家から7kmほどの所に、白い幽霊の出る山が有ります。
幽霊と言っても心霊現象では有りません、ギンリョウソウ(銀竜草)の事です。(^^ゞ
薄暗い森床に自生し、葉緑素の無い白いその姿は別名「ユウレイタケ」とも呼ばれます。
ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草で、全国に分布する腐生植物。
※分類体系に依りイチヤクソウ科やシャクジョウソウ科に分類される事も。
ここは例年多くを見る事ができますが、今年はダムが枯渇するほどの少雨でした。
そのせいか、それとも時期を外したのか、ほんの僅かしか見られません。
反対側斜面にも出るはずなので、仕方なく標高400mの山を越えます。
山頂に咲いていたアマドコロ(甘野老)。
花を下から。
山を越えたものの、反対斜面も当然カラカラの乾燥状態。
殆ど人が通らない山道は落ち葉に埋もれていて、乾き切った落ち葉は滑る滑る。(>_<)
暫く下って行くとユウレイ発見。
こちら側の方が少し多く見られ、山を越えて来た甲斐が有りました。
少し下ると、細い山道の真ん中にキンラン(金襴)が一株。
道の真ん中に生えているとは、余程人が通らないようです。
更に下って行くとフタリシズカ(二人静)が咲いていました、ここに有るとは知りませんでした。
しかし名前の由来の2本の花穂が1本しか有りません、これでは一人静かですね。(^_^;)
例年ギンリョウソウの頃に来てましたが、キンランとフタリシズカは見た事が有りませんでした。
今回覚えたので、来年はもう少し早く来て、他にもないか探してみましょう。
ここで見られるなら近くて良いですから。
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