アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(アキバ系)何と言えばいいのか・・・

2006-11-15 21:34:19 | Weblog
 久々のオリコンネタです。

 秋の新番組の主題歌が、続々とランクインしていますが、アニメソングについては、春ほどの躍進は今回あまり見られません。
 堀江由衣がリーダーを努めるAice5の曲で、「乙女はお姉様(ボク)に恋してる」の主題歌、「Love Power」が、強敵が多い週に発売された影響で初登場13位に甘んじたものの、枚数に関しては1.7万枚と、U局系深夜アニメとしては大健闘といえる数字を記録。その後も、20位、26位と上位に踏みとどまっています。

 そんな中、大注目のアニメソングが11月8日に発売されました。アニメ「ネギま!?」の主題歌で、出演声優の4人が歌う「1000%SPARKING!」です。

 前作のアニメ「魔法先生ネギま!」の主題歌で、歌う声優を変えて7枚もリリースされた「ハッピー☆マテリアル」は、毎回毎回オリコンの上位を賑わしました(以前、全てが5位以内・・・と書きましたが、これは間違いでした。すみません。)。その新作ということで、相手次第ではついに念願の1位獲得まで期待されました。

 しかし、発表された11月20日付オリコンウィークリーでは、順位は7位にとどまりました。しかも、枚数は1.6万枚にも届いていません。今回の1位(モー娘。)は4.1万枚弱というレベルで、「ハッピー☆マテリアル」のレベルの売り上げなら、或いは1位もあり得たというほど、今回のオリコンは低レベルだったのですが、売り上げは全く伸びませんでした(それでも、声優でオリコン7位なら立派なんですが・・・)。

 この件に関し、思うことは2つあります。
 まずは、今回売り上げが伸びなかった原因です。以前、このブログで「ネギま!?」について書いたことがありますが、その内容が予想以上の反感を買ったのではないでしょうか?また、肝心の歌についても、テレビで流されたのはサビ以外セリフが延々と流れるというものでした。本当は、サビ以外の部分にも歌は付いているのですが、それが放送で流されることは、少なくともCD発売までには1度もありませんでした。私も実はこのCD買いましたが、もしかしてサビ以外歌はないんじゃないかと思ったくらいです。製作者側としては、意表を突いたのかもしれませんが、これが裏目に出たのかもしれません。

 もう一つは、今回の売り上げの数字についてです。
 オリコンでは、デイリーランキングも発表していますが、この曲の順位推移は8,6,7,9,12,14位と推移しました。しかし、このデイリーチャートには、アニメイト、ゲーマーズといった、アニメグッズ販売店での売り上げが計上されていないらしく、それらが計上されてくるのがウィークリーチャートからということで、そのせいでデイリーチャートで20位に一度も入らなかった曲が、ウィークリーでは7位にランクインしたことがありました。このような現象を、「アニメイト効果」などと呼ばれているようです。
 ということで、デイリーチャートが先ほどのような状況なら、普通に考えても5位以内は堅く、或いは史上最高位の2位まであり得るのではと考えられていましたが、結果は7位ということで、初日より1ランクアップしただけにとどまってしまいました。
 今回のジャケットについても、声優の顔写真などは全くなく、メインヒロインである神楽坂明日菜に、主人公のネギ・スプリングフィールド、後は歌のメンバーに加わっている近衛木乃香、桜崎刹那がジャケットを飾っているわけで、一般のレコード店で購入するのは少し恥ずかしいデザインです。従って、アニメ専門店でかなり購入されたと思うのです。Aice5の場合は、アニメ専門店の売り上げで1万枚以上上乗せがあったと推測されており、今回同程度の上乗せがあったとすれば、少なくとも2万枚~3万枚程度の売り上げはあったと予想できるのですが、実際は1.6万枚未満でした。
 もし、デイリーチャートが全て20位程度という結果なら、今回の結果も納得がいったのですが、今回のあまりに「アニメイト効果」が表れていないというのは、いったいどういうことなんでしょうか?普通に考えれば、アニメ専門店での売り上げが散々な結果だったということなんでしょうが、それなら一般の店舗の売り上げであると考えられるデイリーチャートで上位に入った理由が説明できません。そう考えると、今回から実はアニメ専門店の売り上げも、デイリーチャートに入っていたか、或いは(うがった考え方をすると)、何らかの理由で、今回はアニメ専門店の売り上げが、ウィークリーチャートに反映されなかったのではないかと思うのですが・・・。
 現実的に、一番考えられるのは、集計方法が違うってことでしょうか?1.6万枚という数字の信憑性について、頭から疑うわけではないのですが、腑に落ちないという気持ちは捨て切れません。

 個人的な感想を言うと・・・。
 セリフ演出は私もどうかと思いますが、歌としての出来は決して悪くないと思います。印象に残るオープニングについても、過去の新房監督作品である「月詠」「ぱにぽにだっしゅ!」に負けないインパクトがあると思います。少なくとも、売り上げが半分以下になるほどひどい曲だとはとても思えません。
 ただ、「ネギま!?」という作品全体として考えると、少々物足りなさを感じています。前作は、本当に1話を見ただけでDVDの購入を決めましたが、今回は5話くらいまで見ても、まだ踏ん切りがつかないです。別にネギまに対して、あるべき姿というものを自分の中で持っているわけではないのですが、何か違うなあというものを感じているのも事実です。
 アニメソングの場合は、いくら曲が良かろうと、作品の人気が大きく売り上げに影響する事は言うまでもありません。そういう意味では、その点が受け入れられなかったのかなという気もします。

 ということで、今後もネギま関係のCDは出ると思いますが、声優初のオリコンウィークリー1位は、かなり遠ざかったように思います。やはり涼宮ハルヒに期待するしか・・・。

 おまけ。
 今日は今週の新曲がデイリーチャートに登場していますが、声優の水樹奈々が5位に入っています。実はアニメソングではなく、プレステのゲームの主題歌ということなんですが、デイリーで5位とは、素晴らしいスタートと言っていいでしょう。上位進出を期待したいですが、彼女は声優としては最高位である2位を獲得したことがあるし、1位はいくらアニメイト効果があっても無理でしょう(ミスチルの新曲があるから)。とはいえ、4度目のベストテン入り、2度目のベスト5入りを果たして欲しいと思います。

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