to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

台北に舞う雪

2010-02-27 01:04:37 | the cinema (タ行)
──きっと誰かが
あなたに恋してる。

原題 SNOWFALL IN TAIPEI/台北飄雪
製作国・地域 中国/日本/香港/台湾
製作年度 2009年
上映時間 103分
脚本 ス・ウ/田代親世
監督 フォ・ジェンチイ
出演 チェン・ボーリン/トン・ヤオ/トニー・ヤン/モー・ズーイー/ジャネル・ツァイ/テレサ・チー

中国の名匠フォ・ジェンチイ監督が手掛ける切ないラブストーリー
新作発表直前に突然声が出なくなった新人歌手のメイ(トン・ヤオ)は、誰にも告げずに台北から姿を消す。たどり着いた小さな田舎町で、メイは孤児として育った青年モウ(チェン・ボーリン)と出会い、彼と共に過ごすうちに元気を取り戻していく。一方、モウはメイが台北に残してきた気持ちに気づきながら、彼女への思いを静かに募らせるが……。

母は幼い時に一人でこの町を出て行き、育ててくれていた祖母が亡くなって孤児となった自分を面倒みてくれた町の人々。
そんな町に暮らす人たちへの恩返しの気持ちを込め、町中の雑用をこなすモウは
よく気がつく優しすぎる青年。

今日も酔った旅行者の宿泊先の世話を頼まれる。
毎日忙しく町中を自転車で走り回るモウは有名人の顔さえ知らない。
ただ歌手なのに喉を壊して声が出ないメイを護ろうと、ごく自然に接していく中で、
二人は互いの立場や生い立ちを話すようになり…

優しさを通わせる.....

メイのいた台北の煌びやかでどこか寂しい都会と、
モウの住む渓谷沿いの町青桐(チントン)の、緑に囲まれて生活する人たちの肌のぬくもりが感じられるような町が、
交互に映されて、
温かなモウに癒されていくメイと、恋心を忍ばせるモウの日々が描かれるだけ.....

雨の多い台北の、
窓を伝う雨が効果的に使われて、幾度かメイの心を雄弁に語りかけてきます。

冬でも暖かい台北に、雪は降らない―ハズ・・・

ベタでなんの捻りもないラブストーリーですが、
飾らない田舎の好青年、チェン・ボーリンクンが凄くいい
藍色夏恋」「暗いところで待ち合わせ」の頃より、かなり切ない度は高いかも♪
カンフー・ダンク!」とは180度違うチェン・ボーリン♪ファンは是非

++++++++++++++

願いごとを書いた天燈(ランタン)を飛ばす素敵なシーンがありますが、
これは実際に12月31日に、本当にたくさんの旅行者が平渓に来て天燈を飛ばしている中で撮影されたものだそうです。
この平渓(ピンシー)郷の大晦日の行事にあげる天燈は諸葛孔明が作ったとされる気球の一種で、孔明灯ともいわれるものだそうです。
もちろん「レッドクリフ」の金城・孔明のアノシーンを思い出しました~
コメント (2)   トラックバック (10)   この記事についてブログを書く
« パレード | トップ | あなたに逢えるその日まで… »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBさせていただきます♪ (sabunori)
2010-02-27 07:24:24
kiraさん、こんにちは。
まずはなんといっても舞台になる菁桐がステキでした。
カタカタ走る列車、どこか懐かしさを感じてしまう古びた建物、真っ赤な欄干の橋・・・
そしてあのいくつもの天燈が空に舞い上がるシーンは美しかったですね。
メイを演じたトン・ヤオの甘く切ない歌声も物語りにマッチしていました。
sabunoriさん* (kira)
2010-02-28 02:36:28
ベタ過ぎるストーリーでしたが、
何の変哲も無いこういう作品でもいやにならないのは、
ズバリ、キャストがトクベツな雰囲気を持っている事、
音楽、或は映像が心をゆらすものである事――でしたね、私の場合

町の中心に乗り入れる列車。クロスするモウの自転車。
なんだか躍動感とか、生活臭とか、故郷の鼓動みたいなものを感じさせますよね。
ボストンバック一つ持って、年末にあそこの駅に立ちたいな~

コメントを投稿

関連するみんなの記事

10 トラックバック

台北に舞う雪 (LOVE Cinemas 調布)
『山の郵便配達』のフォ・ジェンチイ監督最新作。台湾北部の小さな町を舞台に、声が出なくなって逃げてきた新人歌手と地元の青年が互いに惹かれあっていく様子を描いた瑞々しいラブストーリーだ。主演は日本のドラマにも出演経験を持つ台湾のチェン・ボーリン、ヒロインに...
台北に舞う雪 (ともやの映画大好きっ!)
(原題:台北飄雪/SNOWFALL IN TAIPEI) 【2009年・中国/日本/香港/台湾】試写で鑑賞(★★★☆☆) 第22回東京国際映画祭 コンペティション出品作品。 傷ついた心で台北近郊の小さな町にやって来た大陸出身の女性シンガーと、天涯孤独ながら笑顔を絶やさない健気な...
台北に舞う雪 (龍眼日記 Longan Diary)
台北北部の小さな町、菁桐。 この町で幼い頃母親に去られた青年モウ(陳柏霖:チェン・ポーリン)は 母親が戻るのを待ちながら便利屋をして暮らしている。 そんなある日この町の駅に1人の女性が降り立つ。 彼女は売り出し中の新人歌手メイ(童瑶:トン・ヤオ)。 ...
台北に舞う雪 (映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP)
台北北部の小さな町が舞台の淡い恋物語は、美しい映像に癒される小品。ローカル線の終着駅である菁桐(チントン)に降り立った大陸育ちの新人歌手のメイ。彼女は突然声が出なくなり、誰にも告げずに台北を飛び出してこの田舎町にやってくる。一方、孤児として育った青年モ...
*『台北に舞う雪』* ※ネタバレ有 (~青いそよ風が吹く街角~)
2009年:中国+日本+香港+台湾合作映画、フォ・ジェンチィ監督、ス・ウ&田代親世脚本、チェン・ボーリン、トン・ヤオ、トニー・ヤン、モー・ズーイー、ジャネル・ツァイ出演。
台北に舞う雪 台北飄雪 (まてぃの徒然映画+雑記)
昨年の東京国際映画祭で観ようと思ったら、既にチケット売り切れだった作品が公開されたので、一週間遅れで観てきました。主演は陳柏霖(チェン・ボーリン)と童瑤(トン・ヤオ)。舞台はローカル線の終着駅、菁桐。GoogleMapでみたところ、台北からは東へ20Kmくらいかな....
「台北に舞う雪」 (しぇんて的風来坊ブログ)
あまり予備知識なしで行ったらかなり良かった。ただ、良かったというのは普通の映画好き的な良さ以外のところも大きいのであまり人には参考にはならない。まず台湾が舞台だけれども原作は日本の田代親世さん。韓国ドラマ・映画とかの紹介の功労者で以前に映画のゲストとか...
■映画『台北に舞う雪 ~ Snowfall in Taipei』 (Viva La Vida!)
台湾のファニーフェイス俳優チェン・ボーリンと、新人女優トン・ヤオの素朴で美しいラブストーリー『台北に舞う雪 ~ Snowfall in Taipei』。 都会での恋と仕事から逃げて来た美女を、郊外に住む天真爛漫な男性が癒す、現代に生きるお疲れワーキング・ガールにはなかな...
台北に舞う雪 (だらだら無気力ブログ)
『山の郵便配達』『初恋の想い出』のフォ・ジェンチイ監督が、台湾北部の 小さな田舎町を舞台に、声の出なくなった歌手と地元の青年のお互いに 惹かれつつも想いが届かずにすれ違ってしまう様を描いたラブストーリー。 主演の地元青年役は『藍色夏恋』『幻遊伝』のチェ...
映画評「台北に舞う雪」 (プロフェッサー・オカピーの部屋[別館])
☆☆★(5点/10点満点中) 2009年中国=日本=台湾=香港映画 監督フォ・ジェンチー ネタバレあり