シーボルト記念館に行くには市内を走る蛍茶屋行路面電車に乗って、終点で降ります。シーボルトは江戸時代、1823年に出島のオランダ商館医として来日、医学、薬学、動植物学、物理学など、西欧の近代科学の一端を日本に伝えました。
日本滞在中に日本の調査・研究を行い、その成果を著書「日本」として1832年に出版しヨーロッパに紹介しました。この本では当時の日本人の暮らしや豊かな自然と素晴らしい文化などが紹介されています。(黒船で浦賀にきたペルーもこの本で日本を研究していたとのこと)
また、蘭医、蘭学者として活躍した高野長英、伊東玄木、二宮敬作などを育てたこともシーボルトの大きな貢献でした。
シーボルトはまた日本を愛し、おタキと暮らし、彼女との間に生まれたイネは日本で初の西洋産科医になりました。
そのシーボルトが長崎で住んでいた邸宅(いまは建物は残っていません)に隣接して建てられているのがシーボルト記念館です。
シーボルト記念館ではシーボルトの生涯がビデオで解説されています(1F)。また、2Fでは当時の日本の状況や医師としてのシーボルトの貢献、シーボルト事件についても新資料で紹介されています。3Fでは、年に数回、企画展が開催されます。
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