【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

佐々木聡他『日本の企業家群像』丸善、2001年

2012-06-30 00:08:58 | 経済/経営

             
 
 わが国で企業者史(アントルプルヌーリアル・ヒストリー)の研究が学会の共有財産になってから40年しかたっていないという(p.251)[本書が出版されたのは2001年、それから10年たっているので、ここは50年と読むべきであろう]。

  本書はその成果のひとつ。
・1章・岩崎弥太郎・弥之助と渋沢栄一(会社企業の成立)
・2章・長瀬冨郎と鈴木三郎助(2代目)(国産新製品の創製とマーケティング)
・3章・鮎川義介と豊田喜一郎(新事業群の形成)
・4章・小林一三と堤康三郎(都市型第三次産業の開拓者)
・5章・小平浪平と松下幸之助(技術思考型事業展開と市場指向型成長)
・6章・井深大,盛田照夫と本田宗一郎,藤沢武夫(戦後型企業家と高度成長)
・7章・中内功と鈴木敏文(経営戦略と流通革新)。

  日本の産業界を牽引した錚々たる企業人が並ぶ。

  学研から『実録創業者列伝-熱き信念と決断の軌跡』(2004年)という本が出ている。これを横に置きながら読んだ。


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