帰宅しました。振り返ります。
1日目:戦型は角換わり腰掛銀。すらすらと進み開始から一時間経過する前に▲4五銀の仕掛け。全く予想していなかったので思わず長考。この手法は以前からあるのですが局数は少なく後手の対策が確立されていません。△同銀と△5五銀で迷って後者を選択。
31手目▲5八金として飛を2筋のまま使おうとするのは△8三角のような手がありそう。よって▲4八飛。ここに回ってくれるのならば2筋を攻められる心配がないのでなんとかなるのではと思っていたのですが・・・。
34手目~36手目。△3三銀とぶつけるのは傷が多くて指し切れないので飛で銀を追う。しかし△8四飛と浮いてしまうと△8一桂は使えないし継ぎ歩攻めなどもなく守勢になるので失敗したと感じていました。
45手目▲5六歩△同銀▲5八飛が怖いのですが少し無理。この手が利かないのならば持ち直したかと思ったのですが▲1七香がうまい構想で困りました。
47手目を佐藤棋聖が封じて1日目が終了。前期から7局連続で封じ手をしていたのですがここで記録が途絶えました。意識してやっていたわけではないのですが途切れると寂しいものがあります(笑)
封じ手は▲5六歩か▲1五歩だと思ったのですがどちらか分からない状況で深く考えても仕方がないので早めに就寝。
2日目:封じ手は▲1五歩。こちらのほうが嫌でした。△同歩はこの一手として▲5六歩にどうするか。△4四銀引だと▲1八飛△3五歩▲1五香△同香▲同飛△3六歩▲1一飛成(参考図)
となります。銀得ですが4筋の厚みが全く生きないのでかなり勝ちにくい局面だと感じて断念。本譜は△3五歩ですが歩を捨てて銀を呼び込むので自信はありません。
51手目は▲4五銀を恐れていたのですが先手から見るとやりにくいようです。本譜は受ける楽しみが出てきたと感じていました。
66手目△4三金。手持ちの銀を使わずに盤上の駒で受けることが出来たので簡単には悪くならないと思っていました。
69手目▲2六歩には△5五銀打。
73手目▲5九飛には驚きました。「この手渡しなら・・・」と思ったのですが指す手が見当たりません。△4四銀等と▲4五角成を受けると飛が横に動けなくなり▲8三角成から飛をいじめられて困ります。考えているうちに△4六歩しかないと思いこの手に勝負をかけました。
79手目▲1五香△同飛▲4四歩が怖いのですが△3三玉~△2四玉のルートがあるので△3四金で受け切れそう。この変化が大丈夫なので勝負形になったと思いました。
86手目△8六歩。待望の突き捨て。難解な終盤戦に。
90手目△5七とと捨ててようやく先手陣が見える格好。
98手目△1四飛が玉の脱出路を開き、△1一飛(竜)と△1八飛成を見せた手で手応えはあったのですが勝つまでは遠いと思っていました。
99手目、ここは色々な手があるところ。▲6二飛成、▲1五歩、▲4八香など。どれも難解。
101手目は▲6二飛成とされて△8七金▲同玉△1一飛は▲7八玉。△1一飛は▲8六金△同歩が詰めろではないので詰めろを掛けられる。これで嫌だったのですが感想戦で△4四角と攻防に打てば大変と判明。
104手目△5五角で勝ちになったような気がしましたが・・・。
107手目▲6五飛が最善で感想戦で一時間以上やりましたが結論は出ませんでした。△8七金▲同玉△6九角▲7八銀(参考図)となり
1.△8六歩▲同玉△7八角成▲5五飛△8五歩▲7五玉△6四銀▲8四玉△5五銀▲2二角。△9三桂の形がひどく先手玉が寄りそうで寄らない。2.△8六金▲同銀△同歩▲同玉△8五歩▲同飛。飛は取れるのですがその後がはっきりしません。最後の▲同飛に△7七銀と捨てる手が妙手で寄りかと盛り上がったのですが、決め手には至りませんでした。
感想戦の終わり頃、すごい妙手順がひらめき検討すると・・・
となって詰みと判明。しかし初手の局面が全然違っていて有り得ない変化でした
誰も気が付かないでこの詰む詰まないを5分以上やっていました
ない局面をやるようではダメですね(苦笑)ということで2時間以上の長い感想戦もお開き。
入玉はしたのですが完全な入玉ではないので最後まで確信は持てませんでした。勝ったと思ったのは▲3七馬を見た時です。
勝って3-2に。来週の第6局も頑張ります。
3-2…!!次回が楽しみです!!!
何とファン思いなことか。ジーンときてしまう。
なんとしても、永世竜王になってほしい。
次も応援します。
ありがとうございます!
竜王にとってもファンにとっても喜びの年末となることを祈っています。
次で決めてくださいね!
次局は先手番、佐藤棋聖がどの戦型でくるかわかりませんが、相矢倉になりますように・・・ナムナム
第3局もそうでしたが、先手佐藤棋聖の攻めを、しのぎにしのいで、見事な反撃。特に、△8六歩とアヤをつけたり、△4六歩から5七とを間に合わせたりと、しのぎつつの反撃が印象に残りました。最後、8一の桂馬も使えましたしね。
次局は、是非、相矢倉を見たいですよね。
帰るや否やの更新お疲れ様です。
次は先手番。しかし何でも正面から受けて立つのが佐藤流。
相矢倉、ありそうですね。だとしたら、もう第七戦は
無いのかも。嬉しいような、最終戦も見たいようなw
しかし、実際の進行が先手が堅陣を頼みに攻め続け後手は相当受けに回らざるをえない第三局と同様の展開・好勝負になり、醍醐味を感じました。後手の心労は大変なものであったと思います。また投了図で先手の盤上の金が全て空を切っているのも第三局に酷似していますね。
両対局者それぞれが 12 月 11 日 (月) に重要な対局を終えてから臨む第六局ではまた違った将棋の妙味が披露されることを楽しみにしています。
本局といい第3局も佐藤棋聖の勝ち将棋だろう。
何故だか知らないが、どうして優勢の局面から負け将棋にしちゃうんだろう。(自分から形勢をひっくり返している)
気になることが一つある。
それは将棋世界に載っている「イメージと読みの将棋観」で、佐藤棋聖の詰みの読み筋が他と違うことがある。
羽生さんの場合は素直な読み筋だが(なるほどという感じ)、佐藤棋聖の場合は時になんでそう読むんだろうと首を傾げてしまう。
別に佐藤棋聖の将棋が可笑しいと言っているわけではないのだが、考えの起点が他と違うので不思議に感じてしまう。
まあ、渡辺竜王はこのまま次の対局で決めてしまいましょう。
フルセットはもう見たくない。
●●○○○○で三連覇でしょうか。
強い棋士ほど竜王を恐れているようです。
王座戦の時の羽生さん、森内さん、今回の佐藤さんも。
応援しています。
2四王で勝ちを見付けたのかと思った。
いい将棋でした。感謝。
74手目△46歩,86手目△86歩,そして100手目△86金など解説や控え室でも予想していなかった手が続出し,大広間に居た100人近い参加者は竜王の秘術に酔いしれておりました。(これで茶菓子もついて1500円は安い!)
大熱戦お疲れ様でした。次局も頑張ってください。(こうなったら4連勝だ~)
竜王の化け物ぶり発揮、というところでしょうか
僕らの応援する竜王が期待を裏切ってはいけませんからね
次局も頑張ってください
また,早々と解説してくださって感謝します.盤に並べながら読ませていただきました.
次局も,良い将棋と勝利なさることを願っています.
でもこの将棋は、あきら竜王の辛抱に、女神が微笑んだ…と表現した方が、傍観する立場から見た場合、適当なのかも知れないな。
確かに大熱戦なんだけど、第2局のような迫力は…なかったような気がします。
正直、定跡から外れて手将棋になった時点から、プロ棋士達が、先手玉の堅さから、先手をもちたいみたいな雰囲気で、それは、小生のようなド素人でも察することもできましたし。
やはり佐藤棋聖の放った「6六香」が、本人も認めていますが敗着でしょうね。放った後に佐藤棋聖が呻いたというじゃありませんか。どうみても動揺と後悔を隠し切れない心境が、呻きとなって現れたのでしょう。
でも、それを佐藤棋聖に打たせた、あきら竜王の辛抱…今回の将棋は、これに尽きる気がします。
素人の小生がいうのは失礼ですが、“大熱戦を辛くも”ものにしたこの局は、実にデカいですよね~。
7試合制の日本シリーズでも、こんな展開になったら、次で決まるケースが多い。
小生としてはフルセットを希望していましたが、こういう将棋をものにして、次に落とす方が、よっぽどピンチでしょうから、このまま防衛しちゃってください(笑)。
とにかく、あと1つ…。頑張ってください。
話は変わりますが、振られ飛車さん…熱発だったんですね。テンション下がっていた訳がわかりました。冬本番とはいえ急に冷え込んだ気がしますので、どうかお身体ご自愛下さい。振られ飛車さんの将棋&競馬の話…楽しみですので。
(そうそう。将棋では雲の上の存在の七色仮面さんが、ついに競馬筆おろし…。七色仮面さん曰く「競馬棋力六級」なら、小生は20年選手なので、そうだなぁ「競馬棋力七~八段」位かな?)
2日制の対局を経験する相当数の棋士は、このような場合、▲5六歩及び▲1五歩の両方の場合について深く考えて睡眠不足になる、と以前将棋雑誌で読んだことがあります。佐藤棋聖は分かりません。羽生3冠は、竜王と同じだと思います。次回の王位戦で羽生渡辺戦を見たいと思います。
第7局、ありやなしや!? (-。_)。。o〇
いつも頭が下がります。
駒落ち上手のような玉形から(笑)攻めをしのいで
スルスルと上部脱出しながら勝たれ感銘を受けました。
矢倉崩しもお見事です。
みるみるうちに堅牢なはずの先手陣が寄り形になってしまいました。
一日目を終えた時点で先手模様勝ち、
後手これなら右玉にした方がよかったのでは?
と思っていましたが、
そうそう簡単に終わらないのが将棋の奥深く難しく面白いところですね。
なお、2ちゃん検討陣によると(笑)
参考図の端攻めは攻めが細く龍を作られても後手も十分やれるという見解でしたが、トップクラスではやはり勝ちにくい流れですよね(笑)
73手目、先手5九飛車と引いて、ひとまず竜王が持ち直したと思いました。ここは4八銀と飛車をいじめに行く
のはダメなんでしょうか。一目誘われているところはいきにくいですか。アマならまずこれでしょうということで(笑)98手目1四飛車は指摘されていた手で(笑)
そう指されたので2ちゃん検討陣もやるじゃないかと(笑)
99手目はまずは手筋と1五歩と飛車に当てて打つべきでしたか。これも指摘された手で(笑)
同飛車なら6二飛車成、6一金、6四龍と引くのが4四銀を狙いつつ、玉の上部を守って攻防。
1一飛車と成香を取ることになりますか。
または1五歩に変わって4八香、4四歩、
6二飛車成。いずれにしても1七歩は大人しすぎましたね(笑)参考図2の6五飛車からの変化はファンとしては見てみたかったです(笑)やる方は寿命縮んじゃいますか(笑)
2連敗から3連勝。一戦一戦、対局の度に竜王が進化しているのがわかります。次は先手。天童。決めましょうか(笑)
対佐藤棋聖の対処法が掴めてきたようなので(笑)
体調を維持し落ち着いて冷静に指せばバッチリだと思います(笑)
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第5局:|
↓
おもしろい将棋を見せていただき有り難う御座いました。
1月か2月に筆を下ろします。どんなレースがあるのでしょうか?
解説の自戦記をアップして下さるとは。
本当に他の方々も書かれている通り、明竜王の
ファンへの思いやりには頭が下がります。
どうぞ充分な休養をとられて、次に備え、そして
初代永世竜王への道を1局ずつ着実にお進み下さい。
次もがんばってください。
あと、個人的には▲2一成香が1手パスのようにみえましたが
ほかに有効手はなかったんですかね。
もし、佐藤棋聖が連勝するようなことがあれば、奇跡としか言いようがないかもしれない。
羽生世代は最強だと言う者が多いけど、この中で本当の一流は羽生三冠だけで、佐藤、森内は1流半にすぎないと思う。実際タイトル戦で渡辺竜王の勝っているのは羽生三冠
だけなのがそれを物語っている。
おそらく2,3年後には羽生三冠と渡辺竜王の2強時代が
やってきてそれに糸谷四段あたりが挑戦してくる流れになっているでしょう。それが大体10年くらい続く。
羽生対渡辺の本格的な対決が始まるのが、来年以降ということになるでしょう。
佐藤棋聖も竜王戦を落とすと、これまでの森内名人、木村
七段のように調子を落として、来年には無冠になる可能性もあるので、第6局は佐藤棋聖にとっても棋士人生がかかった1局になるでしょう。
戦形も矢倉や角換わりや中飛車だと今の渡辺竜王には勝てないだろうから、力戦型や超急戦、振り飛車穴熊等で未知の戦いに持ち込むしかない。
ところで、病気休業中の宮田五段の体の調子はどうなのだろうか。第二の村山聖になってしまわない事を祈りたい。
普通人の感覚でファンサービス精神発露と受け止め、感謝。またアマ有段者の各位には有益なること多大と思われる(小生はヘボだから盤だして再現がやっとこせ)
いままでにないことが起きている。これは大変なこと。これは竜王頭脳内部で記憶整理作業をすませて、結果を記述したこと。これがすらすらできる頭脳がいままでになかったということでしょう。
小生と比較するは僭越の限りだが、勝ってウキウキ、負けて悔しがり、1-2ヶ月おかないと正常に戻らない。戦跡記述もする気になれぬ。これが普通。
竜王は戦いの最中も終わってからも冷静冷静、これは大変なことですよ。ぜひ継続され高勝率を。期待して祈ります。
第3局・第5局は将棋ってこんなすごいものなんだということを改めて認識しちゃいました。
▲5九飛の局面で、うちなら△4六歩かなーと(うちはへぼなので単なる勘で)思ってたところが
実際も△4六歩だったので、ちょっと嬉しかったです(笑
できました。今後もできるでしょう。感謝!!謝!!
有料でもかまわないけど、リスクのあるカード払いなどをともなうのみならず、支払い作業が煩雑でとても参加する気になれません。毎日新聞は名人戦のネット
中継を有料にしました。あれは、失敗だと思います。
フアンを増やしてなんぼの世界なのに、わずか500円/月の視聴料を取っても意味がないと思います。その点読売新聞社はえらい。感謝!!感謝!!!
渡辺永世竜王の実現と竜王戦が世界の竜王戦に進化発展する事を祈願してやみません。将棋竜王戦を世界に
広めよう。将棋のアジア大会、将棋のオリンピック
をいつか実現しよう。 注 チェスのアジア大会が
つい昨日ありました。。。。
今の棋界でこれができるのは渡辺さんと
羽生さんしかいないでしょうね。
これで防衛に王手ですが、勝負は下駄を履くまでわかりません、ましてや相手は現在最強と言ってもいいくらいの好調を誇る佐藤さんです、油断は命取りになります。次戦もすばらしい熱戦を期待しています。
お疲れ様でした。
佐藤棋聖には、妙手を指すより、悪手を指さないことが勝に近いとの大山名人の言葉を進呈したい。
第3局で、棋聖が序盤から中盤で飛車を渡した手など、大山名人なら絶対やらないでしょうね。竜王もブログの中で、飛車をもらったので容易に負けないと思ったと書いていました。相手を安心させるような手を指してはいけません。
ファンサービスも結構ですが、負けては何にもなりません。
やっぱりそれでも、勝ちなんですよね?…
次も頑張ります。
連盟の解説会では、加藤一二三さんが「これで(△24玉)後手の玉は捕まらない」であきら竜王の勝利宣言してましたけど。(笑)
でも、▲44金に△33歩と受ける手を検討してて客から「▲34金だと?」と言われて「それには△同玉」で王手飛車で粉砕されました。(笑)
7七からの詰み筋にばかり目を奪われて、全然分かりませんでした。
明竜王さん自身からの親切なレス感謝です。
同年代代表として、応援しています。
次回もがんばってくださいね。
最後の手は本当に鮮やかだと思いました。
何度も失礼しました。
なんとなく流れは渡辺竜王へ。
(第3局の逆転劇が大きかったように思います。)
第6局の天童で決めて竜王位防衛してください。
私はネットで、応援観戦します。
しかし、少なくとも私が思っている以上に竜王の終盤は強いのでしょうか。6六香で6五飛の変化を選べなかった棋聖はどう思っているのでしょう。
ともあれ、第六局、佐藤棋聖が後手番でどんな作戦にでるのか楽しみです。
ではでは
一流プロは体調管理も重要になってきますね。
とりあえず、週刊将棋は俺も今週買ってみようかと。
次期は、1年間タイトル戦登場がなければ竜王位返上の気構えでがんばってください。
私も近い将来、羽生、渡辺両先生の2強時代が来ると思っています。そーなるように頑張って下さい。
来期竜王戦はVS山崎先生(もう1人のファン)が見たいなぁ…
羽生先生負けちゃって一番みたいNHK杯がみれなくて残念たけど、NHK杯も優勝して下さい。真の強者はなんでも強くないといけないですよね!
朝日杯ドリームジャーニー見事でした。私は迷った挙句、フライングアップルにしてド縦目で失神しました(笑)
5五馬は盤上最強の駒。
金と交換するなんて大山先生に怒られる???
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