森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

キャットニップ

2014-11-04 01:41:21 | 漫画・マンガ・まんが

久しぶりに本屋に行ったら、この本と遭遇。「グーグー」シリーズ以外の本なんだと買ってきてさっそく読みました。

キャットニップ
大島 弓子
小学館

 

だけれどこれ、最初の一コマ目に衝撃の言葉が!

「うちには12匹の猫がいます。以前は14匹でしたが2011年内にテンミケ〈3歳〉とグーグー〈15歳〉を亡くしました。」

ええええ!!

グーグーは死んじゃったのか!

ちょっとショックです。

でも15年も生きたのなら長生きだと思うし、漫画の中の主人公はいつまでたっても色褪せない不死のものであっても、現実の猫とはいつか別れがやってくるのですよね。

 

だけれどこのシリーズのファンの方から言わせると、何をいまさらって感じなのでしょうね。

まさに今更だと思います。

「グーグーだって猫である」の感想はいつ書いたのかと調べたら、なんと2008年だったのです。もうそんなに経つんですね。その時は4巻まで持っていたのです。いそいそとその続きから密林サイトでぽちりましたよ。

だけど定価じゃなかった(ノД`)・゜・。

教訓。

好きな漫画はアンテナはって、即ゲットしておくこと。

でもきっと、かつての私は「グーグーだって猫である」の3巻辺りで作者の考えと微妙にずれを感じて、その時の新刊であった4巻まででこの本は終了させてしまったのではないかと思い出したのです。

 

それなのに、何をいまさら苦労して〈5巻は〉その続きを読もうと思ったのかと言うと、それはこの「キャットニップ」を読んだからにほかなりません。

大島さんの猫愛はひたすら猫の幸せ側に立っていて胸を打つのです。

 

30の短編で綴られている猫たちと大島さんとのふれあいのドラマ。しかしほとんどが闘病記や別れの記録のような気がします。

たった30の物語が容易に読み終わりません。

なぜなら1話読むごとに、ううと泣いてしくしくとまた泣いて、涙をふくと、我が家の猫のもも吉を覗きに行くと言うことを繰り返していたからです。

細かい物語の感想は書けませんが、また新作なのでネタバレ感想は敢えてやらない方が良いかとも思うからです。だけれどなんとなく誰かに優しくなれるようなそんな本だと思いました。

 

彼女のやっていることは誰にも出来る事ではありません。

なんたって病院代が半端じゃないと思います。

でも人はそれぞれ、何か自分の出来る事があるように思うのです。それは猫とか動物に対してだけじゃなくて、関わった人に対してもー。

 

 

グーグーだって猫である6
大島 弓子
角川書店(角川グループパブリッシング)

 

明日届くかな。読むのが楽しみでもあり怖いような気もします。

「グーグーだって猫である」4巻までの感想は→ここです


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