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任正非(ファーウェイCEO)、四年間の沈黙を破り、記者会見 「当社は軍とは関係がなく、不法な取引を行っていない」と釈明(宮崎正弘国際ニュース早読み)

2019-01-16 | 中国の歴史・中国情勢
謎の経営者、任正非(ファーウェイCEO。74歳)が四年ぶりにメディアの前に現れた。世界のトピックとなっていて、スパイ機関、中国軍の別働隊、不法輸出等々、西側から囂々野批判が集中したため、深センのファーウェイ本社に、西側の記者をあつめて、徹底的に「しらを切る」会見となった。

とくに米英にくわえて豪、カナダ、ニュージーランドの「ファイブ・アイズ」と日本がファーウェイ製品の排除の動き、また任正非の娘でもある孟晩舟のカナダでの逮捕など、衝撃の連鎖の渦中にあって、任正非は、ひたすら沈黙を守ってきた。したがって沈黙破りの意思表示にはメディアの注目があつまって当然だろう。

『サウスチャイナ・モーニングポスト』(1月15日)によれば、任正非は「当社はいかなる不正行為もおこなってはいないし、軍とは関係がない。純粋な民間企業である」とした。だれも信じないことを平然と喋る度胸に感心している場合ではない。

しかし、「わたしは愛国者であり、党員であることはみとめる。入党は除隊後だった。わたしはトランプ大統領を尊敬しており、また我が社の対策は、相手の出方を待っているところだ」と米国を褒める演技をともなった。

ファーウェイのスマホや基地局にスパイ装置が工事されていることなども、「そんな行為をしてはいないし、共産党から命令を受けたこともない」と開き直った。つまり記者会見で疑惑は何一つ晴れなかったのだ。

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