三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「パネル展「戦争の加害」が横浜で開催 「子供に正確な歴史観を持ってもらいたい」」

2018年06月10日 | 国民国家日本の侵略犯罪
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2018-05/03/content_51097928.htm
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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年5月3日15:00:09
■パネル展「戦争の加害」が横浜で開催 「子供に正確な歴史観を持ってもらいたい」
 戦争は一枚の鏡で、平和の尊さへの人々の認識を深める。日本の市民団体が主催するパネル展「戦争の加害」が、4月26日から5月2日にかけて神奈川県横浜市で開かれた。慰安婦、南京大虐殺、重慶大爆撃、731部隊、毒ガス戦などをテーマとする大小さまざまな225枚のパネルを展示。文字、図表、地図、写真などの各種形式により、日本の中国などのアジア諸国への侵略が、各国民に深く重大な災いをもたらした歴史の事実を詳細に説明し、人々に歴史を銘記し歴史を鑑とするよう呼びかけた。
 横浜市在住の30代の日本人男性は26日、パネル展の見学を終えると「すべてのパネルから感銘を受けた。歴史を振り返らなければ、未来に盲目になる。南京大虐殺という歴史については動かぬ証拠が山とあり、否定することは許されない。多くの若者がパネル展に足を運ぶことを願う」というメッセージを残した。

★「南京大虐殺という悲劇には動かぬ証拠が山とある」
 パネル展「戦争の加害」は賑やかな横浜駅から徒歩5分の、かながわ県民センターで開かれた。通りすがりの多くの日本人が入口のポスターに関心を持ち、館内に入り見学した。
 展示の第一部分は、中国侵略日本軍が慰安所を設置した背景、慰安所の分布図、強制的に慰安婦にされた女性の悲惨な経験などを詳細に展示した。
 「南京大虐殺は存在したか?」「存在した。当時の日本軍も認めていた」「南京大虐殺はいつ、どこで起きたか?」「南京大虐殺は1937年12月に、南京城及び周辺で起きた」同パネル展は一問一答形式で南京大虐殺の基本的な事実を強調し、かつ当時の日本の新聞や地図などの関連資料を通じ、南京大虐殺の具体的な内容を紹介した。
 横浜市在住の70代の日本人男性は26日、見学を終えると「南京大虐殺という悲劇には動かぬ証拠が山とある。一人の日本人として、南京大虐殺という歴史の事実を認めない人がいることを、この上なく恥ずかしく思っている。日本の加害という歴史の事実を記録した資料を良く保存し、次の世代に伝えることは非常に重要だ」というメッセージを残した。
 会場内ではある男の子が、パネル一枚一枚をじっと眺めていた。「これを見て、とてもショックだった」日本人の父、フィリピン人の母を持つこの小学4年生の男の子は、見学後に本紙記者に語った。彼はこの建物の上階で塾に通い、宣伝ポスターを目にし見学しようと思い立った。すべての展示内容を理解できるわけではないが、幼い心に深い印象が刻み込まれた。

★「子供に正確な歴史観を持ってもらいたい」
 主催者側は開催期間中、日本の毒ガス戦問題研究専門家の北宏一朗氏、細菌戦問題研究学者の奈須重雄氏らを招待し、座談会を開いた。30日午後には「日本の教科書は日本の加害の歴史をどのように記述しているか」をテーマとする講座を聞こうと、展示ホール付近の会議室に市民が集まった。白髪の高齢者もいれば、若者の姿もあった。
 講師の竹岡健治氏は元小学校教員だ。竹岡氏は日本の教科書が侵略の歴史をどのように記述しているかに関心を持っており、1年の時間を費やし戦後から現在までの教科書を調べ、そのうち侵略戦争に関連する記述を整理しまとめ上げ、会議室の壁に貼り付けた。
 「子供に正確な歴史観を持ってもらいたい」東京都在住の福井さんは、小学2年生の息子のために横浜を訪れ、講座を聴講し展示内容を見学した。彼女は慚愧に堪えぬ様子で本紙記者に対して「保護者である私はこの歴史に詳しくなく、子供が正確な歴史観を打ち立てるためサポートできない。今日は私にとって非常に良い機会であり、この悲惨な歴史を学ぶことができる。それから息子には、歴史を正確に認識して、初めて未来を切り開くことができると教えたい」と話した。
 大学2年生の立川さんは、母、おばの3人と2時間をかけ展示パネルに目を向け、意見を交わした。立川さんは「学校では日本人も戦争の被害者という内容を学んだが、日本が周辺諸国を深く傷つけた歴史についてはあまり理解していなかった。見学を終えると、歴史を直視することで悲劇の再演を回避できるという思いが強まった」と述べた。
 「日本がかつて中国などのアジア諸国を侵略し、各国民に重大な被害をもたらした歴史の事実を、多くの日本人に知ってもらいたい。主催者側が日本各地でパネル展を開くことを心から願う。また息子にはSNSで、このパネル展を紹介して欲しい」立川さんの母は、多くの人が見学に足を運ぶことを強く願っている。

★「すべての日本人が見るべき」
 情報によると、日本の市民団体によるこのパネル展は今回が3回目で、昨年は約2000人の見学者を集めた。大多数の展示パネルは、その他の市民団体から提供されている。多くの一般市民は講座を聴講し、パネル展の見学を終えると、自分の歴史に対する反省、平和への願いを記す。歴史の忘却は、裏切りを意味する。
 神奈川県平塚市在住の60代の女性は、「主催者側が圧力に耐えパネル展を開催したことに、深く敬意を表する。日本がアジア諸国を侵略し、各国民に深く重大な災いをもたらした加害の歴史を否定する人を理解できない。日本人はこの不名誉な歴史をはっきり認識する必要がある」というメッセージを残した。
 元衆議院議員の大森猛氏も、日本の中国侵略戦争に関連するパネル展を開いたことがある。大森氏はこの歴史に詳しいが、それでも見学するため会場を訪れた。大森氏は記者に対して「過去の経験を忘れず将来の戒めとする。展示された資料は非常に貴重なもので、保存し続ける必要がある」「すべての日本人が見るべきだ」と話した。また「日本がかつて中国を侵略し、中国人に大きな被害をもたらした歴史の事実を、すべての日本人に知らせるべきだ」と強調した。非常に残念なことに、日本の学校教育では南京大虐殺や慰安婦などの侵略の歴史について言及することがほとんどない。
 東京都在住の50代の女性は28、29日と2日続けて講座を聴講した。「3時間かけてパネル展を見学した。各パネルの内容は、人に反省を強いる。私は今後もこの加害の歴史の学習を続ける」
 竹岡氏は本紙記者に対して「歴史を鑑とすることで、初めて未来に向かうことができる。市民のメッセージには励まされた。歴史の悲劇の再演を回避するため、我々はパネル展を開催し続ける」と語った。


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