三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「14時間報告しなかった青瓦台、今になって「文大統領に密に報告」」

2020年10月01日 | 北部朝鮮
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/30/2020093080028.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/30/2020093080028_2.html
「朝鮮日報日本語版」 2020/09/30 17:00
■14時間報告しなかった青瓦台、今になって「文大統領に密に報告」
 青瓦台は28日、ホームページに「北朝鮮軍による韓国海洋水産部職員イ氏銃殺事件」前後の行動が一部含まれている文在寅(ムン・ジェイン)大統領の9月第4週の日程を追加公開した。青瓦台関係者は「公開された文大統領の日程を見ても、今回の事件に関する報告がどれだけ密に行われたのか十分、分かるだろう」と言った。
 文大統領は22日午後6時36分、(青瓦台の参謀たちが仕事をする)与民館の執務室で、「イ氏が海上で行方不明になり、その後、北朝鮮側に発見された」という書面報告を受けた。それから14時間後の23日午前8時30分に官邸で、「北朝鮮がイ氏を銃殺した後、遺体を焼却したものと見られる」という対面報告を受けた。文大統領は午前9時13分から10分間、再び安保室の報告を受けるなど、23日午前だけで4回報告を受けた。遅まきながら事態が深刻だと判断したものと見られる。
 文大統領は24日に3回、25日に2回報告を受け、週末の26日と27日にも官邸で報告を受けた。文大統領が27日に緊急安保関係長官会議を初めて主宰したのは、安保室報告11回目以降に行われたものだ。青瓦台の姜珉碩(カン・ミンソク)報道官はこうした過程を「韓半島(朝鮮半島)の危機管理のための時間」だと言った。
 与党は積極的に「青瓦台擁護」に乗り出した。共に民主党の金太年(キム・テニョン)院内代表は「韓国政府と軍は制約された状況で原則と手順に従って対応した」「文大統領の指示は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、朝鮮労働党)委員長の謝罪と再発防止の約束を引き出した」と語った。
 しかし、野党は「イ氏が殺害される前は1回の大統領書面報告で終わり、以降は翌日の対面報告まで14時間、事実上何の対応もしていなかった」と言った。また、「青瓦台は韓国人の命が失われた後になってから『事後報告を密にした』と状況を免れようとしている」と批判した。
 国民の力=旧・未来統合党=の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は「23日午前1時、青瓦台で緊急関係長官会議が開かれたのにもかかわらず、大統領は出席しなかった。報告すら受けていなかったということだ」「この緊急事態に青瓦台内にいる大統領が(会議を)知らずにいて、出席しなかったというのは理解に苦しむ」と述べた。同党のペ・ジュンヨン院内報道官は「韓半島(朝鮮半島)の危機管理のための時間ではなく、国民の怒りをなだめるための時間だった」と批判した。
          安俊勇(アン・ジュンヨン)記者


https://japanese.joins.com/JArticle/270757?servcode=A00&sectcode=A00
「中央日報日本語版」 2020.09.30 15:42
■国連人権報告者「金委員長の通知文は謝罪でない、生命軽視の態度」

【写真】トーマス・オヘア・キンタナ国連北朝鮮人権状況特別報告者。[中央フォト]

 国連北朝鮮人権特別報告者が、仁川(インチョン)小延坪島(ソヨンピョンド)近隣の海上で行方不明になった韓国の公務員が北朝鮮軍に殺害された事件に関連し、北朝鮮側の通知文は謝罪と見なせないと判断した。
 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権特別報告者は30日(現地時間)、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送との電話で「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が事件に遺憾を表明したのは重要なジェスチャーだが、謝罪ではない」と述べた。北朝鮮兵士は指示や規定を破っていない、と主張したためだという。
 キンタナ氏は北朝鮮が被害者の遺体を燃やしたり流失させたとすれば、生命を軽視する態度を見せたものだと指摘した。「越北」意思とは関係なく民間人を救助し、新型コロナウイルス感染症の検査をし、亡命の意思を確認することが合法的な手続きという趣旨だ。
 これに先立ち北朝鮮統一戦線部は25日、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)に送った通知文で「金正恩同志は、我々側の水域で良くないことが発生し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と南側の同胞に大きな失望感を与えたことについて、本当に申し訳ないという思いを伝えるよう話した」と明らかにした。
 当時の状況については「我々(北朝鮮側)の軍人の命令に応じなかったため、接近して2発の空砲を撃つと、驚いてうつ伏せになり、正体不明の対象が逃走するような状況になった」とし「我々の軍人は正常な決心で、海上警戒勤務規定が承認した行動準則に基づき10余発の銃弾で不法侵入者に向けて射撃した」と説明した。
 また「南側軍部がどのような証拠に基づいて、我々に不法侵入者取り締まりと取り締まり過程の釈明に関する要求もなく、一方的な憶測で蛮行、応分の代償などと失礼で対決的な色が強い言葉を選んで使うのか、深い遺憾を表さざるを得ない」と南側の対応をむしろ非難した。
 これに関しキンタナ氏は「こうした発言は、ぞっとする人権蹂躪の責任が銃撃を加えた当事者だけでなく、北朝鮮のさらに高い権力者にあることを見せている」と主張した。続いて「脅威がないにもかかわらず民間人を恣意的に殺害するのは世界人権宣言に抵触し、生命権に関するジュネーブ条約も違反した」と指摘した。
 さらに「北朝鮮は犠牲者の家族にすべての情報を公開して補償すべき」と促す一方、韓国政府にも「今回の事案を透明に公開することを北朝鮮に要求し、不法な殺害を招いた北朝鮮の政策の変化のために声を出さなければいけない」と強調した。


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/30/2020093080027.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/30/2020093080027_2.html
「朝鮮日報日本語版」 2020/09/30 14:41
■「燃料油をかけて焼け」という通信を傍受したのに…青瓦台・与党「共同調査すべき」
 韓国軍と北朝鮮の発表に最も大きな差が出ている部分の一つが、遺体を焼却したかどうかだ。しかし韓国の海洋警察庁は、29日の中間捜査結果の発表でも、この部分をはっきりと明らかにはしなかった。海警は「国防部(省に相当)の資料を見ると、北朝鮮軍の銃撃により死亡したとなっている」とした上で「遺体の毀損(きそん)の程度は確認できなかった」と発表した。29日、イさんの遺体に「燃料油をかけて焼け」という北朝鮮軍の通信を韓国軍が確保していた事実が判明したが、この問題となると与党・政府・青瓦台(大統領府)いずれも「南北共同調査が必要」としつつ言葉を渋っている。与党からは「遺体毀損の部分は軍が判断を誤った」という声まで上がった。
 青瓦台は、北朝鮮の立場が明らかになってから5日目の29日になってもなお、この問題について何ら言及していない。青瓦台のある関係者は「(遺体焼却という)軍の判断にまだ変化はないらしい」としつつ「北朝鮮との共同調査が必要なのも、各種の論争を整理する必要があるから」と語った。
 与党「共に民主党」もこの問題には踏み込まない様相を呈している。与野党の立場の差から前日は採択が白紙となった「対北糾弾決議案」も、遺体毀損についての表現が問題になった。野党は、韓国軍の発表通り「遺体を焼き」という表現を書き込もうと主張する一方、民主党はこれに反対した。
 民主党の金栄鎮(キム・ヨンジン)院内首席副代表は29日、ラジオ番組で「(野党が決議案に入れようとした)『遺体を焼く』という言葉は刺激的で、『言葉の爆弾』的な性格がある」とし「こういう事項は、南北の間で確認と共同調査を通して出てきたときに追加的にやってもいいのではないか」と発言した。さらに「この文章は事件の本質的な要素ではない」とした。民主党の中心的関係者は「遺体毀損については軍が判断を誤ったものとみられる」とも語った。
 ただし、国会国防委員長で民主党所属のミン・ホンチョル議員は29日、ラジオ番組で遺体毀損について「韓国軍が韓米共同判断などさまざまな諜報(ちょうほう)結果を巡って、『浮遊物と(遺体を)一緒に焼いた』『焼いたのではないかと推定している』という報告になった」と発言した。北朝鮮が遺体を焼いたという韓国軍の主張に力を込めたものと解釈されている。
 なお、韓国国防部は29日のブリーフィングで、遺体毀損についての軍の従来の判断に変わりはないかという質問に対し「私どもは別段、後で異なることを申し上げたことはない」と回答した。
          チュ・ヒヨン記者


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/30/2020093080024_2.html
「朝鮮日報日本語版」 2020/09/30 11:30
■乱暴な韓国与党「越北であれば射殺してもよい」
 秋夕前に「越北」と結論づけるため全力

 韓国海洋警察は29日、北朝鮮軍が韓国海洋水産部(省に相当、以下同じ)職員のイ某氏を銃殺し、遺体を焼却した事件について「イ氏は越北したものと判断できる」との調査結果を公表すると、与党・共に民主党は「問題は終結した」としてイ氏による意図的な越北を既成事実化した。検察が今月28日、秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の息子に関する疑惑を全て「容疑なし」と結論づけたのに続き、この日海洋警察による捜査結果が発表されると、政界からは「秋夕(チュソク=中秋節、今年は10月1日)連休前に与党勢力に不利な問題を全て終結させ、民心の悪化を阻止する狙いがある」との指摘が出ている。野党は「事件の本質は銃殺と遺体の焼却だ。あたかもわが国の国民が越北したことが核心のようにごまかし、事件をうやむやにしようとしている」と批判した。
 海洋警察はこの日「イ氏が(越北ではなく)単に船から足を踏み外したとか、自殺を試みた可能性は低い」として、急いで捜査結果を公表した。この日海洋警察が説明した内容のほとんどは、国防部による以前の発表内容の繰り返しだった。しかし共に民主党は直ちに「問題は全て解消された」と主張した。
 共に民主党の申東根(シン・ドングン)最高委員は「越北が明確になった以上、無駄な政治攻勢は中止すべきだ。問題に終止符を打たねばならない」と主張した。申最高委員はさらに「越北は反国家的重大犯罪であるため、越境前までは積極的に阻止し、それでも敢行した場合は射殺することもある」と述べた。北朝鮮ではなく韓国側がイ氏を射殺することもあり得るという意味に解釈できる。その一方で申最高委員は「朴槿恵(パク・クンヘ)政権当時の2013年9月、40歳代の民間人が越北しようとして韓国軍に射殺された事例がある」とも指摘した。しかし13年のこの事件は、民間人が臨津江を渡って越北しようとしたところ、韓国軍兵士の警告を受けてもこれを無視したため射殺された事件だった。そのため「越北かどうかはっきりしない今回の事件と比較するのは無理」との見方もある。申最高委員は「越境してわが国の主権が及ぶ範囲の外に出れば、それ以外に対応する方策がないのは広く知られた国際的な常識だ」「(野党が訴える)艦艇や戦闘機が衝突すべきだったとの主張は無責任の極致だ」とも述べた。
 韓国政府は当初、今回の事件が最初に知られた段階から、イ氏による「越北」の可能性に言及してきたが、肝心の北朝鮮は25日に送付した通知文で、イ氏が自ら越北しようとしたか明確にしなかった。共に民主党のファン・フィ議員はこの日「北朝鮮からの通知文のメッセージを見ると、彼らは越北について言及を避けたか抜け落ちたのだろう」「(北朝鮮は)越北ではないと主張していない」と指摘した。「北朝鮮は『意図的な越北ではなかった』と明確にしなかった。だから越北と考えられる」という趣旨だ。ファン議員は前日にも「越北は事実と確認されつつあるようだ」と述べた。
 保守系野党「国民の力」は「文在寅(ムン・ジェイン)政権が北朝鮮に提案した『南北共同調査』については、北朝鮮がこれを無視しているので始めることさえできないのに、それでもイ氏を『越北者』として北朝鮮に免罪符を与えようとしている」と批判した。さらに「越北であれば、非武装の民間人も銃を撃って火で燃やしてもよいということか」とも反論した。
 国民の力の河泰慶(ハ・テギョン)議員はこの日行った会見で「民主党による『越北ファクト』の主張は推測だ」とした上で「国防部は決定的な物証もないまま、仮説にすぎないことを事実と断定する過剰な誤謬(ごびゅう)を犯している」と主張した。ペ・ジュンヨン・スポークスマンは「追加の新たな情報もないのに、海洋警察がどうやって捜査結果を断定できるのか」「秋夕連休を前に、政府・与党は秋長官事件と政府職員銃殺事件を事前に打ち合わせてふたをする手続きに突入したようだ」と批判した。
          パク・サンギ記者


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/30/2020093080022.html
「朝鮮日報日本語版」 2020/09/30 11:00
■急いで「越北」と断定する韓国政府
 海洋警察も秋夕前に発表・・・賭博による借金など3億ウォン以上の債務も公開

 韓国海洋警察は29日、北朝鮮軍の銃撃で死亡した韓国海洋水産部(省に相当、以下同じ)職員のイ某氏(47)について「越北したと判断している」と発表した。
 海洋警察はこの日、仁川市延寿区の海洋警察庁舎でブリーフィングを行い「失踪者はライフジャケットまで着用しており、北朝鮮は失踪者の氏名、年齢、出身地などの個人情報を詳細に把握していた。北側に越北の意思を表明したなどの根拠から、単に船から足を踏み外したとか、自殺を試みた可能性は低い」とした上で、上記の見方を示した。警察はこれら一連の事実について「国防部を訪問して確認した」と説明した。
 海洋警察がこの日、イ氏の動きについて新たな捜査結果もないまま、国防部の資料に基づいて「越北」と結論づけたことに対し、「秋夕(チュソク=中秋節、今年は10月1日)連休が始まる前に、急いでイ氏に『越北フレーム』をかぶせる意図があるのでは」との批判が出ている。
 海洋警察は越北との見方を裏付けるため、イ氏がおよそ3億3000万ウォン(約3000万円)の借金を抱えており、うち2億6800万ウォン(約2400万円)はインターネットの賭博サイトで抱えた事実まで公表した。
 さらに「イ氏が潮の流れで漂流した場合、実際に発見された位置に移動する可能性はない」とも断定した。海洋警察は「体重72キロの模型を海に落として実験したところ、33キロの距離であれば、ライフジャケットを着て泳げば17時間ほどで到達できる」と主張した。
 この日の海洋警察の発表により、イ氏の射殺に関する北朝鮮からの通知文の内容が虚偽であることが明確になった。北朝鮮がイ氏に身元を確認しようとしたところ、イ氏は「大韓民国の誰それ」とはぐらかし、回答せず逃走しようとしたため銃撃したと北朝鮮は主張している。
 海洋警察は、北朝鮮がイ氏の遺体を損壊した状況については「国防部の資料に基づき、銃撃によることまでは確認した。遺体の損壊は確認できていない」と説明した。国防部と海洋警察がイ氏越北の状況を詳しく説明する中で、当初「焼却した」とした遺体損壊に関する情報は公開しなかった。
          高錫泰(コ・ソクテ)記者 , 姜栄洙(カン・ヨンス)記者


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/30/2020093080021.html
「朝鮮日報日本語版」 2020/09/30 10:30
■北に射殺された公務員の兄「韓国政府は8日たっても電話1本よこさず…越北発表はフィクション」
 延坪島近海で北朝鮮軍に射殺され、遺体を焼かれた海洋水産部(省に相当)公務員Aさん(47)が「北に渡った(越北)」という海洋警察の発表に対し、Aさんの兄イ・レジンさん(55)は「完全なフィクション(虚構)」だとして強く反発した。また、事件発生から8日たっても韓国政府から電話がないと語った。
 イさんは29日、ソウルのプレスセンターで外信向けの記者会見を開いた。会見の席でイさんは「韓国軍当局や韓国政府はゴールデンタイム中に弟を救助せず、自ら北に渡ったと断定している」とし「当時、弟がNLL(北方限界線)近くに来たとき、北朝鮮が無線交信で警告放送をして韓国軍が対応放送をしたが、なぜそのとき弟を救助しなかったのか」と語った。
 また「韓国の軍と海警は『弟が22日に越北した』というフレームをつくり上げて追い込んでいる」として「敵対国である北朝鮮の通信傍受内容は信じてやりながら、(弟については)大変な犯罪に追い込んでいる」とし「弟は長い間船長をやって、国家公務員として8年間祖国に献身し奉仕した、透徹した使命感を持った愛国者だった」「こんな経歴を持つ弟を越北者に追い込む韓国政府に、未来はどこにあるのかと問いたい」と主張した。
 イさんは「弟は国と兄が救助してくれるだろうと信じていたはずで、死ぬときは国と兄を恨みつつ、最後に目と胸には祖国を収めただろう」とし「金正恩(キム・ジョンウン)委員長に訴える。弟を返してほしい」と語った。
 さらにイさんは「今回の弟の事件で、(韓国政府の)深刻な人権抹殺と隠蔽(いんぺい)の状況は非現実的だということをかなり感じた」とし「きょうは事故からおよそ8日目になるが、ただの一度も政府から電話をもらったり連絡をもらったりしていない。先の土曜日、海洋水産部長官名義の慰労書の紙切れ1枚きり」と批判した。
 海警の中間捜査結果については「現場の調査とシミュレーションを通した経過を数種類提示すべきなのに、そういうものを提示せず急いで『越北』に追い込んだ」と語った。イさんは、本紙の電話取材でも「海警の発表は弟を犯罪者として放り出す反人倫的な仕打ち」「遺族の胸に刃を突き立てるな」とした。
          アン・ヨン記者


https://japanese.joins.com/JArticle/270737?servcode=200&sectcode=200
https://japanese.joins.com/JArticle/270738?servcode=200&sectcode=200
「中央日報日本語版」 2020.09.30 08:06
■北朝鮮の通知文は「うそ」…韓国政府はその日「40分の真実」知っていた

【写真】西海の北方限界線(NLL)付近の海上で行方不明になった公務員Aさんが乗船していた漁業指導船「ムクゲ10号」が25日午前、大延坪島(テヨンピョンド)付近の海上に停泊している。

 西海(ソへ、黄海)上で北朝鮮の銃撃によって亡くなった韓国海洋水産部公務員のイさん(47)が攻撃を受けた当時(今月22日)、北朝鮮軍の緊迫してやりとりをしている内部報告の状況を韓国軍が傍受していたことが分かった。北朝鮮によるイさんの射殺状況をほぼリアルタイムに把握していた軍と政府当局の対応が適切だったかをめぐり論争が起きている。
 国会国防委員会と情報委員会によると、軍はイさんが北側の船舶に発見された22日午後3時30分ごろから傍受を始めたという。午後9時を越えて北朝鮮海軍司令部からイさん射殺命令の通達があり、緊迫した状況に急変した。共に民主党所属の閔洪チョル(ミン・ホンチョル)国防委員長は29日、ラジオのインタビューで「(イさんを発見した北朝鮮警備艇が)上部に『どのように処理しましょうか』このような報告をする過程で、突然『射撃をしろ』。それで高速短艇が来て射撃をしたとの報告を受けた」と話した。
 当時、北朝鮮軍大尉級艇長が「射殺しろと? 本当ですか?」と問い直したという主張もメディアを通じて提起されたが、これに対して情報委のある関係者は「射殺しろと言ったのか、するなと言ったのか、(北朝鮮警備艇が)混乱していたという内容があった。似たような対話が行き来したのは間違いない」と伝えた。ただし閔委員長は問題の発言に対しては「明らかにすることはできない」と話した。
 これに対して、国防部はこの日「当時、わが軍が取得したさまざまな出処の諜報内容で『射殺』に言及した内容は全くない。したがって『射殺』という内容で関連機関と直ちに共有したという内容も事実ではない」という立場を出した。国防部は「ただし、わが軍は断片的な諜報を総合分析して、後で関連情況を確認することができた」と明らかにした。
 韓国軍は22日午後9時40分、北朝鮮軍警備艇がイさんを射殺した後、上部に報告する過程もリアルタイムで把握したという。これについて国防委のある関係者は「射殺以前にわが軍が国連等を通して送還要請はするべきだった」と指摘した。
 韓国軍の傍受が事実上公開されて「断片的な情報なので諜報の確認が必要だった』〔李仁栄(イ・イニョン)統一部長官〕、「電話をしているように現場の声を聞くことができたわけではない」〔青瓦台(チョンワデ、大統領府)姜ミン碩(カン・ミンソク)報道官〕という政府と青瓦台の説明は説得力に欠けるものになった。
 25日に北朝鮮が送ってきた通知文の内容もほぼ事実ではないことが明らかになった。北朝鮮が「逃走するような状況が造成されて艇長の決心の下で行動準則に従って射撃した」という主張は、北朝鮮軍の上部報告と相反する。この日、捜査結果を発表した海洋警察庁と軍は、イさんが越北意志を北側に伝達したと明らかにし、北側が「身分確認を要求したが、大韓民国の誰それだとごまかしてずっと返事をしなかった」と主張した内容を事実上否定した。これに先立ち、徐旭(ソ・ウク)国防部長官は24日、国防委に出席して「北朝鮮がこのように天人共怒させるような問題を起こすだろうとは考えもせず、情報を分析していた」とした。

【写真】北朝鮮の射殺によって亡くなった公務員イさんの兄であるイ・レジンさんが29日午後、記者会見を開いている。キム・サンソン記者

◆海洋警察「越北だ」捜査結果発表に…射殺公務員の兄「政府が越北側に話を持っていこうとしている」
 野党「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表はこの日、北朝鮮が「射撃後、接近して確認捜索をしたが正体不明の侵入者は浮遊物の上におらず、浮遊物だけを焼いた」と通知したことに関連し、「国防部が傍受を通じて『燃油を塗って焼けと話した』点を確認した」と公開した。同党のペ・ジュンヨン報道官は「今の与党の形態が、北朝鮮が電話通知文を通じてしたという謝罪の誠意だけを信じたいだけで、実体的な事実とその内容は詳しく見たくなく、関心もないのではないのかと疑う」と主張した。反面、与党「共に民主党」の金太年(キム・テニョン)院内代表は「国民の力は悲劇的事件を利用して冷戦の本性を表わしている」と話した。
 海洋警察は「北側は行方不明者だけが知っている名前、年齢、故郷など身元情報を詳細に把握していた」と明らかにした。イさんがライフジャケットを着て浮遊物に身を預けた状態で30キロ以上にもなる距離を泳いで越北したという趣旨で説明しながらだ。海洋警察のユン・ソンヒョン捜査情報局長は「当時の波の高さや水温、イさんの健康状態や水泳能力など、さまざまな変数があり、長時間の水泳が可能かどうかを判断することは難しい」としつつも「ライフジャケットなどを着用した場合、移動することができるという専門家の意見がある」と話した。
 海洋警察はまた、イさんが3億3000万ウォン(約2980万円)の借金があり、このうちインターネット賭博によるものが2億6800万ウォン程度になると公開した。失踪直前には、息子に電話口で「一生懸命に勉強しなさい」と話していたことが調査で分かった。
 海洋警察は「イさんが公務員生活をしながら債務が発生して利子が滞る状況が続いた。単に債務があるという理由だけで越北を断定するのは難しいが、国防部の資料ではイさんが越北意志を表現した情況などもあり、越北と結論を下した」と説明した。これに対し、イさんの兄であるイ・レジンさんはこの日、ソウル外信記者クラブで記者会見を開き「政府は弟が越北したと断定して途方もない犯罪に追い込んでいる」と批判した。


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37900.html
「The Hankyoreh 」 2020-09-30 09:24
■海洋警察、軍の情報と潮流分析の結果「越北」と判断…遺族「責任を問う」と反発
 失足や自殺を図ったの可能性は事実上ないと結論 
 「オンライン・ギャンブルの借金など債務3億3千万ウォン」 
 「金銭問題だけで越北と断定するのは難しい」 
 行方不明者の実兄「推定だけで結論」、法的対応予告

【写真】失踪者を捜索する海洋警察=海洋警察庁提供//ハンギョレ新聞社

 海洋警察が北朝鮮の銃撃で死亡した海洋水産部漁業指導船の船員A氏(47)を越北と判断した根拠は、国防部が確保した「機密情報」と「潮汐・潮流分析結果」だった。海洋警察捜査官が国防部を訪れ確認した内容によると、A氏が北朝鮮側で見つかった当時、救命胴衣を着用しており、浮遊物に頼ったまま脱力状態だった。浮遊物は長さ約1メートルで、腰かけることができ、横になって足で漕ぐことができる形と推定される。A氏は行方不明になる前、操舵室では救命胴衣を着用していなかった。
 海警はまた、北朝鮮側がA氏の名前や年齢、故郷、身長など個人情報を詳しく把握していた点も確認した。特に、A氏が「越北の意思」を表現した情況も確保した。ただし、機密情報を入手した経緯などは明らかにしていない。海洋警察関係者は「国防部から捜査に関する資料や証拠確保のために限られた範囲内で協力してもらった。閲覧資料に関しては確認できない」と述べた。
 海洋警察はまた、単なる過ちや自殺を図った可能性は事実上ないと見ている。国立海洋調査院や国立海洋科学技術院、船舶海洋プラント研究所など国内4機関に依頼し、失踪当時の潮汐・潮流を分析した結果、単純漂流すれば小延坪島を中心に反時計回りに回って南西に漂流したはずだという。漂流予測で分析機関別に距離の違いはあったものの、漂流方向はすべて一致した。ところが、A氏は漂流予測地点から約33.3キロメートル離れた北朝鮮登山岬付近の海上で銃撃された。被弾推定場所は、韓国軍が北朝鮮を監視する過程で「火花」を観測した場所だ。人為的な努力なしには、実際の発見位置まで辿り着ける可能性はほとんどないというのが、海洋警察の説明だ。
 海洋警察はA氏の債務関係にも注目した。調べによると、A氏は約3億3000万ウォン(約3千万円)の借金があることが分かった。このうち、2億6800万ウォン(約2400万円)がオンライン・ギャンブルによるものだという。ただ、金銭問題だけで越北を断定することは難しいと海洋警察は説明した。海洋警察は、A氏が勤務していたムグンファ10号の故障した監視カメラ(CCTV)から、行方不明の前日である今月20日午前8時2分まで録画された731本の映像を分析したが、行方不明に関する手がかりは見つからなかった。海洋警察庁は現在、精密鑑識のため、監視カメラのハードディスクの原本を国立科学捜査研究院に送り、分析結果を待っている。
 A氏の家族は、海洋警察が「越北」と判断した捜査結果の発表に反発し、法的対応を予告した。A氏の実兄はハンギョレの電話インタビューで「海洋警察は、軍が北朝鮮通信信号を傍受した機密情報など正確でもない根拠で弟が越北したと断定した」とし、「弁護士の助力を受けて死者名誉毀損罪などで必ず責任を問う」と話した。さらに「36時間漂流して敵国に発見され、威嚇を受ける状況で身元情報などを問われれば答えるしかないのではないか」とし、「捜査機関が現場で実際漂流する過程を再現することもなく、情況と推定だけで結果を導き出した」と批判した。
イ・ジョンハ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
http://www.hani.co.kr/arti/area/capital/964060.html
韓国語原文入力:2020-09-30 02:30


https://japanese.joins.com/JArticle/270735?servcode=200&sectcode=200
「中央日報日本語版」 2020.09.29 17:41
■「燃油塗って燃やせとモニタリングで確認」…北朝鮮の否定でも明らかになる蛮行の状況
 北朝鮮軍によって射殺された海洋水産部所属公務員のイさんの遺体損壊の有無が政界の争点に浮上した。国防部と北朝鮮の説明が食い違っている上に、与野党の立場の差も大きいからだ。
 野党「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は29日のラジオインタビューなどで「(北朝鮮が)『燃油を塗って(遺体を)燃やせと言った』ということを国防部がSI(モニタリングなどによる特別取り扱い情報)で確認した」と話した。国防部の非公開報告を通じて把握した内容を公開したのだ。朱院内代表は「遺体を傷つけた、焼却したというのに、(与党は)北朝鮮がそうではないというのでその言葉を信じようという。これが話になるのか」と付け加えた。
 前日に国防部と合同参謀本部を訪問した「国民の力」の議員もこの日の会見で、「合同参謀本部は北朝鮮が韓国国民の遺体を傷つけたという内容を再確認した」と強調した。軍が24日に北朝鮮軍がイさんの遺体を燃やす蛮行を犯したと発表した立場を維持したという意味だ。
 国防部のこうした立場維持は北朝鮮からの通知文への反論の性格も帯びている。北朝鮮の統一戦線部は25日に送った通知文で、「射撃後に捜索したが正体不明の侵入者(イさん)は浮遊物になく、浮遊物は現地海上で焼却した」とした。浮遊物を燃やしただけで遺体を傷つけたことはないという主張だ。
 ただ「塗って燃やせ」という表現をめぐっては「国民の力」党内でも異なる解釈が出ている。TF所属の韓起鎬(ハン・ギホ)議員は朱院内代表の発言に対し、「漂流者と(北朝鮮の)艦艇は相当な間隔を維持していたため、(燃油を)塗ったというのは話にならない。燃油を塗ったという報告はなかった。状況上、油をかけたとしても、水に浮いているのにどのように追いかけて油を塗るのか」と述べた。
 国防委員会所属の別の議員は「非公開会議で国防部が『塗って燃やせ』という言葉を確認したという趣旨で説明はした。塗るというのが実際に塗るという内容なのか、油をかけたということをそのように言ったのかはわからない」と説明した。
 これに対し「共に民主党」は遺体損壊など事件の全貌を把握するためには北朝鮮との共同調査が優先という立場だ。金栄鎮(キム・ヨンジン)院内首席副代表はこの日ラジオに出演し、「北朝鮮で浮遊物を燃やしたと言及した状況で、その問題を強調して緊張を高めさせ、言葉の爆弾をやりとりするより、実体的真実を糾明して責任者を処罰するのが重要なこと」と話した。
 国防部の「遺体損壊確認」報告と関連しては多少曖昧な反応を見せた。国会国防委員長である民主党のミン・ホンチョル議員はラジオインタビューで、「われわれには『燃やしたのではないかと推定する』というように報告されており、具体的な情報があるようだ」とした。「韓国軍も推定する部分か」という質問には「そうだ」と答え、「軍の報告と北朝鮮の通知文に多少の違いがあり、どちらが合っているのかは正確に事実関係を確認してみなければならない」と付け加えた。
 これに対し民主党内でも国防部の発表に同調する発言が出ている。陸軍大将出身である金炳周(キム・ビョンジュ)議員はこの日のラジオインタビューで「国防部の発表内容は韓米の情報収集を総合して判断したもので、非常に信頼度が高くファクトを根拠とする。北朝鮮は実質的に精密調査をしないようだ。韓米の情報と北朝鮮の主張を比較するのは話にならない」と明らかにした。「遺体を燃やした」という国防部の立場に重きを置いたものだ。
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「レバノン首都に「武器庫」とイスラエル首相 ヒズボラ、即座にその場所を公開」

2020年10月01日 | 国家・社会
https://www.afpbb.com/articles/-/3307308
「AFP」 2020年9月30日 13:32
■レバノン首都に「武器庫」とイスラエル首相 ヒズボラ、即座にその場所を公開

【写真】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が「武器庫」と主張したレバノン・ベイルート郊外倉庫を公開したヒズボラのツアーに詰めかけた報道陣(2020年9月29日撮影)。(c) ANWAR AMRO / AFP
【写真】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が「武器庫」と主張し、ヒズボラが報道陣に公開したレバノン・ベイルート郊外にある倉庫の内部(2020年9月29日撮影)。(c) ANWAR AMRO / AFP 

【9月30日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は29日、国連(UN)総会の演説で、レバノンの首都ベイルートの国際空港にも近い「ガソリンスタンド」のすぐ横にイスラム教シーア派(Shiite)政党・武装組織ヒズボラ(Hezbollah)の武器工場があると主張した。だが、ヒズボラはこの主張を即刻否定し、報道陣に該当する場所を公開した。
 エルサレム(Jerusalem)からビデオ演説を行ったネタニヤフ氏は、ヒズボラが拠点としているベイルート南郊ジュナー(Jnah)に「秘密の武器庫」があるとして地図や画像を示した。
 精密誘導ミサイルの工場と疑われたこの建物は、「数メートル離れたガソリンスタンド」と約50メートル離れた「ガス会社」の建物に挟まれる形で建っており、ネタニヤフ氏はもしも爆発すれば、8月にベイルートの港湾地区で190人以上が死亡、数千人が負傷した大規模爆発のような「新たな悲劇が起きかねない」と警告した。
 イスラエルが示した画像は調理用ガスボンベの倉庫のようで、グーグルマップ(Google Maps)で検索すると近くには複数のガソリンスタンドがある。
 だが、ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師もテレビ演説で、ネタニヤフ氏はうそをついていると非難。「われわれはベイルートの港にも、ガソリンスタンドの近くにもミサイルを置いていない」と述べ、指摘されたジュナーの施設の内部を報道陣に公開すると宣言した。
 それから1時間とたたずに問題の場所で数十人を招いた報道陣向けのツアーが行われ、AFPのフォトグラファーも参加。2階建ての倉庫の内部に重機や複数の大型燃料タンクが置かれているのを確認した。従業員の説明によると、タンクはその倉庫で製造されたものだという。
 ヒズボラの広報担当モハマド・アフィフ(Mohammad Afif)氏は、「普通の工場だ」と説明。「敵(イスラエル)が繰り返しているわれわれに対する告発はすべて虚偽にすぎない」と語った。
 報道陣が倉庫を見学する中、ヒズボラの支持者らが現れ、ナスララ師をたたえる言葉や「私たちがあなたのミサイルだ!」といったスローガンを叫んでいた。
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