氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

大弁如訥

2006-10-13 00:00:14 | 名言
「大弁は訥なるが如し。」
老子の名言です。
真の雄弁は訥弁に似ている。
立て板に水の弁舌よりも誠意ある訥弁の方が説得力と話に真実味があるよう
に思います。

老子のこの一節をもう少し見てみましょう。
「本当に真っ直ぐな物は曲がっているように見える、本当に巧妙な物は稚拙
なように見える、真の雄弁は訥弁と変わらない、本当に豊かな物は何処かし
ら不足しているように見える。」

物事の表面上の出来事に捉われる事なく真の内面を看破する力を養いたい。
俗眼で目先の良さに惑わされ失敗するより道眼を磨き真の良さを見出したい
ものです・・・しかし中々理想の境地には届きません。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おぉぉ~(^^) (マドレーヌ )
2006-10-13 21:28:14
すばらしい、すばらしい。

「訥なる」が最初は読めませんでしたので、調べまくりました(^^ゞお恥ずかしい。

この老子の名言も当然、素晴らしいですが、氣楽亭さんの解説が素晴らしい。

自然の理でしょうか~。よくわかりました。



うちの子の、たま~に出る「吃音」だって、この理でいけば素晴らしい力になります。

ありがとう。
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訥弁 (氣楽亭)
2006-10-13 22:25:10
マドさ~ん。



>うちの子の、たま~に出る「吃音」だって、この理でいけば素晴らしい力になります。



その通りです!

老荘思想は本当に素晴らしいと思います。
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