三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「「許す力」 虐殺を経験した国のその後を追う元特派員たち」

2020年10月28日 | 国家・社会
https://www.afpbb.com/articles/-/3309784
https://www.afpbb.com/articles/-/3309784?page=2
「AFP」 2020年10月26日 8:00 発信地:バイユー/フランス 
■「許す力」 虐殺を経験した国のその後を追う元特派員たち

【写真】ルワンダ大虐殺から25年の追悼行事に参加した人々。首都キガリのアマホロスタジアムで(2019年4月7日撮影)。(c)Yasuyoshi CHIBA / AFP
【写真】ルワンダ大虐殺から25年の追悼式典でともされた追悼の火。首都キガリ郊外の集団墓地で(2019年4月8日撮影)。(c)Yasuyoshi CHIBA / AFP 
【写真】ルワンダの首都キガリ郊外で行われた追悼式で、新たに発見された大虐殺犠牲者の集団墓地にささげられた花(2019年5月4日撮影)。(c)Yasuyoshi CHIBA / AFP
【写真】ルワンダの首都キガリ郊外の集団墓地で、新たに発見された大虐殺犠牲者の遺体を収めたひつぎ(2019年5月4日撮影)。(c)Yasuyoshi CHIBA / AFP

【10月26日 AFP】戦争犯罪が犯された後、国や文化はどのようにして前に進むのだろうか──。
 プロジェクト「イマジン:平和についての考察(Imagine: Reflections on peace)」は、ボスニア、カンボジア、ルワンダなどの紛争地域での元特派員たちによる活動をベースに、そのロードマップを描く。焦点は「許すこと」が持つ力だ。
 展覧会や本を中心に構成されたプロジェクトは、英写真家ギャリー・ナイト(Gary Knight)氏(56)を中心に進められた。今月開催された「バイユー戦争報道特派員賞(Bayeux-Calvados)」の授賞式に出席した同氏は、「フランスや英国、米国では、ルワンダや北アイルランドなどの国から学ぶことがたくさんある」と述べる。
 自分たちの社会の分断に目を向けてほしい、とナイト氏は言う。もしジェノサイド(大量虐殺)を経験した国が前進できるなら、それは希望を与えてくれる、とAFPに語った。
 プロジェクトには、カメラマンのジャック・ピコーネ(Jack Picone)氏や記者のフィリップ・ゴーレイビッチ(Philip Gourevitch)氏を含む、ベテランの特派員20人以上が名を連ね、悲惨な紛争の後に平和を築くことの難しさをテーマに掲げている。
 ナイト氏は、過去数十年間で起きた数々の悲惨な出来事とは比較にならないとしながらも、今日の欧米社会は一体感が薄れており、「政治家が人々の間にある分断をさらに増幅させている」と警鐘を鳴らす。

◆「許すことを決めた」
 ナイト氏のNPO「VIIファウンデーション(VII Foundation)」は、紛争を取材した記者らを再び同じ場所に派遣して紛争後の状況を記録した。
 1994年にルワンダで、ツチ(Tutsis)人とフツ(Hutus)人穏健派の大量殺りくを目の当たりにしたアリスさんが取材に応じた。アリスさんは80万人が命を落としたジェノサイドの後、3年間しゃべることができなくなった。
 「世界が終わっていく感じがした」とアリスさんは言う。
 「私の赤ちゃんは連れ去られて殺された。彼らは私の手を切り落とした。ここにも傷がある。25年経った今でも、傷跡が残っている」と述べ、やりで刺されたという肩と胴を指さした。
 だが、彼女を苦しめた張本人であるエマニュエルさんが目の前でひざまずいたとき、アリスさんは「許すことを決めた」と語る。「私たちは友人で…今は平和に暮らしている」。
 アリスさんは、「自分を救いたかったから許したのです」と記者のゴーレイビッチ氏に述べ、「もし許していなければ、子どもに憎しみを引き継がせることになった」と続けた。
 動画チームがエマニュエルさんを取材した。エマニュエルさんは「殺すのは簡単です。難しいのは生き残った人々に許しを乞うことです」と、自然豊かな村で行われた撮影で語った。
 カメラマンのピコーネ氏は、ルワンダの傷がゆっくりと癒えつつあることを知ったと話した。

◆「告白」
 ここである疑問が浮上する。苦悩と憎悪から脱却できたように見える国と、そうは見えない国があるのはなぜだろうか。
 ナイト氏は、ルワンダのポール・カガメ(Paul Kagame)大統領は確かに清廉潔白ではないが、それでも平和で安定した社会をつくるために尽力しているのは明らかだと話す。さらに同国の身分証明書に、ツチ人やフツ人の表記がなくなったことにも触れた。
 ルワンダは「独裁国」だ。それでも、「普通の人々」が運営に関わる法廷の設置は進められ、被害者が加害者の「告白」を聞くことはできる。ナイト氏はまた、ルワンダの前進におけるもう一つの重要なカギが、政治機構における女性の存在にあるとも述べた。
 一方で、ナイト氏はカンボジアについては、指導者のフン・セン(Hun Sen)氏が同様の法廷を設置することに難色を示したと述べた。その他、欧米諸国政府の干渉も同国では障害になったと英記者のジョン・スウェイン(Jon Swain)氏は指摘する。
 またボスニアでは、政治的方向性が完全に欠如し、複数のリーダーが並び立つ状況が生まれたとナイト氏は述べる。そして「全面的な機能不全」に陥り、強固な和平プロセスを推し進めることができなかったと説明した。(c)AFP/Chloé COUPEAU
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