kirekoの末路

すこし気をぬくと、すぐ更新をおこたるブロガーたちにおくる

復活の7月20日

2008年07月20日 16時16分41秒 | 小説の感想と批評
日曜の午後はゆったりと@kirekoです。

>今日の感想と批評

腹痛だがやらねばなるまい。
鋼の作品を叩いて砕く、kirekoがやらなきゃ誰がやる。

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

睡眠不足とバースデーケーキ ジャンル 恋愛 作:婀凛栖

:あらすじ
いつも変なことばかりやってくれる彼女が、今日は鼻歌交じりににこにこと笑いながら、何かをやってた。

:友人K氏の感想
ええと、のっけから、好きなおはなしでした。いくつか続きそうな伏線があったけど、短編ではいらないのかなとおもいました。もう少し推敲して、余計なものをそぎ落として、もっとほしいラブラブ感が増量すればよりよい作品になると思います。あと、表現方法は見たことあるようなのがよく見受けられたんですが、そのまんまつかんじゃなしに自分の表現方法でやったほうがいいかもしれませんでした。自分の表現方法でやっているのなら、もっと視野を広げるとよりよくなると思います。とりあえず、ラノベでありそうなワンシーンでした。嫌いじゃないです。むしろ好きです。以上

:kirekoの感想
元々恋愛嗜好が常人とは違う方向に偏りやすいkirekoとしては、好き嫌いでいうと嫌いな作品の類だ。恋愛物によくある、ただ二人がイチャイチャするというのも胸糞悪いと思うが、こういう主人公の心の動きに余裕があり過ぎて、感情の膨らみが乾燥しきってるのも個人的にはいただけないと思う。どうもこういう作品を読むとき、地の文が回りくどく感じてしまうのは、そういう物を読んだ体験がないからかもしれない。読者の中には好きな人も居ると思う。と、好き嫌いの話をしたところで感想に入っていこう。いつもの通りの切り口で話して酷評に見えるかもしれないが、この作品の文章構成と読ませる力に関していえば及第点だと思う。好き嫌い以外の部分で別段読みにくいとか、そういうのは無い。描写や、表現も綺麗だし、日本語もまともに使えない人と恋愛をするという設定的な面も面白いと思う。特に小麦粉とベーキングパウダーを間違えるというのは、やや安直だったが、彼女の性格を現すのにはドストレートな話で良かったと思う。問題点があるとすれば、恋愛パートの少なさと、情感の有無。せっかく設定的に美味しい部分があるのだから、そこを残すことなく解消させて欲しかったと思う。あと、ところどころの比喩表現が一般読者を狙わない、やや斜め上な目線だということだろうか(理解できる人は理解できるが、理解できない人は理解できないという意味で)。あとはジャンルの好き嫌いだと思う。


姫様とオムライス ジャンル 恋愛 作:きらきら星

:あらすじ
ある日少女が訪れた。しかしその少女は実は……

:友人K氏の感想
主人公、悲しい。そして、幸せな頭ん中。テンポは嫌いじゃないけど、たまに ん? て感じるとこがちらほらと。ご都合主義全開なのは目を瞑るとして、なんだろう、すっきりしない。悪くはないけど好きじゃない。ハッピーエンドをよこせ!これはトゥルーエンドだ!

:kirekoの感想
いちいち面白い台詞や、作者のキャラクター描写に読者が思い入れをすると、なかなか面白いんじゃないかと思える作品。ややヘンテコな導入部分に比べれば、オチも予想以上に綺麗だし、作品としての纏まり方はかなり秀逸な感じなのではないだろうか。あくまでも予測できる範疇の展開も嫌いじゃない。なんというか、ちゃんと「その人らしさ」を残しつつ、キャラクターがブレないのは、作者の作っているキャラクターの土台がしっかりしているからだと思う。ただ、やりたかったことが先行しすぎて、やや読者置き去りの部分も見えるのが残念だ。基本的な部分は大よそ納得できるのだが、キャラクターの外面的要素(格好や仕草)と、それに繋がる日常の部分が書き足りない気がする。ややファンタジックな部分もあるからこそ、もう少し、日常的で、一般読者が理解しやすい、そういうありふれた展開を盛り込んでみてはどうだろうか、と作者に思わず声をかけたくなる作品だった。


雨が止んだら一緒に踊ろう ジャンル ホラー 作:アオキチヒロ

:あらすじ
気儘で、自由で、だけどどこか気品を漂わせている。そんな猫みたいなアユミ先輩のことが、僕は大好きだった。

:友人K氏の感想
んんんん。病気?恋は盲目。ホラーっつうか嫉妬で頭のねじ外れただけの男の話じゃねえか。背筋にくる怖さが何一つ無いわ。ホラー小説、小野不由美先生他を百ぺん以上見直して来い。語りは悪くないけど、場面の切り替えに何故に英語?あと、ドラクエ小説で有名だけど、ホラーも書く久美沙織先生の本も読みやがれだった。前後して、語りに関してブギーホップを意識しているのだろうか。洗練されていないとうざい。以上。

:kirekoの感想
一人語りが嫌いな人は難しい作品。女々しさ甚だしい男の妄想と、自分の焦がれる女への嫉妬が、狂気を起こして…という作品。最初読んだ時、精神的に病んでるとか、そういう『作者が描ききれていない』狂気の部分よりも、男らしさの欠片も無い主人公に、少々苛立った。人間の負の感情、いわゆる願望が叶えられなかった時の嫉妬心と逆上衝動を起こしてしまう醜さが、男のキャラクターの一部として憑依すると、これほど気持ちの悪いキャラになるのか、とある意味では関心してしまうような部分もあるが、作品としてはNOだ。一人語りで完結する形態は良くあるが、どうも作者が語りに集中しすぎて、ありきたりな描写が欠落し、そこから見える演出が不足している面が読者に察せてしまうのが残念だ。なんというか、ホラーを目指したけど、結局ありふれた自分の世界観に閉じこもってしまった作者が、読者に対して何がやりたかったのかがわからなかった。なんだか、構ってちゃんのメンヘラ日記を読んでるような不快さだった。


鎌鼬{{かまいたち}} ジャンル ホラー 作:Mihiro

:あらすじ
最近、とある大学の考古学者が急死した。助手として働いていた俺と古谷は、その博士の研究所を整理しろと言われて、研究室に向かう。しかし、そこにあったのは、とんでもないものだった・・・・・・。

:友人K氏の感想
とりあえず、ぬーべー思い出した。そんでぬーベーのエピソードの救いが無いバージョン。それだけ。

:友人G氏の感想
なんだか下に川が通っている谷をひっきりなしに飛び越えていくような。そういう疲れる慌しさがあった。怖さにかける。小説でホラーっていうと、もう少しじわじわ追い詰めないと読者にはわからないんですよ。と、最近ぬるいホラー小説をよんで思った僕の見解。

:kirekoの感想
いきなりの誤字脱字に面食らうが、個人的には好きな作品。ややリーダーの使いすぎに目がいってしまう読者もいると思うが、そこさえクリアすれば、なかなか読ませてくれる、そんな期待値もある。自分はホラーという形態を小説でやるなら、より読者の視覚的に判りやすく捉えられる、いわゆるパニックホラーの類の作品が好きなのだが、この作品は、本来なら見えていない無機物を、あたかも有機物のように見せてくれている演出がニクイと思う。非科学的な雰囲気でなく、あえて視覚や聴覚などの感覚で捉える部分が、オカルトな話で、オカルトをやらないという作者の考え方も垣間見えて良い。読者に判りやすい描写で、関心を惹かせる。そういう部分でなかなか面白いとは思うのだが、問題は描写よりも俯瞰の無さか。確かにジェットコースターのような展開の速さは面白いと感じるが、やや進むスピードが早すぎる気がする。本文中の畳み掛けるような描写に、唐突に一呼吸おくこと。そんな演出を作者が考えつけば、かなり作品の受け取り方も変わったのではないか、と感じた。


おかえり、ただ君のことを想って…… ジャンル 恋愛 作:Karyu

:あらすじ
高校一年生の梨香と緑は付き合い始めて3年が経った相思相愛の二人には一つの約束があった。その約束が果たされようとするとき、二人はお互いをもっとも信頼しあえないと立ち向かえない難関を迎えることとなる。でも緑は梨香に告げる。「絶対、約束を果たして俺は帰ってくる」と―――。

:その時のメッセでの反応(ハンドルネームは伏せています)


G@モルツ三昧。 の発言:
ごめんなさい
G@モルツ三昧。 の発言:
タイトルだけで後ろにひっくり返りました
キレ@くせえのがいい の発言:
俺はもう
キレ@くせえのがいい の発言:
半分読んだぞ
キレ@くせえのがいい の発言:
い、いきがくるしい
G@モルツ三昧。 の発言:
ちょっとダメージが強すぎて
G@モルツ三昧。 の発言:
なんとか頑張って読もうと思ったら
G@モルツ三昧。 の発言:
「待って~~」
G@モルツ三昧。 の発言:
む、胸が苦しい
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
ええと
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
打ち殺すぞヒューマン!!!!!!!!
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
なかんじでした
G@モルツ三昧。 の発言:
ダメだ、キモチワルイ
G@モルツ三昧。 の発言:
もう無駄に改行した文はスイーツすぎて
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
なにこの携帯しょーせつ全開で何十年前の少女漫画なのりでご都合主義で記号化されたキャラクターの数々は
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
読む価値0
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
なんか小学生の頃、同級生の女の子が書いていた漫画とか思い出した
G@モルツ三昧。 の発言:
え?まだ終わらないの?
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
もしくは知り合いの人の子供(幼女)が書いていた絵を思い出した
G@モルツ三昧。 の発言:
いつまで続くんだこのグダグダ
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
こんな世界 今すぐに終わってくれ
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
作者が否定しようがなんだろうが、この話は作者の理想以外になんでもないと思われる
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
バカップルオーラ全開かつ、無意味にラブラブなため嫉妬心というかなんというか殺意を育むようだった
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
まさに バカップルショーセツ
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
以上
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
ああ、長くてイラ着く
G@モルツ三昧。 の発言:
いつになったら
G@モルツ三昧。 の発言:
はなしの展開がドーンとかわるんでしょうか?
G@モルツ三昧。 の発言:
流し読みですが、というか流し読みしか出来ませんでしたが
G@モルツ三昧。 の発言:
起承転結がまったくない平坦な、漫画にもできない落書き
G@モルツ三昧。 の発言:
中坊がかく4コマ漫画のほうがまだ盛り上がりがある
G@モルツ三昧。 の発言:
現実的でない男と女がひたすらラブラブを繰り広げる姿は、現実味がなく、キモチワルイだけで、のめり込もうという気すら起きない
G@モルツ三昧。 の発言:
小説じゃなくて、同人サークルでもつくってギャルゲーでも作っていてください、以上。
キレ@くせえのがいい の発言:
よし
キレ@くせえのがいい の発言:
久々に俺も文章で怒ったから
キレ@くせえのがいい の発言:
メッセをこのままのせる
G@モルツ三昧。 の発言:
キレ子さん、どうしてこんなもので人生を無駄に使わせたんですか
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
ギャルゲでもまだ起承転結あるし、平坦じゃないよ
K@I love BLACKLAGOON!! の発言:
10倍速くらいの流し読みだったよ
キレ@くせえのがいい の発言:
人生の大半は無駄だが
キレ@くせえのがいい の発言:
これは無駄の中の無駄だった




:kirekoの感想
というわけで満場一致で読む価値なし。駄作!
なにこれ、ふざけてるの?ってぐらい読みにくい空行が半端無い。縦書きで読んだ人は、イライラのあまり発狂してしまうのじゃないだろうか。そういう自分も無音でこれを読んで発狂しかけた人の一人だ。内容は、というと、これまたお粗末極まりない。どこかで見たような設定とありふれた展開を繰り返すだけで、世界観や人物の表現としても面白くない。やたら長ったらしく繰り返される台詞もそうだ。誰が何をしているのかわかり辛いし、ちょっと気の利いたことも言えずに、ただただ薄っぺらい脚本を見ているような気分にさせる。それに伴って、恋愛というジャンルの中で描くべきキャラクター達の外面的要素、内面的要素も欠損していると言わざるをえない。作者のやりたいことをやろうと思う気持ちはわかるが、もう少し真面目に文に取り組もう。読むに値しない作品の無価値さで言えば、これは今期ナンバーワンの作品なのではないだろうか。結局情感を訴えたいのか、その描写を訴えたいのか、それとも台詞描写で何かを描きたかったのか、とにかく読んでる人を馬鹿にしている作品だった。やや口悪く発言するとするならば、こういう作者が居るから、他の名作が埋もれていくのだと思う。頑張って書いたのは認めるが、ただそれだけで何もえるところが無い。作者には、自分の妄想日記を、人の目に触れる場所に出さないようにオススメしたい。


=========終了=========

>最期の爆弾のせいで
久々に文章でキレたぜ。くそがーーー!!
参加してくれたみんなには悪いが、最後の作品は予想通りの地雷だった!
しかし皆、こんな作品でもちゃんと読んでくれてありがとな!
皆が居なかったら、普通に挫折してたわ…。

というわけで感想復活一日目でした。
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2 コメント

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こんな餌にこの俺が……クマーーーー!!! ()
2008-07-21 02:25:41
 Gの過剰反応っぷりにワロタ。君は流し読みせずにちゃんと文を読むんだ。少なくとも「その発言から予想された話の中身」以上には中身があったぜ。
 時々地の文が俺より上手いこと書くなぁと思う時があったり。ただ、話の見せ方は嫌いだし下手。逆を言えば「読者に今何が起きてるのかちゃんと伝えられるような表現」ができれば割とマシなんじゃないかなとおもっちまうわな。

 序盤のバカップルさは、結末である離別のための表現だと思うんだがなぁ。
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Unknown (kireko)
2008-07-21 15:36:09
本文が構成で損しているってのは認めるけど、問題は100人読む奴が居て何人イライラせず読みきれるか、その読者への配慮を作者が気付かずに投稿してしまっていることだと思う。別に敷居を高めるわけじゃないが、誰でも読める場所なのだから、読者がイライラせず読めるものを創ってあたりまえだと思うのが普通だろ。まあ、これだけ俺らがキレたってことは、ある意味読者の感情を動かせる文章を持っているということだとは思うが。はっきり言って、これを無心で読みきる人は仏門で悟りを開けてる人か、ただの文章マゾだよ。
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