森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ちゃんと、捨てましょう。2013〈その1〉

2013-04-29 16:10:39 | 梢は歌う(日記)
 
ちゃんと、捨てましょう。

夫殿と喧嘩になると、彼の攻撃パターンの一つに「お前は、本当にお前の父親に似ているな。」というのがありました。これは自慢になってしまいますが、マイ父は実際の年齢より常に若く見え、...
 

 

毎年、同じ事をしている、この季節。そうです。ゴールデンウィークは毎年お片づけ&掃除です。

今年は夫殿が張り切ってるので、なんだか私、やる気が起きなくて・・・・

 

だってさあ、ベランダが彼に占拠されちゃったんだよ。

いや正確に言うと、彼のやりたかった水生植物と生物の水槽に。

私の花達が。・゜・(ノД`)・゜・。

 

もうブログを書いている場合じゃない・・・・なんちゃって。

自分の場所を確保するために頑張るぞー。

 

※     ※      ※

 

昨年の記事を読むと、他の人には分からないことだと思いますが、最初の数行は私にはかなり切ない内容です。

言葉というものはアルバムのように、時間を過去に引き戻すものなのかもしれません。

 

―今年の「ちゃんと、捨てましょう。」1月―

 

  長い間使っていたこのテーブルは食卓兼私のパソコン机でもあり仕事のための机。気に入って使ってはいたけれど、机の上がペタペタするようになって、椅子が壊れた事をきっかけに買い直したのです。

このテーブルは似たようなやつで買いやすいものもあるけれど、買った時はこの大きさの割りにはちょっとだけ高くて、見た感じも美しかったのです。

でも買ったばかりの頃、この上で小学3年生か4年生だったラッタくんが私へのメモを書き、その後がしっかり残ってしまったのでした。

「ああ」と思う反面、胸がきゅーんとなりました。

学校から帰ってきても私はいなかったのです。

彼はゲームを始めて・・・そしてしばらくしてからメモを書いたのです。

「ママへ。ちょっとコンビニに行ってきます。」

私が帰ってきた時に自分がいなかったら心配すると思ったからです。それなのに、そのメモを私が読むこともなく、彼はまた一人の家に帰ってきたのです。テーブルに残っていた尖った鉛筆でついてしまった跡がなければ気が付かなかった事なのです。

私はその文字の跡をさすりながら、いつかきっと懐かしく想い出すに違いないと思いました。

今では共働きの家など当たり前のことですが、そんな事が凄く切なく感じた昔の出来事でした。

 

捨てる前にその傷を探してみたけれど、流石に見つかりません。

だって、このテーブル・・・

 普通の大きさで載せようと思ったけれど、あまりに酷いので止めました。はっきり言いますが、うちの子供がつけたものはその後は皆無です。木の風合いを大事にしたいのでカバーをある時まで掛けずに使っていたのです。

コンパス・・・

ああ、恐ろしい。

でもこの傷も滅茶苦茶仕事が忙しかった時代の勲章のようなものって言えるのかも。

 

※      ※       ※

 

 

新しいテーブルはルート君が家に入れてくれたお金で買いました♪


 


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