由はなにか、具体的に確認してください。
 2、大阪人権博物館では、大阪市市民局人権室がこのセミナーである「補助事業の目的、内容等が適正とは認められないので」、「不受理」とされ、セミナーを中止することにしたとのことですが、大阪人権博物館が独自にセミナーを開けない理由を説明してください。

 この海南島近現代史研究会の質問にたいする大阪人権博物館の回答、およびこの問題にたいする海南島近現代史研究会の大阪市市民局人権室にたいする質問と回答、再質問などについては、あとで報告しますが、本日(2009年4月28日)、大阪人権博物館(リバティおおさか)のホームページ(ウェブサイトのトップページ)に、つぎのような「お詫び」が掲載されました。http://www.liberty.or.jp/

■リバティセミナー中止・延期についてのお詫び
 当館では今年の2月から3月にかけて、「総力戦体制と日雇労働者」(吉村智博)、「日本占領下の海南島でー1939年~1945年ー」(キムチョンミ)、「日中戦争下の在阪沖縄人」(仲間恵子)、「戦時期の部落問題と水平運動」(朝治武)をテーマとしたリバティセミナー「被差別民衆とアジア・太平洋戦争」の開催を予定していました。しかし海南島に関しては特別展もしくは企画展の開催を当館の理事会と展示企画委員会において延期を決定しているとの理由で、大阪市市民局人権室からリバティセミナー開催は承認されませんでしたので、今回のリバティセミナーは中止・延期することにしました。
 当館をめぐっては極めて困難な状況にありますが、今後も海南島については展示やセミナーなど博物館事業の企画を検討していきたいと考えています。そして理事会・展示企画委員会、関係機関において企画の開催が承認されますよう、引き続き努力していく所存です。講師を依頼していた海南島近現代史研究会のキムチョンミさん、およびリバティセミナー開催を期待されていた皆さまに対して、深くお詫び申し上げます。
                                大阪人権博物館
                                館長 秋定嘉和

 
 5年近くまえ、大阪人権博物館は、「催し物のご案内」などで、企画展「海南島で日本はなにをしたのか――侵略・虐殺・略奪・性奴隷化――」(大阪人権博物館主催・紀州鉱山の真実を明らかにする会後援)を2004年7月21日~8月15日に開催すると広報していましたが、開会70日たらずまえの2004年5月13日に、紀州鉱山の真実を明らかにする会にたいして、企画展名「海南島で日本はなにをしたのか――侵略・虐殺・略奪・性奴隷化――」が“刺激的だ”という理由で、変更することを提案しました。展示の内容は変えないというので、紀州鉱山の真実を明らかにする会は、企画展名を「海南島とアジア太平洋戦争――占領下でなにがおこったか――」と変更することに合意しました。
 それまで、紀州鉱山の真実を明らかにする会は、主催者の大阪人権博物館とともに、2002年11月から11回、綿密な打ち合わせ会議をおこない、準備を進めていました。
 ところが、わずかその17日後の2004年5月30日に、大阪人権博物館は、現在の状況で、企画展「海南島とアジア太平洋戦争――占領下でなにがおこったか――」を開催すると、右翼に攻撃される可能性が強まることが予想され、大阪人権博物館としては対処できないので、延期をしたいと、紀州鉱山の真実を明らかにする会に一方的に通告してきました。これは、大阪人権博物館では、決議を経た決定だとのことでした。
 その後、これまで、日本の海南島侵略という重大な人権侵害にかんする展示は、大阪人権博物館においては実現していません。
 韓国では、特別展『海南島で日本は何をしたのか 侵略・虐殺・掠奪・性奴隷化』(主催:民族問題研究所、独立紀念館。後援:紀州鉱山の真実を明らかにする会)が、2004年10月1日から10日まで、ソウルの西大門刑務所歴史館で、2004年10月15日から11月20日まで、独立紀念館で開かれました。
 韓国での展示はもちろん朝鮮語でおこなわれましたが、それは日本の大阪人権博物館で突然延期さ展示の日本語原稿(解説・キャプション)をほとんどそのまま翻訳したものです。
 その日本語原稿は、このブログに2006年10月7日~10日に連載してあります。
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