2018年04月03日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[ノルウエーの養殖サーモンはロシアの大西洋サケマスの遺伝子を脅かす]
ノルウエーの養殖場から逃げ出したサーモンがロシアの大西洋サケマスの遺伝子に脅威を与えていると、ロシア科学アカデミーのゲンナヂイ・マチショフ(Геннадий Матишов)が米国での水産養殖会議で言及した。
ロシア一般紙(WEB)が伝えた。
マチショフはノルウエーの養殖場のケージから逃げ出した何十万尾のサーモンが北上、ロシアの大西洋サケマスの河川の産卵場に深刻な影響を与えていると指摘した。
ノルウエーでは毎年100万トン以上のサーモンが養殖されており、暴風雨や事故の際、ネット破損等が起きると、ロシアに向かい大西洋サケマスと交配、遺伝子に影響を与えていると報告された。