氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

投げ弾

2005-10-04 10:00:56 | 懐かしい遊び
あの頃の(昭和30年代初め)駄菓子屋には巻き玉火薬や平玉火薬の他にも火薬類を沢山取り揃え売っていた。
夏場の花火は勿論季節商品だが1年中常備している定番商品がある。
大阪ではカンシャク玉を「投げ弾」と言ってバラ売りしていた。
1個50銭(2個1円の勘定)だったと思う。
正月なんかお年玉で小遣いが豊富な時は駄菓子屋向けの卸問屋まで行って1箱(100個入り)買った。

「投げ弾」は手で投げるものだが我々悪童連はゴム銃(パチンコ)に「投げ弾」をはさんで撃ちます。
飛距離が驚異的に伸びて着弾の音も素晴らしく大きい。
2組に分かれて市街戦のような危険な遊びに心を躍らせた。
しかし弾薬代にお金が掛かりすぎ度々は出来ない豪勢な遊びだったのです。

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4 コメント

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Unknown (マド)
2005-10-05 10:15:54
 おはようございます。

懐かしい、駄菓子屋さんシリーズを連載されてますねぇ。こっちでもカンシャク玉と呼んでおりました。近所のガキ大将が、道端に撒いて、そこを誰かが通るのを楽しみ待っていたり・・・氣楽亭さんのようにパチンコで飛ばしたりしてましたよー。

あれは、どうやって作られているんでしょうねぇ。不思議に思ったままオバサンになってしまいましたが。
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投げ弾 (氣楽亭)
2005-10-05 11:53:34
マドさん今日は。



>あれは、どうやって作られているんでしょうねぇ。



カンシャク玉を分解して遊んでいました。

カンシャク玉は紙で何重にも巻いてあります。

小さな石ころが沢山入っていました。

カンシャク玉が金平糖のように少しデコボコしていたのは石ころが入っていたからです。

中心に少量の石まじりの火薬が有りました。

紙で堅く何重にも巻く事で火薬を密封し石が硬い物のに当たったショックで爆発するのです。



花火でも時計でも玩具でも興味を持った物は全て分解する・・・決して元通りに組み立てられない・・・

難儀な子供でした。



花火やカンシャク玉を分解したのはペンシルキャップのロケットを作る為です。

またブログに手製のロケットを書こうと思っています。(良い子の皆さんは決して真似をしないようにお願いします)





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Unknown (マド)
2005-10-05 13:13:48
すごいです!

氣楽亭さんの物知りには例えようのない感動を抱きますカンシャク玉を分解したとは、すごいです。少しの摩擦で、手のひらの中でドカン・・・みたいな、怖くなかったですか?



分解は男児の習性でしょうか(爆)うちの兄が、新品のラジオを分解して形は戻りましたが、部品が2、3個余ってました(爆爆)

叱られても、懲りずに、目覚まし時計を分解して母が泣き・・・やっと懲りたようでした。

うちの子はまだ、やらないなぁ~。いくつぐらいから、分解の誘惑がやってくるんですか?

いつ、やってくれるか・・・と楽しみなのですが。
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投げ弾 (氣楽亭)
2005-10-05 13:59:04
マドさん。



>少しの摩擦で、手のひらの中でドカン・・・

>みたいな、怖くなかったですか?



怖いです。

昆虫採集セットのメスとピンセットで慎重に分解しました。

昔の昆虫採集セットは解剖道具も入っている優れ物です。



>うちの子はまだ、やらないなぁ~。



pin君も隠れて自分の玩具など分解しているのではないでしょうか?

マドさんが知らないだけで・・・

pin君の部屋にドライバーセットや工具などは有りませんか?

有れば必ず分解経験者です。



>いくつぐらいから、分解の誘惑がやってくるんですか?



私は幼稚園の時くらいから分解の誘惑に陥りました。

マドさんのお兄さんのように新品のラジオや目覚まし時計は恐れ多くて手が出ませんでした。

古物の時計やラジオは分解しました。

ラジオは修理したとうそぶいてプラグをコンセントに入れると・・・ラジオから煙が出てヒューズが飛び家中が停電になりこっぴどく叱らた思い出が有ります。

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