【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

中宮寺(奈良散歩②)

2010-04-03 00:55:36 | 旅行/温泉
               
               

 法隆寺のあとは、その足で中宮寺へ。中宮寺は、現在は法隆寺東院に隣接しています(創建当初は400メートルほど東にあったとか)。

 法隆寺と同じ頃、7世紀前半の創建と推定されています。創建の詳しい事情はよくわかっていないようです。

 ここの見どころは何と言っても半跏思惟像です。またの名を弥勒菩薩と言います。
中宮寺の本尊で、飛鳥時代の作品です。

 像高132.0cm(左脚を除く坐高は87.0cm)。材質はクスノキ材。一木造ではなく、頭部は前後2材、胴体の主要部は1材とし、これに両脚部を含む1材、台座の大部分を形成する1材などを矧ぎ合わせ、他にも小材を各所に挟む。両脚部材と台座部材は矧ぎ目を階段状に造るなど、特異な木寄せを行っています。材質のことはともあれ本当に気品のある仏像です。
 
 もうひとつ天寿国繍帳残闕(てんじゅこくしゅうちょう ざんけつ)というのがあります。
本品は断片とはいえ、飛鳥時代の染織の遺品としてきわめて貴重なものですが、現在、奈良国立博物館に寄託されtれいます。中宮寺には1982年に製作されたレプリカがあります。
 聖徳太子の母、穴穂部間人皇女と聖徳太子の死去を悼んで王妃橘大女郎が多くの采女らとともに造った刺繍、曼荼羅といわれています。