この日は空気が澄んでいて、非常に明るい太陽が出てきました。
ある程度近景を生かそうとした為に、太陽の色が真っ白になってしまいました。
太陽の色を出す為にはもう少しアンダーに撮る必要がありますが、そうすると近景の島影や海が真っ黒になってしまいます。フィルムカメラではこのような条件の時はいつも露出に悩まされます。フィルムカメラでは無理なことかも知れません。
フィルムのラチチュードの範囲の限界です。
モノクロフィルムではゾーンシステムの技法を使用すればラチチュードを広げることが出来るのですが、日の出の撮影には適していません。
今度もダルマ太陽とは言えませんでした。
2011.09.16 玉野市にて
