東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

明智光秀の「本能寺の変」の真実は何処にあるのか 黒幕説、陰謀説を徹底的に冷徹な論理で論破する打撃力 『陰謀の日本中世史』呉座勇一著(KADOKAWA)

2018-05-18 | 日本の歴史
ベストセラーとなった『応仁の乱』の著者が書き下ろした新作で、従来の歴史家が謎としてきた歴史の深奥部、アカデミズムからこぼれた人々が書く陰謀論など、その俗説を次々と切り捨てる意欲的な作品で、こんどはKADOKAWAが版元である。 六つのテーマに絞り込まれて、「足利尊氏は陰謀家か」「日野富子は悪女か」「関が原は家康の陰謀だった?」など興味の尽きない話題が並ぶ。 本書の圧巻はなんといっても「本能寺の . . . 本文を読む