アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(中央競馬)さすがに

2008-05-19 23:22:28 | 中央競馬
 ヴィクトリアマイルは当然外れました。

 ウオッカが着外なら当たっていましたが、まあ、あれではどう考えても3着以下に消えることはありません。上りの競馬でもちゃんと来られるんですから、牝馬同士なら格が違ったというところでしょうか。負けたのは、器用さの差ではないかと思います。

 しかし、4着のヤマニンメルベイユは、データマイニングで2着予想だったんだよなあ・・・。入着できなかったけど、先週もさすがでした。
 来週はオークス。ユキチャンは出られないかな?あと1頭回避して、抽選に当たれば出られるんだけど・・・。

(サッカーくじ)確率論で考えて

2008-05-19 00:00:06 | その他のギャンブル
ビッグ、繰越金が初の65億円超え=サッカーくじ(時事通信) - goo ニュース

 今週のBIGは1等がゼロとなり、またまたキャリーオーバーが過去最高額を超えました。これについて、「インチキしているのではないか」といった感じの書き込みがネット上で散見されます。
 これについて、少しフォローしておこうと思います。

 最初に大前提ですが、BIGは誰かが購入した時に数字がランダムに選ばれます。選ばれる確率は、1(ホーム勝ち)2(アウェイ勝ち)0(引き分け)が均等に選ばれます。
 まず、今回のケースがどれだけレアかということです。
 今年発売された11回分の売上合計が286億6651万3200円。口数に直すと、955万5044口で、これを1等当せん確率の分母である478万2969で割ると、約20となります。つまり、平均なら20本くらい1等が出るということです。
 しかし、実際に出た1等は11本。そこで、1等本数が11口以下になる確率を計算すると、約2.2%になります。かなり低いですが、確率300分の1のパチンコで1150回ハマる確率と同程度。これではイカサマの状況証拠にもなりません。

 一方で、別の方向から考えてみます。
 よく言われるのが、「引き分けが多く出るようにしているのではないか」という意見ですが、これは次の2つの事象から、非常に考えにくいのです。

 まずは第329回の結果について。この回は、引き分けが7つも出現しました。引き分けを多く出るようにしているのなら、この回は当たりが多く出ても不思議はありませんが、この回の1等は1本しか出ませんでした。

 続いて、2等以下に注目します。
 2等は、14試合のうち1試合だけハズレというケースです。14試合の2通りということで、28通りの組み合わせが2等ということになります。言い換えれば、2等は1等の28倍当たりやすいということになります。当せん確率は、170820分の1です。
 一方、今週の売上口数は715万7774口。従って、2等の平均出現数は41.9本となります。そして、実際出た2等は45本ということで、ほぼ確率通り出ているのです。
 その45本は、1試合違っているだけなのです。任意の1試合の結果が変わっていたら、その45本のうちの何本かが1等になっていたはずです。
 しかも、その券はちゃんと発売され、誰かの手元にあるのですから、それこそ選手を買収でもしない限り、結果は操作できません。
 以下、3等は理論値545本に対し、実際は549本、4等は理論値4358本に対し、実際は4258本と、ほぼ理論値どおり出ています。今回は引き分けが2試合しかなかったことを考えれば、ここまで収束した結果から、「引き分けが多く出るようにしてある」と考えるのは、無理がありすぎるのです。

 そもそも、仮に結果の操作が何らかの方法で可能だとしたら、最近1等があまり出ていないのですから、今回あたり3本くらい出してもいいはずです。キャリーオーバーは減りますが、それ以降も調整すればいいのですから、ここで少しくらいサービスしても全く問題ないはずです。

 一方、試合の操作については、夢物語にすぎないのです。
 サッカーが、外国でも賭けの対象になるのは、八百長が難しいからです。野球なら、ピッチャーを買収すればそれなりに試合を操作できるかもしれませんが、サッカーは11人のうちのほとんどを買収しないと、なかなか八百長は成立しません。そんな大勢を買収して、更に彼らの口を管理するのは、キャリーオーバーを守るためだけにしてはリスクが大きすぎるし、そもそも不可能に近いです。

 ついでに、先ほどの2等から4等の本数が理論値に近付くよう操作されているという意見が出そうなので、そちらについても・・・。
 そもそも、そんな操作ができるなら、1等の数を操作すれば済むことですよね・・・。それに、そんな操作をすれば、当然「使途不明金」ができてしまいます。その帳尻を合わせるのは結構大変ですよ。
 というか、発表数値を信じられなければ、ロト6なども信頼できないということになります。

 いろいろ書きましたが、まとめとしては、現状から明らかに不自然な点というものは全くなく、現状の結果だけで「インチキ」呼ばわりするのは、誹謗中傷にすぎないということです。

 しかし、今回のようなことが起こるのは、1等への当せん金の配分が多すぎてキャリーオーバーが減りにくい仕組みになっていることが原因なのです。発売当初は売上が少なかったので、早くキャリーオーバーが貯まるよう、1等に多く配分されるようにしたのだと思いますが、そろそろ見直しの時期に来ていると思います。法律的にどうなのかは分かりませんが、2等以下に多く配分できるよう、改正してほしいと思います。