森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

SYUGOSIN

2009-05-21 00:46:32 | 詩、小説
あの光り輝く若葉を見てごらん
何が切なくて君は泣くと言うのだろう

―疲れてしまったの
もう息をするのも辛いのよ―

それならば僕の肩に寄りかかり、目を瞑っていればいいよ
ずっとずっとさ

あの光り輝く若葉の、その葉陰を見てごらん
きらきら光るその若葉は、その闇を深いその内側に隠して
過ぎてきた冬の記憶を封印しているんだよ

吹く風が君の襟足を優しく撫ぜて
君がその瞼をパッと開けるまで、
僕がそっと側にいるよ

もう立ち上がらなくてもいい
もう微笑まなくていい

僕が変わりに悲しいくらいの空の青さを見つめよう
僕が変わりに鳥達の甲高い悲鳴を聞いていよう

もう立ち上がらなくていい
もう微笑まなくていい

君は僕の肩にもたれて
吐く息の数を大地の振動に合わせてゆっくりと数えて居ればいい
耳を澄まして遠い海の引き潮、満ち潮の音を感じていればいい

僕は君、君は僕
君は自分の中の僕にもたれかかり、君の中の僕が君を守る

―私を守るあなたは
私の意識私の無意識私の知識私の言葉
そして私の魂―

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