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孟晩舟ファーウェイ副社長逮捕・拘束劇のミステリー 保釈金は誰が支払ったか? 中国は三人目のカナダ人を拘束(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2018-12-20 | 米中関係
裁判は2月6日にバンクーバーで開廷される。カナダのスパイ防止法に照らせば最長30年の懲役刑。あるいはアメリカに身柄を引き渡すか。

優柔不断で決断力に乏しいトルードー首相は、司法長官を通じて、裁判所が判断するとし、政治介入を避けている。他方、中国はカナダ人三人を中国国内で理由なく拘束し、無言の圧力をカナダ政府にかけているが、この三人のカナダ人は全員が親中派である。だから「仕組まれた芝居」ではないかと懸念する声もあがっているという。

孟晩舟(ファーウェイ副社長)は12月1日に逮捕・拘束され、11日に巨額の保釈金を積んで保釈されたが、誰が支払ったかというのもミステリーの一つである。

報道に拠れば五人の「友人たち」が220万ドルを用意したという。その五人とは1999年にカナダに移住した中国人夫婦、孟に不動産を斡旋した不動産代理店(やはり中国人)、97年に仕事で一緒にモスクワへ行った元ファーウェイの社員(中国人)、そして隣に住むヨガのインストラクター(女性)という構成だそうである。

孟の夫も520万ドルを用意するとした。不動産証券を緊急の担保で差し入れたと報じられているが、ほかのメディアは夫が海外逃亡を企てているようだと真偽の確認の取れない情報もある。

逮捕から拘束、これにともなう米、中、カナダの駆け引きが国際政治の舞台裏が熾烈に続いている。

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