本号では、1961年に日本で公開された下記の5作品がメインで紹介されています。「日曜はダメよ」のみ未見です。「ティファニーで朝食を」は、音楽から入りました。大学入学したころに、大学の書籍部でこの作品で有名になった音楽「ムーン・リバー」に出会い、その頃の解放された気分が手伝って、好きになりました。映画「ティファニーで朝食を」は、おしゃれな作品です。オドリーが輝いている作品です。
「ウエスト・サイド物語」は音楽とともに、ダンスで一世を風靡しました。躍動感のある映像、大胆な振り付け、ミュージカル映画の金字塔です。ストーリーはかなり深刻ですが・・・。ニューヨークの下町、イタリア系不良少年グループとプエルトリコ系のグループとの対立。マリアとトニーの愛、シェークスピアの演劇的なところもあります。アカデミー賞10部門に輝いた名作です。
「草原の輝き」も忘れられない作品のひとつです。タイトルはワーズワースの詩に由来しています。(草原の輝く/花の栄光/再びそれは還らずとも/なげくなかれ/その奥に秘めたる/力を見出すべし)。主人公が教室でワーズワースのこの詩を朗読します。愛と性のモラルに悩む青春の軌跡、ナタリー・ウッドとウォーレン・ビーティが好演です。
「荒野の七人」は黒沢明監督の「七人の侍」の翻案です。7人のガンマンが悪と戦う西部劇です。
内容紹介
1.「ウエスト・サイド物語」(ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス監督、ナタリー・ウッド、ジョージ・チャィリス主演)
2.「ティファニーで朝食を」(ブレイク・エドワーズ監督、オドリー・ヘップバーン主演)
3.「荒野の七人」(ウェイリアム・ロバーツ監督、ユル・ビリンナー、スティーヴ・マックウィーン主演)
4.「日曜はダメよ」(ジュールス・ダッシン監督、メリナ・メルクーリ主演)
5.「草原の輝き」(エリア・カザン監督、ナタリー・ウッド、ウォーレン・ビーティ主演)
◆ 銀幕の主人公たち ナタリー・ウッド この年の日本映画 『用心棒』
<読み物>
・ウエスト・サイド物語[監督物語]映画界に一大旋風を巻き起こした、2人の巨匠
・ティファニーで朝食を[映画音楽]時代を超えて親しまれる名曲「ムーン・リヴァー」
・荒野の七人[監督物語]名匠フォードの後継者として、西部劇を支えたスタージェス
・日曜はダメよ[映画音楽]ギリシアの民族楽器ブズーキを世界に知らしめたハジダキス
・草原の輝き[俳優物語]監督・製作の才能も光るウォーレン・ビーティ
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