三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「韓国政府が福島汚染水放出問題の予算拡充へ 検査強化など」

2021年09月01日 | 
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210901001100882?section=news
「聯合ニュース」 2021.09.01 10:26
■韓国政府が福島汚染水放出問題の予算拡充へ 検査強化など
【ソウル聯合ニュース】韓国海洋水産部は1日、前日に閣議決定された2022年度(1~12月)予算案に関連し、東京電力福島第1原発から出る放射性物質を含んだ処理済み汚染水の海洋放出計画への対応に前年比12.7%増の932億ウォン(約88億5000万円)を投入すると発表した。

【写真】韓国市民団体の環境運動連合と市民放射能監視センターは先月27日、処理済み汚染水の海洋放出計画を撤回するよう求める記者会見を行った(資料写真)=(聯合ニュース)

 これにより、汚染水の韓国海域への流入を監視する調査地点を39カ所から45カ所に拡大し、放射能のモニタリング予算も18億ウォンから39億ウォンへと2倍以上に増額する。
 また、水産物売り場への放射能検査装置の設置を支援し、国民から要請があった放射能検査制度の導入などで水産物の放射能検査を強化する。
 モバイルアプリを活用した輸入水産物の流通履歴の監視を強化するほか、流通情報をより分かりやすく提供する方針だ。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210827002600882?section=news
「聯合ニュース」 2021.08.27 15:28
■韓国環境団体 福島原発汚染水の海洋放出撤回を要求
【ソウル聯合ニュース】韓国の市民団体、環境運動連合と市民放射能監視センターは27日、記者会見を開き、東京電力福島第1原発から出る放射性物質を含んだ処理水の海洋放出計画を撤回するよう求めた。

【写真】記者会見を行う市民団体の関係者ら(環境運動連合のユーチューブチャンネルから)=(聯合ニュース)

 両団体は会見で「放射性汚染水を海底トンネルを通じて放出すれば、生態系により深刻な問題が発生する」とし、「放射性物質は太平洋に広く急速に拡散し、予測できない汚染を発生させる」と主張した。

 東京電力は現時点で125万トンを超える処理水について、大型ポンプで吸い上げた海水と混ぜて基準値以下の濃度に希釈し、海底トンネルで原発から約1キロ離れた海に放出する計画を発表した。手続きが計画通りに進めば、2023年春から放出が始まる見通しだ。
 両団体は「韓国政府は市民への戦略露出になるとの言葉を盾に汚染水の対応情報を公開していない」とし、政府に対して汚染処理水放出を阻止するための積極的な対策を講じ、透明性のある情報公開を行うよう訴えた。


https://japanese.joins.com/JArticle/282350?servcode=A00&sectcode=A00
「中央日報日本語版」 2021.08.27 13:18
■中国「日本、周辺国の合意前に汚染水放流してはならない」
 日本が福島原発汚染水を原発から約1キロメートル離れた海の中に排出することにしたことをめぐり、中国は、日本が周辺国と合意する前に、汚染水を放流してはならないと改めて促した。
 中国外交部の汪文斌報道官は26日の定例記者会見で、「中国は、日本が国際社会と周辺国の声に応じて、誤った決定を直ちに撤回し、国際的義務を果たすように促す」と述べた。
 王報道官は「日本は利害関係国および国際機関と十分に協議を経て、合意に達する前に勝手に汚染水を放流してはならない」とし「日本には各国の懸念を解決しようとする誠意が全くない」と指摘した。


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/40930.html
「The Hankyoreh」 2021-08-27 06:41
■日本、福島原発汚染水2051年まで一日最大50万リットル放出
 東京電力が公開した汚染水処理計画案 
 具体計画が発表されても韓国への影響把握困難 
 専門家「シミュレーションに必要な情報が未公開」

【写真】福島第一原発に設置されている原発事故汚染水の貯蔵タンク/聯合ニュース

 日本が2023年春から始めようとしている福島原発事故による放射能汚染水の海洋放出の規模が、一日最大500立方メートル(50万リットル)に達する見通しだ。福島第一原発の敷地には5月20日現在で126万立方メートルの汚染水が保管されている。日本は一日に150立方メートルずつ汚染水が増える状況と放出設備の稼動率を考慮して、保存されている汚染水の放出には30年近くかかるとみている。
 日本政府は4月、汚染水に含まれた放射性物質のうちセシウムやストロンチウムなど62の核種は多核種除去設備(ALPS)で取り除いて排出許容基準に合わせ、ALPSで処理できないトリチウムは海水で6万ベクレル(Bq)/Lという排出基準の40分の1以下に薄めて海に放出することを決めた。
 福島第一原発の運営企業である東京電力がこの決定に基づき25日に発表した汚染水処理計画案によれば、東京電力は福島第一原発の海岸から沖合へ向けて1キロメートルほどの配管を設置し、汚染水を放出する計画だ。放出は、設備の設置と関係当局の許認可期間を考慮して、2023年4月1日から開始し2051年に完了することを目標にした。
 一日の汚染水放出量は最大500立方メートルで計画した。日本政府は4月、汚染水を通じて海に入るトリチウムの総量が福島原発事故以前の管理基準である年間22兆ベクレル(Bq)を超えないようにするとの放出基準も提示した。東京電力はこの基準と年間の80%(292日)の放出施設稼動率を適用し、一日最大の排出可能なトリチウム総量を753億ベクレルに設定し放出計画を立てた。
 このようにトリチウムの排出総量が決まった状況では、汚染水の放出量はトリチウムの濃度が最低である時に最大となる。現在、福島原発汚染水中のトリチウム濃度は、リッター当り15万~216万ベクレルの範囲にある。500立方メートルは、トリチウムの濃度が15万ベクレル/Lである時に出てくる一日最大放出量だ。東京電力はこの場合、年間の汚染水放出量は約14.7万立方メートルになると明らかにした。汚染水中のトリチウムの平均濃度である62万ベクレル/Lを基準とした最大放出量は一日120立方メートル、年間3.5万立方メートルだ。
 日本が放出計画を具体化し、汚染水に含まれる放射性物質が海洋環境に及ぼす影響への不安感が高まり、批判の声も一層高まっている。環境運動連合は「海底トンネルによる放出で漁民被害を減らすことができるとし、1キロメートル離れたところへ汚染水を捨てるという日本政府の計画は詐欺に他ならない」として「海洋放出ではなく保存タンクの増設などを活用し汚染水を長期保管しながら他の代案を探すべきだ」と主張した。
 汚染水の海洋放出が韓国国内の海洋環境に及ぼす影響を科学的に把握するには、放出計画と海流の流れなどを土台にしたシミュレーションが必須だ。東京電力が多少具体的な放出計画を発表したとは言え、依然としてシミュレーションすることは難しいというのが専門家たちの指摘だ。原子力研究院のソ・ギョンソク環境安全評価研究部長は「環境影響を見るためのシミュレーションをするには、放出する汚染水の中にどのような放射性核種がどれだけ含まれているかに関する情報が最も重要だが、発表された計画にはこうした情報がないため、まだ難しそうだ」と話した。
キム・ジョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1009238.html
韓国語原文入力:2021-08-26 16:38


https://japanese.joins.com/JArticle/282322?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.08.26 17:02
■韓国外交部、駐韓日本政務公使を招致…汚染水放出計画に遺憾表明
 韓国外交部は在韓日本大使館の政務公使を呼び、東京電力の汚染水放出計画発表に遺憾を表明した。
 外交部の李桐圭(イ・ドンギュ)気候環境科学外交局長は26日午後、在韓日本大使館の林政務公使を呼び、東京電力が前日に福島第一原発の汚染水海洋放出実施計画(案)を発表したことに深刻な遺憾を表明した。
 李局長は日本政府が4月13日に発表した汚染水海洋放出決定に対する韓国政府の反対の立場を再確認する口述書を伝達した。韓国政府との十分な協議と誠意ある情報提供の重要性を強調し国民の懸念を伝えた。また、汚染水問題を詳細に議論するための2国間協議体を速やかに設置することを促したと外交部は明らかにした。
 林公使は日本政府の立場を説明し、韓国政府の立場を本国に報告すると述べた。


http://japan.hani.co.kr/arti/international/40922.html
「The Hankyoreh」 2021-08-26 07:44
■韓国政府、福島第一原発汚染水の海洋放出決定に「深い遺憾」

【写真】2017年6月9日、福島県の福島第一原発で。東京電力の関係者が、2011年の福島第一原発事故の際に水素爆発で屋根の吹き飛んだ1号機原子炉建屋を取材陣に指し示しながら説明している=福島共同取材団//ハンギョレ新聞社

 韓国政府は25日、日本の東京電力(東電)が福島第一原発の汚染水を原発から約1キロ離れた海に排出することを決めたことに対し、強い遺憾の意を表明した。ク・ユンチョル国務調整室長はこの日、政府ソウル庁舎で行われた福島第一原発汚染水対応関係次官会議で、「最隣接国である韓国の政府とのいかなる事前協議も了解もなく、一方的に(原発汚染水の放出が)推進されていることに対し、改めて深い遺憾の意を表する」と述べた。すでに韓国政府は、日本の汚染水海洋放出方針に反対する意思を4月13日に表明している。
 ク室長は「日本は、太平洋沿岸国をはじめとする国際社会が懸念している一方的な汚染水放出推進を直ちに中止し、まず隣接諸国と十分な協議と意思疎通を行っていくことが、責任ある国際社会の一員としての望ましい姿勢」だと強調した。政府は25日に東京電力が発表した汚染水の放出実施計画を分析し、体系的な対応に乗り出す方針だ。ク室長は「政府は国民の安全を最優先の原則とし、今後も必要なあらゆる措置を国際社会と共に取っていく」と付け加えた。
ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1009128.html
韓国語原文入力:2021-08-25 19:17


https://japanese.joins.com/JArticle/282284?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.08.26 06:59
■日本の汚染水放出計画の発表に…韓国政府「深刻な懸念を表明」
 韓国政府が東京電力の福島原発汚染水の放出計画案に対して「深刻な懸念を表明する」と明らかにした。25日、東京電力は汚染水を原発から1キロメートル離れた海の中に放流するなどの内容を盛り込んだ実施計画を発表した。
 政府はこの日午後、緊急会議を招集して東京電力の発表に対する政府次元の対応策を議論した。ク・ユンチョル国務調整室長は「最隣接国であるわが国の政府といかなる事前協議と了承もなく一方的に推進されていることに対して、もう一度深い遺憾を表わす」と明らかにした。
 この日、日本のメディアによると、東京電力は福島原発から約1キロメートル離れた海の中までパイして設置して放射性物質が含まれた汚染水を排出するという方針を決めた。計画通りであれば、2年後である2023年から放流を始めるものとみられる。
 政府は「日本政府に対して今回の海洋放流決定は、全世界の海洋環境と生態系に脅威を与える誤った決定であることを再び想起させる」とし「日本政府が事故が起きた原発汚染水の処理問題の危険性をきちんと認識し、責任のある姿勢を持つように求める計画」と明らかにした。政府は今後輸入水産物に対する流通履歴の管理と飲食店での原産地表示対象品目の拡大なども推進する方針だ。
 ク・ユンチョル室長は「日本は海洋環境と国民の安全に危害を加え、太平洋沿岸国など国際社会が懸念している一方的な汚染水放流推進を直ちに中断せよ」として「隣接国と十分な協議と疎通を先にしていくことが責任のある国際社会の一員としての望ましい姿勢」と強調した。この日、政府ソウル庁舎と政府世宗(セジョン)庁舎が開催した会議には、外交部・原子力安全委員会・海洋水産部・科学技術情報通信部・環境部・食品医薬品安全処・保健福祉部・文化体育観光部など関係部署9カ所が参加した。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210825004500882?section=news
「聯合ニュース」 2021.08.25 18:26
■韓国政府が遺憾の意「協議なく一方的」=東電の汚染水放出計画
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は25日、日本の東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出に対応する関連官庁による次官会議開いた。会議を主宰した国務調整室の具潤哲(ク・ユンチョル)室長は日本が同原発の沖合約1キロメートルの海洋に放出する方針を固めたことに強い遺憾の意を表明した。

【写真】会議を主宰した国務調整室の具潤哲室長(右から2人目)=25日、ソウル(聯合ニュース)

 具氏は「最も近い隣国のわが政府と事前協議をすることなく、了承も得ず、一方的に(海洋放出が)推進されていることに改めて深い遺憾の意を表明する」と述べた。
 また「日本は海洋環境や国民の安全を脅かし、太平洋沿岸国など国際社会が懸念している一方的な汚染水の放出推進を直ちに中断し、隣国と十分な協議と意思疎通を先に行うことが責任ある国際社会の一員としての望ましい姿勢」と強調した。
 今後の方針については、「政府は国民の安全を最優先にすることを原則とし、今後も必要なすべての措置を国際社会と共に取っていく」と表明した。
 韓国政府は東京電力が発表した海洋放出の計画を分析し、対応する方針だ。 
 日本メディアによると、計画通りに進めば、海洋放出は2023年の春に始まる見通しという。


https://japanese.joins.com/JArticle/282262?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.08.25 12:04
■日本、福島汚染水放出を強行へ…「2023年から原発1キロ沖に」

【写真】福島原発に面する海。[中央フォト]

放射性物質が大量に発生した福島第1原発事故の汚染水が2023年から原発の1キロ沖に放出される。
 朝日新聞や読売新聞など現地メディアは25日(現地時間)、福島第1原発廃炉作業中の東京電力が放射性物質トリチウム(三重水素)が含まれた福島原発汚染水を海に放出することにしたと一斉に報じた。
 日本政府は4月、福島原発で発生した放射性物質が含まれた汚染水を多核種除去設備(ALPS)で浄化した後、海洋放出することを決定した。
 その後、具体的な放出方法を検討してきた東京電力は、ALPSを使用してセシウムなど62種の放射性物質を除去することが可能だとし、この設備で浄化した「処理水」を海に放出するという方針を立てた。放出は原発から海にパイプを設置する方法で進められる。
 しかしALPSですべての放射性物質を除去できるわけではない。トリチウムなどは依然として残る。
 日本当局の手続きが計画通り進行する場合、海底岩盤調査、設備工事、規制当局の承認などを経て2023年から放出が始まる見通しだ。


http://japan.hani.co.kr/arti/international/40874.html
「The Hankyoreh」 2021-08-21 06:42
■IAEA、9月から「福島原発汚染水」検証開始
 韓国など11カ国の専門家が年内に現場訪問 
 放射性物質の濃度「基準値遵守」がカギ

【写真】福島第1原発敷地のタンクに保管中の放射性物質汚染水/AP・聯合ニュース

 国際原子力機関(IAEA)が来月から福島第1原発に保管中の汚染水海洋放流に対する安全性検証を始めることにした。
 IAEAのラファエル・グロッシ事務局長と日本の梶山弘志経済産業相は19日(現地時間)、オーストリアのウィーンで会議を持ち、このような内容に合意したと日本経済新聞が20日報道した。グロッシ事務局長は「客観性と透明性を持って役割を果たす」と明らかにし、梶山経産業相は「厳格に検証を受ける」と話した。
 まず、福島第1原発の水タンクに保管中の汚染水(約125万トン)の放射性物質濃度を法定基準値以下に下げられるかが主要な検証対象になると同紙は明らかにした。東京電力は「多核種除去設備」(ALPS)で1次浄化をしたが、汚染水の70%からセシウム、ストロンチウム、ヨウ素など人体に致命的な放射性物質が基準値以上含まれていることが暴露され論議があった。特に、福島第1原発で稼動中のALPS3台中の2台は、日本政府の最終許可を受けていないことが分かって強い不信感を与えた。
 海洋放流前に海水で薄めればALPSで除去できないトリチウムなどの安全性が確保されるのか、汚染水が海にどのような影響を与えるのかを確認できる日本政府のモニタリング方法がどうなっているかなども調べる予定だ。海洋モニタリングの過程では、汚染水を放流する場所の近隣で採取した海水について、日本政府とIAEAがそれぞれ安全性を評価し、結果が一致するかも確認する方針だ。
 また、年内に専門家が日本を直接訪問し安全性を検証する予定だが、期間や方法なども議論する。IAEAの検証団は、韓国・米国・中国・フランスなど11の加盟国出身の専門家で構成され、韓国からは韓国原子力安全技術院(KINS)のキム・ホンソク博士が参加する。
 日本政府は、IAEAの検証を通じて安全性問題に対する日本内外の懸念を払拭する考えだ。日本経済新聞は「日本政府はIAEAのお墨付きを得て海外に安全性を強調し風評被害の抑制を狙う」と伝えた。風評被害とは、放射性物質が排出され危険だという理由で福島の食べ物を食べず、福島へも行かない現象をいう。日本政府が今年4月に汚染水の海洋放流を決めた後、周辺国である韓国や中国が強く反発した。日本国内でも漁民を中心に海洋放流に反対し葛藤が今も続いている。
 一方、検証に乗り出すIAEAは日本の発表があった当日に事務局長名義で声明を出し「日本の決定を歓迎する」と明らかにした。1957年に設立されたIAEAは、原発政策にあって「安全」を強調しているが、基本的にその拡大に重きを置いている。国際環境団体などは、福島原発事故の円満な仕上げのために汚染水問題で緊密に協力すると予想されるとし、まともな検証が可能なのかという疑いの視線もある。
キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1008480.html
韓国語原文入力:2021-08-20 14:35


http://japan.hani.co.kr/arti/international/40874.html
「The Hankyoreh」 2021-08-20 20:00
■国際原子力機関、来月から“福島汚染水”検証開始
 韓国など11カ国の専門家が年内に現場訪問 
 放射性物質の濃度“基準値遵守”がカギ
 
【写真】福島第1原発敷地のタンクに保管中の放射性物質汚染水/AP・聯合ニュース

 国際原子力機関(IAEA)が来月から福島第1原発に保管中の汚染水海洋放流に対する安全性検証を始めることにした。
 国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長と日本の梶山弘志経済産業相は19日(現地時間)、オーストリアのウィーンで会議を持ち、このような内容に合意したと日本経済新聞が20日報道した。グロッシ事務局長は「客観性と透明性を持って役割を果たす」と明らかにし、梶山経済産業相は「厳格に検証を受ける」と話した。
 まず、福島第1原発の水タンクに保管中の汚染水(約125万トン)の放射性物質濃度を法定基準値以下に下げられるかが主要な検証対象になるとこの新聞は明らかにした。東京電力は「多核種除去設備」(ALPS)で1次浄化をしたが、汚染水の70%からセシウム、ストロンチウム、ヨードなど人体に致命的な放射性物質が基準値以上含まれていることが暴露され論議があった。特に、福島第1原発で稼動中のアルプス3台中の2台は日本政府の最終許可を受けていないことが分かって強い不信感を与えた。
 海洋放流前に海水で薄めればアルプスで除去できないトリチウムなどの安全性が確保されるのか、汚染水が海にどのような影響を与えるのかを確認できる日本政府のモニタリング方法がどうなっているかも調べる予定だ。海洋モニタリングの過程では、汚染水を放流する場所の近隣で採取した海水について、日本政府と国際原子力機関がそれぞれ安全性を評価し、結果が一致するかも確認する方針だ。
 また、年内に専門家が日本を直接訪問し安全性を検証する予定だが、期間や方法なども議論する。国際原子力機関の検証団は、韓国・米国・中国・フランスなど11の会員国出身の専門家で構成され、韓国からは韓国原子力安全技術院(KINS)のキム・ホンソク博士が参加する。
 日本政府は、国際原子力機関の検証を通じて安全性問題に対する日本内外の憂慮を払拭する考えだ。日本経済新聞は「日本政府はIAEAのお墨付きを得て海外に安全性を強調し風評被害の抑制を狙う」と伝えた。風評被害は、放射性物質が排出され危険だとして福島の食べ物を食べなず福島へも行かない現象を言う。日本政府が今年4月に汚染水の海洋放流を決めた後、周辺国である韓国や中国が強く反発した。日本国内でも漁民を中心に海洋放流に反対し葛藤が今も続いている。
 反面、検証に乗り出す国際原子力機関は日本の発表があった当日に事務局長名義で声明を出し「日本の決定を歓迎する」と明らかにした。1957年に設立された国際原子力機関は、原発政策にあって“安全”を強調しているが、基本的にその拡大に重きを置いている。国際環境団体などは、福島原発事故の円満な仕上げのために汚染水問題で緊密に協力すると予想されるとし、まともな検証が可能かという疑いの視線もある。

キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1008480.html
韓国語原文入力:2021-08-20 14:35
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