森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

自由が丘に行きました。

2019-01-11 13:00:16 | 家族スナップ

もしもこの記事のタイトルが「自由が丘散策日記」で、このような画像が並ぶならば

それは楽しい東京散歩のお出掛け日記になるのでしょう。

だけど昨日、私が自由が丘に出掛けたのにはちょっと理由がありました。

11時に姉と自由が丘の駅で待ち合わせをしました。先に早いけれど腹ごしらえをしておく予定で、早めに集合したのです。このカフェでは、姉と「ボヘミアンラプソディ」の話で盛り上がりました。あのシーンこのシーンそしてあの歌この歌と、時には涙が出そうになりました。ひとしきり話したその後で、姉が一番下の妹からのラインを読みました。

「今日は仕事で行けないけれど、気持ちでは一緒に参戦しています。」と言うようなものだったと思います。それを読みながら、姉がハラハラ泣きました。

「えっ、今、それで泣く?」と私は言いましたが、気持ちは凄く分かりました。

 

ちょっと前に話は戻りますが、お正月、皆で実家に集まった時に、ワイワイと楽しそうな様子を母が見ていて、そして欄間に飾ってある父の写真に目を移すと

「お父さんが笑ってる。」と言いました。

すぐ下の妹が、

「ああ、お父さん。だんだんと忘れられていくね。」と言うので

「忘れてなんかいないよ。私、ここに来る前に墓参りしてきたよ。」と私は言いました。

「ええーっ、流石だね、花ちゃん。」と妹は言い、そして続けて言いました。「だけど、お父さんの願いは叶ったね。」と。

 

父の願いは、ずっと姉妹が仲良くして行って欲しいと言うもの。ただそれだけ。

 

お正月、妹はずっと明るく爽やかにハイテンションでした。

帰る時にラッタさんを彼の今のねぐらに送って行ったのですが、その時に彼が言いました。

「またおばさんの体に不都合な何かが起きているのかい。」と。

「えっ、なんで。」と私は言いましたが、それは「なんで分かったのか」と言う意味だったのです。

そして、ああ、あれかと思いました。

私が彼女に「無理して明るくしていると疲れるから、無理するな。」と言った時に、彼女は「うん、だけど明るくしていたいの。その方が気持ちが楽だから。」と言う会話をしていたのですが、彼はそれを聞いていたのでしょう。

 

妹は4年前に乳癌を患っていて、12月の検診の時に胸に白い影が映ってしまいました。

年明けからいろいろな検査の予定が入りました。

その検査の結果が、昨日出たのです。

はっきり言って私と姉がこの日に駆けつけても、何の役にも立ちません。それでもそばに居たくて、一番下の妹は気持ち参戦で、姉と共にやって来たのです。

 

一番怖いのは転移性の癌。これは叩くのが大変です。だけど今は薬が良くて、その人に合えば、余命三か月と言われた人が10年以上生きていると言う話を、夫が調べて教えてくれました。もしもの時、私はそれを信じる事にしました。

もちろん一番良いのは、勘違いです。私の夫は、子供の頃に肺の何かをやったらしくて、健康診断でやたら引っ掛かります。一度は肺がんの疑いで再々検査までした事があるのですが、昔遣った病気の為に痕跡が残るのが肺みたいなのです。妹もそれだったら良いのになと思いましたが、あの検査の内容を考えると、とてもそうは思えません。

だから私と姉がせめてと望んでいる事はー。

 

妹と彼女の夫が診察室から出てくると、彼女は苦笑いをしながら待合室のソファに座っている私たちに

「残念ながら」と言いました。

 

だけどその後、看護師さんが私たちも含めていろいろと説明の場を持ってくれました。

妹は肺がんでした。だけど転移性の物ではなくて新たなものだったのです。

それを聞いて姉と私は思わず

「良かったね、あなた。」と妹に言ってしまいました。

癌なので、ちっとも良いはずなんかありません。彼女の隣に座っていた彼女の夫からしてみれば、「なんじゃ、この二人は」と言う所だったと思います。

だけど看護師さんには、私たちの意図するものがばっちり分かったのです。なんたって医療のプロですからね。それにここの看護師さんはレベルが高いなと、私は感じていました。なんでそれを言ったのかツーツーと通じるものがあったのです。

それゆえに彼女は妹に言いました。

「良いお姉さんたちですね、羨ましいわ。」と。

 

新たな癌なので手術が出来るのです。それもまだ初期であることが分かりました。

もしも乳がんの検診に行ってなければ、それは見つからなかったのです。

世の中は何が幸いするのか分かりません。

 

手術が出来れば治る希望は多大です。

「吉田拓郎だって治って今じゃ、ツアーなんか出来るのよ。」などと言う私。

 

年明けからずっと心に重くのしかかっていたものが、ほんのちょっとだけ軽くなったような気がしました。「不幸中の幸い」とはこう言う事を言うのかなと私は思いました。

ラッタさんにはこの件を伝えました。「良くないが良かった」と返事がきました。

 

そうは言っても妹の闘いはこれからで、来週手術日が決まります。

 

チェックチェック♬その3」の中の非公開でしたが、

 家族のために祈る

でした。何も出来ないけれど、ただ祈る。それが一番大きな力になることを、たぶん私は知っているのだと思います。

 

しかし病院と言う場所は、ただ座って待っていただけなのに、何であんなに疲れるのだろうかと思いました。妹にそれを言うと、「負のオーラが蔓延しているからだ。」と言いました。なるほどなあと思いながら、帰りにエネルギーをチャージして帰りました。

 

 

そしてこの日のお出掛けが、単なる東京散歩でしかなかったと言う風になれば良いのになと、ささやかな願いを込めて病院に行く道で数枚写真を撮りました。

手術が終わって体力も回復して、そしてみんなで笑いあう。

―あんときさあ、お姉ちゃんの旦那がお姉ちゃんの代わりに孫の面倒を見ていて、大泣きされて

「ま~だ~ ?  」ってラインが来たんだよね。疲れたからケーキ食べてるって言えなくて、今ちょっとバスが渋滞していて・・・・・って、(^_^;)

 

 

 

 

 

さて、今日も頑張ろうっと !!

 

 

 

 

 

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4 コメント

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Unknown (Bluemoment)
2019-01-11 19:07:44
私も、kiriyさんの立場でのことを何度か経験しているので、
感じるものがあり、泣けてしまいます。
私も祈ることしかできませんが、
明るい未来を信じて祈っています。
Bluemoment様 (kiriy)
2019-01-12 13:55:35
きっと同じような経験をなさっている方は、たくさんいらっしゃいますね。
ずっと同じでいて欲しい今の生活。だけどそれは叶わない夢ですよね。
それでも私も
>明るい未来を信じて祈っています。
同じように祈って行きたいと思います。
素晴らしい育て方・・・ (ちゃぐまま)
2019-01-14 00:17:17
美しい写真を見ながら読み進むうちに胸が締め付けられました。
ご病気のこと、姉妹の仲の良さと思いやり、お父上の言葉、そしてご家族の絆。
ご両親の育て方がどんなに素晴らしかったか、そしてそれが今のご家族の関係に反映している・・・と拍手を送ると同時に羨ましさを感じました。
私は三姉妹で仲が良くやはりラインでのやり取りをしていますが、こちらほど深い絆はあるのだろうか・・・と考え込みました。
家庭内での冗談、ユーモア、ボケと突っ込み、実にいいですね~。やはり珍しい部類ではないかなと思いました。
ブログの文章の進め方が実に見事で引き込まれてしまいました。いろいろな過去ブログを楽しませてくださいね。
ちゃぐまま様 (kiriy)
2019-01-14 01:18:03
コメントをありがとうございました。
ちゃぐままさんも三姉妹なのですね。

姉妹はやはり賑やかで良いですよね。

私の家は四姉妹なのですが、夫は三兄弟なのですよ。嫁いだころは同じように仲の良かった三人なのですが、今では仲が良いという気持ちだけで、まったく何もない三人です。それを思うと、やはり姉妹の方が楽しく仲良くしやすいのではないかと思っています。
それにうちは、微妙に年齢が離れていて、一番上と一番下とでは一回り違うので、ポジションがはっきりしているのも、良いのかも知れませんね。

絆はいろいろあったから深まったのだと思います。10年ぐらい前は、年に4回ぐらいしかみんなで会わなかったように思います。それがいつしか・・・・^^

またこれからもよろしくお願い致します。
褒めても頂けて嬉しかったです♪

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