ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション 三度び設定

2024-08-20 14:46:45 | 日記

2024年08月20日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション 三度び設定]

国家によって没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークションが三度び設定されることとなった。

次回の実施は2024年9月6日で申請受付期限が同年9月4日となっており、そのスタートプライスは、前回の約22億ルーブルから10%引き下げとなる。

この再販オークションは、2024年7月11日、同年8月7日にも実施が予定されたが応札申請がなく、いずれも不成立となっていた。

落札者は、向こう15年間の漁獲割当配分を受けると同時に、全長50m以上のカニ漁船の建造プロジェクトの実行が義務付けされている。

上場対象資源は、西サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)とケガニ、沿海地方海域のハナサキガニ、東サハリン海域のハナサキガニ、南クリール海域のイバラガニ、そして東サハリン海域のアブラガニで、これらの漁獲割当は、極東業界で最もコネクションを利用する人物として知られ、“ダリモレプロドクト“(Дальморепродукт)の実質オーナーで、2010年の刑事事件の後、海外に出たドミトリー・ドレムリュガの関連企業“メルリオン”(Мерлион)が2019年10月、オークションによって落札された経緯のあるパッケージ・ロットとなっている。

2024年1月、“メルリオン”は、検察総局から、極東海域における水棲生物資源を違法に利用、取引を行い、組織的に利益を上げるため、ロシア連邦の権利を侵害し、国家の財産に損害を与えたと指摘を受け、その後、連邦漁業庁との間で締結された漁獲割当配分合意は無効となり、当該漁獲割当は国家によって没収されていた。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BREAKING ロシア政府 漁業... | トップ | BREAKING ロシア上院 漁業... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事