カラタチ、都会ではあまり見ることがなくなりましたね。鋭いトゲがあることから以前は侵入防止を兼ねて生垣に使われることが多かったようですが、手入れが大変なことからブロック塀などに取って代わられほとんど見られなくなりました。ミカン科のこの木、子供の頃ミカンはありませんでしたがカラタチはどこでも見られるありふれたものでしたが…。
日本には8世紀頃に伝わってきたそうで、唐橘(からたちばな)が詰まってこの名になったといいます。あの、うっかり触ると痛いトゲは葉の変形したもの、あるいは枝の変形したものと諸説あります。葉はアゲハ蝶の幼虫が好んで食べるそうです。この小さな白い花を見ると、北原白秋の「カラタチの花が咲いたよ~」という詩が思い出されますが、私どもの年代だと島倉千代子さんの「からたち日記」もメロディーが浮かびます。
小さな実もいくつか見られますが、秋には熟してミカン色になるんですね。大きくなってもゴルフボールより小さい実で、いかにも固そうなので食べようと思ったことはありませんでしたが、実際、酸味と苦味が強くてとても食べられたものではないと、モノの本には書いてあります。
日本には8世紀頃に伝わってきたそうで、唐橘(からたちばな)が詰まってこの名になったといいます。あの、うっかり触ると痛いトゲは葉の変形したもの、あるいは枝の変形したものと諸説あります。葉はアゲハ蝶の幼虫が好んで食べるそうです。この小さな白い花を見ると、北原白秋の「カラタチの花が咲いたよ~」という詩が思い出されますが、私どもの年代だと島倉千代子さんの「からたち日記」もメロディーが浮かびます。
小さな実もいくつか見られますが、秋には熟してミカン色になるんですね。大きくなってもゴルフボールより小さい実で、いかにも固そうなので食べようと思ったことはありませんでしたが、実際、酸味と苦味が強くてとても食べられたものではないと、モノの本には書いてあります。