アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(地方競馬など)車で九州へ

2013-10-12 22:06:42 | 地方競馬
 以前テレビ放送された15分アニメ、「波打際のむろみさん」のブルーレイ購入者イベントは、全3巻購入者なら全員参加できるイベントでした。

 問題は開催場所。東京と福岡から好きな方を選ぶことができるというものでした。岡山から言えば、当然福岡の方が近いのですが、普通に新幹線で行けば片道1万1千円ほどかかります。これでは、飛行機の早割で東京に行くのとほとんど変わりません。大阪や兵庫(姫路まで)からなら、指定されたこだま号に限り往復1万5千円で行ける切符があるのですが、途中乗車は不可ということです。他には、夜行バスを使う手もありますが、満足に寝られるかどうかも分からないので、あまり気が進みませんでした。
 そして考えついたのが車で行くことでした。片道5時間くらいかかるので疲労は懸念されましたが、自分の空間で移動できるのは何よりです。費用についても、土日に移動すれば高速代はほぼ半額。ガソリン代を入れても、往復1万4千円くらいで済みます。

 イベントは10月6日(日)の15時からでしたが、さすがに日帰りはしんどいので、1日宿泊することにしました。ついでに、せっかく車で移動するので、道中にある公営ギャンブル場を見て回ることにしました。

 最初に訪れたのは、山口県の山陽オートレース場でした。



 山陽オートレース場は山口県にありながら、下関よりということもあるのか、私が読んでいるスポニチ(岡山で発売されているもの)にはレース情報が全く載りません。
 残念ながら、レースの開催日ではなく、船橋の場外発売の日でした。以前、山陽オートレース場は周りが山に囲まれているのでタイヤの(地面との摩擦で)焼ける臭いがこもる・・・みたいな話を聞いていたのですが、本当に山に囲まれています。レース場自体も、駐車場から長い階段を上っていくような場所にあります(当然エスカレーターもあります)。
 記念に1レースだけ買うことにしたのですが、これだけのために新聞を買うのはもったいないので、車番連単の1番人気を買おう・・・と思ったら、何と1番人気の組み合わせは1.3倍(最終オッズは分かりません)。これはさすがに面白くないので3連単で買うことに。1番人気が3倍台、次が4倍台、以後、10倍弱が2つと15倍程度、あとの1つは全く人気がありませんでした。そこで、3~5番人気の3点買いにしたところ、レースの序盤で1番人気の組み合わせの隊列に。買っていたハンデ0の選手が抵抗する(ハンデ0の選手は遅いからハンデ0なのであって、普通はハンデを持つ選手を抜き返したりしない)も、あっさり1番人気で決まってしまいました。
 なお、GⅠ開催日だったせいか、思ったより客は多かったように思います(ちなみに、オートレースの最高格付けはSGです)。




 スタンドの様子です。大型映像装置がないので、誰もいません。



 スタンド内はこんな感じです。


 途中、下関ボートのそばも通りましたが、非開催日ということでスルーし、次に目指したのは芦屋ボート場でした。
 芦屋ボート場は北九州の中心部から西に15km程度の場所にあります。道中には若松ボートもあるのですが、若松は「パイナップルナイター」と銘打ったナイター開催だったため、昼開催の芦屋に向かいました。この2つのボート場、直線距離で5kmちょっとくらいしか離れておらず、そのせいか競合しないように、芦屋の最終レースが終わったあと、若松の第1レースがスタートするようになっています。そのため、芦屋の最終レースは2時45分発走。遡って1レースは8時台という早い時間にスタートします。
 しかし、その最終レースにも間に合うかどうかという時間で、少し焦りました。カーナビに従って移動すると、ボート場のマークが見えたので、急いで駐車場に止めて、デメダス(ボートレースの公式ホームページで見られるコンピューター予想)だけで予想した舟券を買いました。
 さて、レースはどこで見るのかと思っていると、そこがホームスタンドの反対側だということに気づきました。そこは外向け場外発売所だったのです。レースの時間が迫っているので、諦めてここで見ることも考えたのですが、せっかくならスタンドで見たいと思い、更に大急ぎで車に戻ってホームスタンド側に移動。ギリギリでしたが、何とか間に合いました。なお、最終レース直前ということもあり、入場券は必要ありませんでした。



 レースは女子リーグ戦。いつも通り1号艇が人気していましたが、ここは1と2の表裏から買いました。結果は、2の抵抗むなしく1があっけなく逃げ切り。それでも2は2着を死守したので、安目でしたが当たった上にに少し増えました。
 この最終レースの後は、若松の舟券を売るのかと思いましたが、売っていたのは住之江(ナイター開催)の舟券でした。若松を買いたければ若松に行けと言うことでしょうか。
 なお、客の入りは上々でした。福岡には福岡ボート場もあり、まだまだソコソコの人気を維持しているということでしょうか。スタンドも大きくて綺麗で、バックスタンドから見たスタンドは、さながら未来のデパートのような建物でした(急いでいたので写真は撮れませんでした)。



 大型映像装置です。今年から賞金女王決定戦が初開催となり、この芦屋で開催されるようです。



 最終レースのスタートの様子です。



 当たった舟券。ド安目ですが、プラスにはなりました。

 
 その後は一般道を通って福岡市に入り、夕食の後ホテルに入りました。ホテルは郊外にある、駐車場完備の店を選びました。

 翌日、イベントまでは時間があるので、思い切って佐賀競馬場に行くことにしました。



 佐賀競馬場は、てっきり佐賀市にあるのかと思っていましたが、佐賀市より福岡よりの鳥栖市にあります。福岡の中心部より南にあるホテルに泊まっていたため、ホテルから1時間足らずで到着しました。
 到着したのは11時ごろでしたが、第1レースは11時30分発走ということで、先に併設されているJRAのウインズ佐賀に行きました。




 ウインズ佐賀は佐賀競馬場の敷地内にあります。スタンドからは少し離れた場所(パドック付近から歩けば5分近くかかる)にあり、佐賀のレースを買ったり、JRAのレースを買ったりするのは少し大変そうです。
 着いた時は、東京3レースの直前でした。データマイニングを参考に、大急ぎでマークシートを塗り、お金とマークシートを券売機に突っ込んだのですが・・・。

 券売機:「このレースは発売しておりません」

 あれ、もしかして関東は中山だったか?と思いながら確認すると、やはり東京となっています。締め切りに間に合わなかったのかとも思いましたが、それなら券売機は「このレースは締め切りました」と言うはずです。それではどういう意味かと思い、ふと券売機のタッチパネルの画面を見て、その意味が分かりました。



 タッチパネルには、現在発売中のレース番号が表示されています。それを見ると、発売中なのは京都の11レースだけだったのです。改めて、ウインズエリアの、オッズなどの情報を表示するディスプレイを見ると、京都11レースのことばかり表示されています。
 まさか、未だにこんな「ウインズ」が存在するとは・・・。落ち着いて考えれば、既にレースが始まっている割には客が少なすぎるし、テーブル席などが全く場所取りされていないのも納得です。それでも、まばらながら人がいることが凄いことだと思うくらいです。



 まあ、全レース発売にすると、肝心の佐賀の馬券を買ってくれなくなると思われるので、メインレースのみの発売にしているのは理解できます。しかし、なんで「京都11レース」だけなんでしょう?当日の京都11レースは京都大賞典で、東京の11Rは毎日王冠でした。レース時間の間隔は10分しかなく、1つしか売らないのと、2つとも売るのとでは、佐賀競馬の売り上げはそんなに変わらないと思います(むしろ、1つしか売らないことで佐賀競馬場への集客が悪くなると思う)。この点だけは意味が分かりません。関西の重賞だけ売って関東は売らないなんて、いったい何年前の話だよ(笑)。
 それでも、せっかくの記念ということで、京都大賞典の馬券を少し買いました。換金が面倒なので、少しは配当が付く組み合わせということで、圧倒的1番人気のゴールドシップを2着に受けて、トーセンラーを1着とする馬券を買いましたが、結果は想像以上に荒れました。トーセンラーからマルチで総流しでもしない限り当たりませんね・・・。

 さて、佐賀競馬の方も当然買いました。
 最近現地で見た地方競馬は3月の福山競馬(廃止当日)だったので、えらく広く感じましたが、それでも1400mのスタート地点は4コーナーのポケットですから、標準サイズの競馬場と言えます(ただ、2コーナーのポケットから1周半走って2000mになるので、それが1870mになる園田や、1900mになる名古屋よりは広いようですが)。大型ビジョンも完備されています。当日は重賞開催日でもありませんでしたが、1レースから客は結構入っているように感じました。競馬新聞は510円しますが、今回買った「研究社」のものは、小冊子のようにホッチキスで留めてあり、ページ数も1レースに2ページ使っています。金沢の競馬新聞と同じような感じで、他の地方競馬場と比較すれば豪華に感じました。

 第1レースは3頭の競馬のように見えた上、中でも1頭が抜けていたように思ったので、その1頭から千円2点流しの3連単を買ったつもりだったのですが、お金を入れてマークシートを入れると、購入金額の表示が1000円になっています。まさかと思い、発行された馬券を見ると、3連複になっていました。実は前日も、JRAの馬券を携帯で購入したとき、間違えて3連複で買ってしまい、3連単でも当たっていたのに払い戻しが5千円台から千円台に激減させてしまっていました(100円しか買っていませんが)。仕方なく、3連単を500円ずつ追加購入してレースを見ましたが、1番人気の馬がゴール前で2番人気の馬に差されてしまいました。結果的に3連複で助かったという結果に。とはいえ、2倍しか付かないので結果チャラということですが・・・。



 4レースくらいまで買いましたが、あとは全部ハズレという結果でした。



 大型映像装置です。



 マークシート。福山は最後までありませんでしたが、佐賀ではフォーメーションも買えます。なお、競馬場マーク欄から、既に福山が消えています。



 スタンドの様子。1レースの前なのでこんな感じなのも仕方ありません。



 1レースのゴール直前です。



 パドックの掲示板。私が初めて大井に行った頃は、大井も手書きでした。



 佐賀の女性騎手である岩永千明騎手。デビューから今年が10年目で、既に200勝以上を挙げています。しかし、このレースでは人気を裏切りました・・・。



 場内にあった灰皿ですが、JRAから払い下げてもらったようです。



 開催日程の掲示板。ほぼ毎日、どこかの馬券が買えるようです。九州競馬の表記が残っていますが、中津と荒尾が廃止されて、残ったのは佐賀だけになってしまいました。



 第3レース、1400mレースのスタートの瞬間です。



 駐車場の様子。4レースの前に撮りましたが、意外に多いように思います。


 この後はイベントに参加し、イベントの後はひたすら帰るだけでした。イベントが終わったのは4時半過ぎでしたが、1時間に1回休憩しながら(夕食もとって)帰り、家に着いたのは11時過ぎでした。

 次の日も疲れが残り、大変な旅だったのは確かですが、それでも行けないことはないというのが正直な感想です。道中の公営ギャンブル場にしても、私がまだ行ったことのない広島競輪、宮島ボート、防府競輪、徳山ボート、下関ボート、(少し道がずれるけど)飯塚オートに、今回行けなかった若松ボート(福岡ボートは以前行ったことがある)ので、今度行く時は、これらのレース場にも行けるよう計画したいと思います。

 問題は、次に福岡に行く機会があるだろうかということの方ですが・・・。(福岡でアニメのイベントなんて、今回の件以外では聞いたことがない)