ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア海域でカニの密漁密輸を行う船はなぜ没収されないのか

2012-12-25 18:56:35 | 日記
2012年12月25日
米国発
[ロシア海域でカニの密漁密輸を行う船はなぜ没収されないのか]
米国水産業界紙は、ロシア水産業界で、賄賂と汚職がはびこっている問題について、モスクワの指導部は、これらは、あってはならないことと位置づけ、密漁との対決姿勢を鮮明にしているが、実態は乖離している部分があると指摘している。
今年2012年9月、カニ密漁密輸で当局により拘束されたカンボジアFOC船が、同年12月、同様の事件で再拘束された。(*報告担当者:“Stella”事件を指していると推察される)
日本の北海道のカニ輸入関連業者は、ロシアからのカニ密漁密輸が残ることを期待しているようだ。
では、なぜ、ロシア海域でカニの密漁密輸を行う船は没収されないのか?
米国水産業界紙は、我々は、カニ密漁を単純に排除するより、賄賂を収集し、これらの船を再拘束するほうが、有益だからだと分析していると報じた。

(関連過去情報“Stella”事件)

2012年12月18日 サハリン発
[サハリン国境警備局が2隻のカニ密漁カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年12月14日、サハリン北東海域におい
てカニを密漁した2隻のカンボジアFOC船を拘束したと発表した。
この2隻は“Stella”と“Vangel”で、船内から発見された活カニは、同年12月16日、生息地へ海中還元された。
なお、当局の取締活動により防がれた、国家の損害は150万ルーブル相当である。

2012年09月27日 ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局がカニ密漁密輸カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局所属警備艇“Командор”(コマンドル)は、2012年9月24日、バクラニイ岬(46°35'51"N 138°21'23"E)近海をパトロール中、カンボジアFOC船*“Стелла”(ステラ STELLA)がカニ操業を行っているのを発見した。
“Стелла”は、警備艇“Командор”の数回の呼び出しに応じず、逃走を試みたが、最終的に当局の検査を受け入れた。
この当局の検査において、結局、カニ製品は発見されなかったが、その破片、直前まで使用していた痕跡のある専用漁具、そしてカニ操業の餌に使用すると考えられる約3トンの冷凍のニシンとスケトウダラが確認された。
“Стелла”はこれらの漁業活動を認める許可は所持しておらず、当局により拘束された。
なお、“Стелла”の母港はプノンペン、乗組員13名はロシア人だった。

*写真は“Стелла”(ステラ STELLA)。報告担当者が日ロ密漁密輸(IUU漁業)防止協定署名直後の2012年9月12日、1700頃、稚内港にて撮影。当日、約20隻のカンボジアを中心としたFOC船が停泊。
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