[2006年7月19日22時31分 読売新聞]
東京都世田谷区で2000年12月、会社員宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が殺害された事件を巡り、先月末に出版された「世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白」(草思社)について、警視庁捜査1課の光真章課長は19日、「内容がことごとく事実と異なっており、捜査に悪影響を及ぼす」などとするコメントを発表した。
事件捜査にあたる警察幹部が、出版物の内容について公式見解を表明するのは極めて異例。
この本の筆者は、元週刊誌記者で、真犯人を知る男のインタビューに成功したという内容。先月21日に出版され、公称25万部を売り上げるベストセラーになっている。
光真課長は、本の記述のうち、4人の殺害方法や宮沢さん宅への犯人の侵入経路、遺留品など10項目について捜査で認定している事実との相違点を指摘。その上で、「誤解を生じさせる恐れが極めて高い」などとする見解を明らかにした。
これに対し、草思社は元週刊誌記者と連名で「著者が取材で知り得た情報をありのままにまとめたもの。捜査を妨げる意図はない」とコメントしている。
東京都世田谷区で2000年12月、会社員宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が殺害された事件を巡り、先月末に出版された「世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白」(草思社)について、警視庁捜査1課の光真章課長は19日、「内容がことごとく事実と異なっており、捜査に悪影響を及ぼす」などとするコメントを発表した。
事件捜査にあたる警察幹部が、出版物の内容について公式見解を表明するのは極めて異例。
この本の筆者は、元週刊誌記者で、真犯人を知る男のインタビューに成功したという内容。先月21日に出版され、公称25万部を売り上げるベストセラーになっている。
光真課長は、本の記述のうち、4人の殺害方法や宮沢さん宅への犯人の侵入経路、遺留品など10項目について捜査で認定している事実との相違点を指摘。その上で、「誤解を生じさせる恐れが極めて高い」などとする見解を明らかにした。
これに対し、草思社は元週刊誌記者と連名で「著者が取材で知り得た情報をありのままにまとめたもの。捜査を妨げる意図はない」とコメントしている。