これはいい肩慣らし@kirekoです。
>昨日に引き続き
お題やるよ!
020:金曜日
金曜日の次は土曜日。
土曜日の次は日曜日。
その次は……サラリーマンなら考えたくないところ。
021:潮騒
別荘は海辺に立ち、見晴らしの良い窓から一面の青を覗かせ、潮騒を聞かせる。
しかし、晴れた気分で楽しいのは、一瞬の時間だけ。
明後日には、帰らなければならないと考えると憂鬱だ。
022:無邪気
大人に必要な事は二つ。
多くの経験と、いざという時、無邪気さを装える度胸。
023:観覧車
一番高いところまで昇った観覧車から見る景色は、とても綺麗だった。
たとえ、そこからすぐ、まっさかさまに落ちる運命だとしても。
024:季節
季節は巡り、次第に子は親を超えていくものだ。
たまに超えないヤツもいるが。
025:暴風雨
頑丈に留められた物も人も薙ぎ、一夜の暴風雨は全てをさらっていく。
とめられるものなど、ない。
026:吐息
冬の寒い日。
鉄道が白い吐息を大きく吐きながら、ホームへと駆け込んでくる。
乗客の口からも、同じような白い吐息が見えた。
027:連絡網
学校、クラスごとにあったはずの紙で出来た連絡網が、時代の流れからか、メールなど便利なものに打って変わった現代。
私が掃除をしていると、ふと目に入ったのは昔の連絡網だった。
あいうえお順に並べられた、あの頃の悪友たちに、私は淡い期待とともに電話をまわす事にした。
028:呪詛
最近は色々なものが民営化された。
伝統的な呪詛儀式の一つである、丑の刻参りも、近年民営化されるそうだ。
人員募集のうたい文句は『呪いに詳しい方、大工経験のある方、優遇』だそうだ。
029:刹那的
購買衝動というのは、実に刹那的だ。
特に2円1円の価格の差を許すまじと、安物を求める家庭の主婦達の目は、物の良し悪しより、やや「多く安く」という購買衝動に突き動かされている気がする。
030:四面楚歌
誰からも愛されないからといって、四面楚歌になるとは限らない。
一番怖いのは、愛されていると思って勘違いしている輩たちだ。
造反は、全ての味方を敵とする。
政治家、戦争屋も同じことではないだろうか。
031:向日葵
向日葵のような人というのは、いったいどういう人を指すのだろう。
あの花の花以外の部分を見たとき、とても褒め言葉には聞こえない気がする。
032:媒介
伝染病は、生き物を媒介にして他者へ侵食していくという。
だとすれば、恋もまた伝染病なのではないだろうか。
033:付焼刃
上等ではない刀に、鋼をつけたしたのが付焼刃。
付焼刃というのは、切れ味が悪く、脆く、すぐ使えなくなる。
私も、私を取り囲む人間も、いや、もしかすると人間は、全員付焼刃なのではないだろうか。
034:横恋慕
好きな人がいて、その好きな人にも好きな人がいる。
たとえば、自分の好きが届かないと思えば、その人のために、そっと背中を押す横恋慕もあっていいはずだ。
嫌われるよりは、まだいいはずだ。
035:水彩色鉛筆
水彩色鉛筆というのは、どんなものだろう。
恋人を失った後の傷心のようなものだよ、と彼は言った。
036:火酒(ウォッカ)
「ウォッカはあるかい?」
「好きな女に告白もできない、あんたに出す酒はないね。出ていきな、この甲斐性なしが」
「ケッ、あるじゃねえか、上等のウォッカがよ」
037:転寝(うたたね)
一度寝床に寝転んでしまうと、起きようと思っても、なかなか起きれないものだ。
そのまま、転寝をしてしまうことも多い。
はて、文字とは不思議なものだ。
038:錯覚
何もかもが夢だとすれば、そうだったと自分が錯覚できるほど、この一年というのは、厳しい現実であった。
039:坂道
人生とは、重い荷物を背に載せて、坂道を歩くものだという人もいれば。
人生とは、はかなく路道に消えゆく露のような夢のようなものだと語る人もいる。
040:非常識
多くの人の常識が、非常識を産み、その非常識の割合が多くなれば、それは常識となる。
だとすれば今の世の中は、十年、二十年前の人から見れば、非常識だらけなのではないだろうか。
===今日はここまで===
041:短縮
042:迷子
043:香水
044:硝子細工
045:摩天楼
046:靴音
047:無声映画
048:標的
049:小悪魔
050:愛撫
051:無気力
052:太陽
053:地下鉄
054:三度目
055:賛否両論
056:流星群
057:月長石(ムーンストーン)
058:紫外線
059:趣味嗜好
060:風見鶏
061:歯車
062:蜜蜂
063:涙
064:留守番電話
065:外套
066:遊歩道
067:七分袖
068:疑心暗鬼
069:恋愛観
070:茫然自失
071:林檎
072:黒猫
073:伊達眼鏡
074:自己陶酔症(ナルシシズム)
075:骨董品店
076:水玉模様
077:朱鷺(とき)
078:青玉(サファイア)
079:無我夢中
080:指輪
081:被害妄想
082:空白
083:微熱
084:現実逃避
085:粉雪
086:白銀世界
087:白昼夢
088:神無月
089:裸体
090:耳朶(みみたぶ)
091:最終電車
092:月見酒
093:弾丸
094:自由自在
095:加速
096:蜃気楼
097:春夏秋冬
098:類似品
099:遺書
100:愛人
>昨日に引き続き
お題やるよ!
020:金曜日
金曜日の次は土曜日。
土曜日の次は日曜日。
その次は……サラリーマンなら考えたくないところ。
021:潮騒
別荘は海辺に立ち、見晴らしの良い窓から一面の青を覗かせ、潮騒を聞かせる。
しかし、晴れた気分で楽しいのは、一瞬の時間だけ。
明後日には、帰らなければならないと考えると憂鬱だ。
022:無邪気
大人に必要な事は二つ。
多くの経験と、いざという時、無邪気さを装える度胸。
023:観覧車
一番高いところまで昇った観覧車から見る景色は、とても綺麗だった。
たとえ、そこからすぐ、まっさかさまに落ちる運命だとしても。
024:季節
季節は巡り、次第に子は親を超えていくものだ。
たまに超えないヤツもいるが。
025:暴風雨
頑丈に留められた物も人も薙ぎ、一夜の暴風雨は全てをさらっていく。
とめられるものなど、ない。
026:吐息
冬の寒い日。
鉄道が白い吐息を大きく吐きながら、ホームへと駆け込んでくる。
乗客の口からも、同じような白い吐息が見えた。
027:連絡網
学校、クラスごとにあったはずの紙で出来た連絡網が、時代の流れからか、メールなど便利なものに打って変わった現代。
私が掃除をしていると、ふと目に入ったのは昔の連絡網だった。
あいうえお順に並べられた、あの頃の悪友たちに、私は淡い期待とともに電話をまわす事にした。
028:呪詛
最近は色々なものが民営化された。
伝統的な呪詛儀式の一つである、丑の刻参りも、近年民営化されるそうだ。
人員募集のうたい文句は『呪いに詳しい方、大工経験のある方、優遇』だそうだ。
029:刹那的
購買衝動というのは、実に刹那的だ。
特に2円1円の価格の差を許すまじと、安物を求める家庭の主婦達の目は、物の良し悪しより、やや「多く安く」という購買衝動に突き動かされている気がする。
030:四面楚歌
誰からも愛されないからといって、四面楚歌になるとは限らない。
一番怖いのは、愛されていると思って勘違いしている輩たちだ。
造反は、全ての味方を敵とする。
政治家、戦争屋も同じことではないだろうか。
031:向日葵
向日葵のような人というのは、いったいどういう人を指すのだろう。
あの花の花以外の部分を見たとき、とても褒め言葉には聞こえない気がする。
032:媒介
伝染病は、生き物を媒介にして他者へ侵食していくという。
だとすれば、恋もまた伝染病なのではないだろうか。
033:付焼刃
上等ではない刀に、鋼をつけたしたのが付焼刃。
付焼刃というのは、切れ味が悪く、脆く、すぐ使えなくなる。
私も、私を取り囲む人間も、いや、もしかすると人間は、全員付焼刃なのではないだろうか。
034:横恋慕
好きな人がいて、その好きな人にも好きな人がいる。
たとえば、自分の好きが届かないと思えば、その人のために、そっと背中を押す横恋慕もあっていいはずだ。
嫌われるよりは、まだいいはずだ。
035:水彩色鉛筆
水彩色鉛筆というのは、どんなものだろう。
恋人を失った後の傷心のようなものだよ、と彼は言った。
036:火酒(ウォッカ)
「ウォッカはあるかい?」
「好きな女に告白もできない、あんたに出す酒はないね。出ていきな、この甲斐性なしが」
「ケッ、あるじゃねえか、上等のウォッカがよ」
037:転寝(うたたね)
一度寝床に寝転んでしまうと、起きようと思っても、なかなか起きれないものだ。
そのまま、転寝をしてしまうことも多い。
はて、文字とは不思議なものだ。
038:錯覚
何もかもが夢だとすれば、そうだったと自分が錯覚できるほど、この一年というのは、厳しい現実であった。
039:坂道
人生とは、重い荷物を背に載せて、坂道を歩くものだという人もいれば。
人生とは、はかなく路道に消えゆく露のような夢のようなものだと語る人もいる。
040:非常識
多くの人の常識が、非常識を産み、その非常識の割合が多くなれば、それは常識となる。
だとすれば今の世の中は、十年、二十年前の人から見れば、非常識だらけなのではないだろうか。
===今日はここまで===
041:短縮
042:迷子
043:香水
044:硝子細工
045:摩天楼
046:靴音
047:無声映画
048:標的
049:小悪魔
050:愛撫
051:無気力
052:太陽
053:地下鉄
054:三度目
055:賛否両論
056:流星群
057:月長石(ムーンストーン)
058:紫外線
059:趣味嗜好
060:風見鶏
061:歯車
062:蜜蜂
063:涙
064:留守番電話
065:外套
066:遊歩道
067:七分袖
068:疑心暗鬼
069:恋愛観
070:茫然自失
071:林檎
072:黒猫
073:伊達眼鏡
074:自己陶酔症(ナルシシズム)
075:骨董品店
076:水玉模様
077:朱鷺(とき)
078:青玉(サファイア)
079:無我夢中
080:指輪
081:被害妄想
082:空白
083:微熱
084:現実逃避
085:粉雪
086:白銀世界
087:白昼夢
088:神無月
089:裸体
090:耳朶(みみたぶ)
091:最終電車
092:月見酒
093:弾丸
094:自由自在
095:加速
096:蜃気楼
097:春夏秋冬
098:類似品
099:遺書
100:愛人