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大富豪デリパスカのウクライナ戦争批判をどう読むか プーチンへの直接批判は巧妙に避けているが(宮崎正弘国際情勢解題)

2022-07-02 | ロシア・ウクライナ情勢

プーチンに近いとされたロシア新興財閥の代表=オレグ・デリパスカが婉曲ながらもプーチン批判を展開した。6月28日の記者会会見で、「軍事攻撃でウクライナを破壊することは ロシアにとって巨大な間違いだ」。これは「ロシアの利益にならない」と語った。

かねてからデリパスカは開戦に批判的だったが、経営するアルミ「ルサール」が欧米から制裁を受け、さらにNY,ロンドンなどの海外資産が凍結され、嘗て世界第十位の富豪だったタフガイも、さすがに追い詰められている。

ロンドンの邸宅は抗議デモ隊が侵入し家具などを破壊した。デリパスカは、アブラモウィッツらユダヤ人オルガルヒとともに、プーチンからは追放されず、西側ともビジネスの関係で、政治発言を極力控える綱渡りを演じてきた。

デリパスカ発言で、注目点は「巨大な過ち」と「戦争」の二つのターム。ウクライナ侵攻以後、ロシアでは禁句である。「戦争」ではなく「特別軍事作戦」であり、「悪」は「欧米」という使いかたを強制している。

ただし、デリパスカは言葉を選び、「レジームチェンジ は近未来のシナリオにはない」と述べた。つまり「政権交代の可能性はない」と巧妙な配慮がある。


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