東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

EU委員会、習近平、李克強の訪欧直前に「対中新政策」を提示 初めて「中国はシステム上のライバル」と認定。対中強硬路線に転換(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2019-03-14 | 国際情勢
これまでEUは中国を「発展途上国」と位置づけてきた。ファーウェイの進出と市場寡占状況にも、対抗措置をとらなかった。米中貿易戦争では、ビジネス拡大のチャンスと捉え、中国進出を抜け目なく加速させた欧州企業もあった。

3月12日、EU委員会が発表した「EU・中国戦略的概観」は21日のEU議会で採択される予定だが、22日からの習近平イタリア、フランス訪問直前というタイミング、しかも4月9日にはEU委員会と中国との共同会議が開催され、ブラッセルに李克強首相もやってくる。

もっとも効果的な政治的タイミングを選んで、外交通商政策の一大転換を謳うペーパーを準備したことになる。

EU委員会ペーパーは「双務主義に立脚した関係を重視し、中国の外国企業に対する抑圧的政策を改めさせる」ことを第一に謳い、また「中国は発展途上国ではなく競合国であり、システム上のライバルである」と米国の強硬路線と同様な内容となった。
 
米中貿易協議の過程で中国は米国の圧力により「外商投資情報報告」と言われる法体系の見直しに入った。具体的には米国が要求する『知財の強制移転』をやめさせる。中国での利益を送金できるようにするなどシステムの改善を強く求めていたもので、中国は渋々「法律に従って」という文言と「企業内に共産党労働組合を組織する」という条項をするりと挿入したうえで、知財強制移転や外国への利益還元の制度化を約束した。いつものように口約束、その場しのぎの手段ではないかと批評が強い。

中国外務省はEU委員会の提言発表直後の記者会見で、即座に反応し、「中国に対する正しい理解を。対立は回避すべきである」などと釈明に終始した。

EU委員会においても親中ムードは色褪せたようだ。
ジャンル:
モブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 米中冷戦の幕開け ソ連を打... | トップ | 「米朝決裂、追い詰められた... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

国際情勢」カテゴリの最新記事