https://www.afpbb.com/articles/-/3276249?cx_part=latest
「AFP」 2020年3月31日 14:16 発信地:カンパラ/ウガンダ [ ウガンダ アフリカ ]
■「アフリカに新型ウイルスはない」主張した牧師を訴追 ウガンダ
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず果物の路上販売を行う女性をむちで打つ警官(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策による外出禁止令を受けて車がなくなったタクシー乗り場(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策による外出禁止令を受けて薬局の前に並ぶ人々(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず路上にいた人を拘束する警官ら(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず果物の路上販売を行う人々を追い払う警官(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策による外出禁止令を受けて人けの少なくなったタクシー乗り場(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず路上にいる人々に帰宅を命じる警官ら(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず果物の路上販売を行う人々をむちで追い払う警官(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【3月31日 AFP】ウガンダの警察当局は30日、アフリカに新型コロナウイルスは存在しないと主張したとされる著名牧師が訴追されたと発表した。
地元テレビ局によると、オーガスティン・イガ(Augustine Yiga)牧師は27日、自らが率いるキリスト・リバイバル教会(Revival Christian Church)で「ウガンダやアフリカには新型コロナウイルスは存在しない」と発言。これを受けて検察当局はイガ牧師を訴追した。
警察は「新型コロナウイルスの感染拡大を招くような行為」によってイガ牧師が訴追、勾留されたと発表。「アフリカやウガンダに新型コロナウイルスが存在しないという主張は、政府のウイルス対策を損なうもので、かつウイルス感染の抑止・予防のための指針順守が緩むという甚大な危険に人々をさらすものだ」と批判した。
一方でイガ牧師の弁護人は、ウイルス拡散を促したという起訴内容を本人は否定していると述べた。同牧師は最長7年の実刑判決を受ける可能性がある。
ウガンダではこれまでに33人の新型ウイルス感染者が報告されている。先週は自主隔離中だったホテルから逃走しようとした中国人6人と手助けしたとされるウガンダ人2人が、「感染を拡散させるような行為」をしたとして首都カンパラで起訴された。中国人のうち2人は、新型ウイルスの検査で陽性反応を示していたという。
https://www.asahi.com/articles/ASN3X7K2LN3WUHBI033.html
「朝日新聞デジタル」 2020年3月28日 23時13分 ヨハネスブルク=石原孝
■感染拡大したアフリカ 南アの外出制限「まるで刑務所」
【写真】外出制限が始まった南アフリカのケープタウンで27日、警備にあたる軍兵士=ロイター
新型コロナウイルスの感染者がアフリカ各国で急増している。初の感染者が確認されてから1カ月余りで感染者は計約4200人に増加。54カ国のうち46カ国に感染が広がり、死者は130人を超えた。
28日にアフリカ最多の1187人の感染者が確認された南アフリカは、26日深夜から3週間にわたって国境を封鎖し、外出制限が始まった。食料品店や銀行などを除いて店は閉まり、日本企業の事務所が多いヨハネスブルクのサントン地区もひっそりとしていた。パンや飲料水を売っていた男性店主は「お客は全然いない」と嘆いた。
そこから約4キロ離れた旧黒人居住区アレクサンドラでは、治安維持のためにマスク姿の軍兵士が配置され、住民たちに建物の中に入るよう促した。地元当局は27日夜、各地で外出制限令を破ったとして一晩で55人を逮捕したと発表した。
南アフリカで新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたのは今月5日。イタリア旅行から帰国した38歳の男性だった。その後も欧州から入国した人たちを中心に感染者が増え、国内感染も判明。27日には女性1人が死亡したことが明らかになった。
南アフリカの失業率は約30%に上り、経済的に貧しい地域では、自宅に水道設備がない家も少なくない。露天商や日雇いの仕事で生計を立てている人も多いが、外出制限によってビジネスも停止に追い込まれた。プレトリアの旧黒人居住区に住むムバリ・ンコシさん(27)は「多くの人が収入源を失い、外にも自由に出られなくなった。酒の購入も禁止になり、『刑務所に入れられているようだ』と不満をため込む人が多い」とこぼした。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031101174&g=int
「時事ドットコムニュース」 2020年03月12日14時02分
■新型コロナ、アフリカ拡大に懸念 弱い医療、対応急務
【写真】10日、ナイジェリアの最大都市ラゴスの美術ギャラリーで、新型コロナウイルス感染防止のため、手を消毒する男性(EPA時事)
【ロンドン時事】新型コロナウイルスの感染が世界中に広がる中、アフリカ大陸では現在のところ大規模流行は抑えられているもようだ。しかし、医療設備が整っていない貧困国が多いアフリカでひとたび流行が始まれば、「壊滅的な結果」(英BBC放送)が待ち受けているとされ、予防への対応が急務となっている。
世界保健機関(WHO)によると、アフリカで10日までに確認された感染者はエジプトから南アフリカまで計11カ国で約100人。感染が急増するアジアや欧州と比べ、拡大のスピードは抑制されていると言える。アフリカでは2014~16年、西部でエボラ出血熱が流行し1万人以上が死亡しており、ある人道援助団体職員は英紙ガーディアンに「われわれはエボラ危機から(感染症対策に)重要なことを学んだ」と語っている。
【写真】新型コロナウイルス感染者が確認されたカメルーンの病院前で、マスクをして歩く市民=6日、ヤウンデ(AFP時事)
しかし、衛生状態やインフラ事情が悪い農村部や貧困地域では医療サービスの不足が深刻で、病院さえない所も多い。そうした中でいったんウイルスが持ち込まれれば、瞬く間に感染が広がる可能性が高い。WHOのテドロス事務局長は「医療保健制度が脆弱(ぜいじゃく)な国にウイルスが広がることが最大の懸念だ」と述べている。
各国政府も流行阻止へ対策を急ぐ。ルワンダは8日、国内で感染が確認されていないにもかかわらず予防策としてコンサートなど大規模イベントを禁止した。ケニアも欧州の一部地域と結ぶ直行便の運航を停止。ウガンダも中国やイタリアなどからの訪問者を2週間隔離する措置を取った。
「AFP」 2020年3月31日 14:16 発信地:カンパラ/ウガンダ [ ウガンダ アフリカ ]
■「アフリカに新型ウイルスはない」主張した牧師を訴追 ウガンダ
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず果物の路上販売を行う女性をむちで打つ警官(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策による外出禁止令を受けて車がなくなったタクシー乗り場(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策による外出禁止令を受けて薬局の前に並ぶ人々(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず路上にいた人を拘束する警官ら(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず果物の路上販売を行う人々を追い払う警官(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策による外出禁止令を受けて人けの少なくなったタクシー乗り場(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず路上にいる人々に帰宅を命じる警官ら(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【写真】ウガンダ・カンパラで、新型コロナウイルス対策として外出禁止が指示されたにもかかわらず果物の路上販売を行う人々をむちで追い払う警官(2020年3月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA / AFP
【3月31日 AFP】ウガンダの警察当局は30日、アフリカに新型コロナウイルスは存在しないと主張したとされる著名牧師が訴追されたと発表した。
地元テレビ局によると、オーガスティン・イガ(Augustine Yiga)牧師は27日、自らが率いるキリスト・リバイバル教会(Revival Christian Church)で「ウガンダやアフリカには新型コロナウイルスは存在しない」と発言。これを受けて検察当局はイガ牧師を訴追した。
警察は「新型コロナウイルスの感染拡大を招くような行為」によってイガ牧師が訴追、勾留されたと発表。「アフリカやウガンダに新型コロナウイルスが存在しないという主張は、政府のウイルス対策を損なうもので、かつウイルス感染の抑止・予防のための指針順守が緩むという甚大な危険に人々をさらすものだ」と批判した。
一方でイガ牧師の弁護人は、ウイルス拡散を促したという起訴内容を本人は否定していると述べた。同牧師は最長7年の実刑判決を受ける可能性がある。
ウガンダではこれまでに33人の新型ウイルス感染者が報告されている。先週は自主隔離中だったホテルから逃走しようとした中国人6人と手助けしたとされるウガンダ人2人が、「感染を拡散させるような行為」をしたとして首都カンパラで起訴された。中国人のうち2人は、新型ウイルスの検査で陽性反応を示していたという。
https://www.asahi.com/articles/ASN3X7K2LN3WUHBI033.html
「朝日新聞デジタル」 2020年3月28日 23時13分 ヨハネスブルク=石原孝
■感染拡大したアフリカ 南アの外出制限「まるで刑務所」
【写真】外出制限が始まった南アフリカのケープタウンで27日、警備にあたる軍兵士=ロイター
新型コロナウイルスの感染者がアフリカ各国で急増している。初の感染者が確認されてから1カ月余りで感染者は計約4200人に増加。54カ国のうち46カ国に感染が広がり、死者は130人を超えた。
28日にアフリカ最多の1187人の感染者が確認された南アフリカは、26日深夜から3週間にわたって国境を封鎖し、外出制限が始まった。食料品店や銀行などを除いて店は閉まり、日本企業の事務所が多いヨハネスブルクのサントン地区もひっそりとしていた。パンや飲料水を売っていた男性店主は「お客は全然いない」と嘆いた。
そこから約4キロ離れた旧黒人居住区アレクサンドラでは、治安維持のためにマスク姿の軍兵士が配置され、住民たちに建物の中に入るよう促した。地元当局は27日夜、各地で外出制限令を破ったとして一晩で55人を逮捕したと発表した。
南アフリカで新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたのは今月5日。イタリア旅行から帰国した38歳の男性だった。その後も欧州から入国した人たちを中心に感染者が増え、国内感染も判明。27日には女性1人が死亡したことが明らかになった。
南アフリカの失業率は約30%に上り、経済的に貧しい地域では、自宅に水道設備がない家も少なくない。露天商や日雇いの仕事で生計を立てている人も多いが、外出制限によってビジネスも停止に追い込まれた。プレトリアの旧黒人居住区に住むムバリ・ンコシさん(27)は「多くの人が収入源を失い、外にも自由に出られなくなった。酒の購入も禁止になり、『刑務所に入れられているようだ』と不満をため込む人が多い」とこぼした。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031101174&g=int
「時事ドットコムニュース」 2020年03月12日14時02分
■新型コロナ、アフリカ拡大に懸念 弱い医療、対応急務
【写真】10日、ナイジェリアの最大都市ラゴスの美術ギャラリーで、新型コロナウイルス感染防止のため、手を消毒する男性(EPA時事)
【ロンドン時事】新型コロナウイルスの感染が世界中に広がる中、アフリカ大陸では現在のところ大規模流行は抑えられているもようだ。しかし、医療設備が整っていない貧困国が多いアフリカでひとたび流行が始まれば、「壊滅的な結果」(英BBC放送)が待ち受けているとされ、予防への対応が急務となっている。
世界保健機関(WHO)によると、アフリカで10日までに確認された感染者はエジプトから南アフリカまで計11カ国で約100人。感染が急増するアジアや欧州と比べ、拡大のスピードは抑制されていると言える。アフリカでは2014~16年、西部でエボラ出血熱が流行し1万人以上が死亡しており、ある人道援助団体職員は英紙ガーディアンに「われわれはエボラ危機から(感染症対策に)重要なことを学んだ」と語っている。
【写真】新型コロナウイルス感染者が確認されたカメルーンの病院前で、マスクをして歩く市民=6日、ヤウンデ(AFP時事)
しかし、衛生状態やインフラ事情が悪い農村部や貧困地域では医療サービスの不足が深刻で、病院さえない所も多い。そうした中でいったんウイルスが持ち込まれれば、瞬く間に感染が広がる可能性が高い。WHOのテドロス事務局長は「医療保健制度が脆弱(ぜいじゃく)な国にウイルスが広がることが最大の懸念だ」と述べている。
各国政府も流行阻止へ対策を急ぐ。ルワンダは8日、国内で感染が確認されていないにもかかわらず予防策としてコンサートなど大規模イベントを禁止した。ケニアも欧州の一部地域と結ぶ直行便の運航を停止。ウガンダも中国やイタリアなどからの訪問者を2週間隔離する措置を取った。