切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

東福寺塔頭寺院 京都市東山区・・・花はあったのか?

2018-06-01 23:53:23 | 撮影


 今日から6月だというのに、ブログはまだ5月中旬の撮影内容。
 この日は東福寺野周辺に集まっている、塔頭寺院の花の具合を見てきた。もう何度も来ているが、あくまでも「花」を中心に行ったので、各お寺の詳しい解説は殆ど省略です。

退耕庵
 東福寺道への入り口に最初に現れる。すでに先日3月3日に、このブログで詳しいことを紹介しているので、お寺そのものはそちらを参照してほしい。
 結論から言うと、花はなかった。その代わり春紅葉の鮮やかな赤色が境内に広がっていた。これはこれでなかなか美しくて、お寺全体に華を添えるきらびやかさがあってなかなか良かった。

     

東福寺霊源院
 南北朝時代の創建。主に古文書の重要文化財を有する。
 門が閉まっていて中に入れず、門から見える範囲を撮影するのみ。花はつつじがごく一部見られただけ。

   

栗棘庵(りっきょくあん)
 鎌倉時代に創建された。最初は平安京の北部の方にあったが、後に様々な変遷を経てこの地に落ち着いた。
 多数の重要文化財や京都府指定文化財などを有しており、その意味では公開日には是非行ってみたいお寺である。
 境内は公開されていて、写真を撮ることができたが、花そのものはかなり少なく、外見上は普通のお寺の境内といった感じで、華やかさは全くなかった。

   

善慧院(明暗寺)
 明治初期に善慧院が、明暗寺を吸収する形で一緒になった。
 ともに鎌倉末期の創建で、明暗寺は尺八の開祖を本尊としており、江戸時代には 尺八を奏でる僧がいるということで、虚無僧寺とも呼ばれていた。
  境内は公開されていて、内部に入って写真を撮ったが、花はほとんどなく、こちらの方もその意味ではそっけない感じだった。このあたりもう少し欲しい気がする。

   

同聚院
 こちらは今年2月19日のブログで紹介している。そちらを参照していただきたい。
 改めて本尊の不動明王坐像を拝観するが、実に迫力があって見事なものだ。重要文化財に指定されており、必見の価値十分にあるので、東福寺に行く際には是非見るべきだと思う。
 こちらには何回も来ているが、残念ながら花はなし。春紅葉が一部、赤い色を放っていて僅かではあるが、のぼり旗が多数立っている中に、華を添えていたような感じだ。

   

光明院
 東福寺の前を通って南側にある。室町時代初期に創建された。
  「波心庭」と言われる枯山水の庭園が有名で、公開されていたので拝見することにした。三尊石と言われる大きな石を配置しており、背景のツツジの花などと マッチして美しい風景が目の前に広がる。しかし、どういうわけか、背景にあるはずのツツジや皐月が見られない。緑色の背景があるだけだった。これもまた残念。ただし門前には春紅葉が鮮やかな赤色を放っていた。

           

 という訳で、「花」という意味では残念だった。しかし、塔頭寺院をまとめて見られたのは、よかったと言える。





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