花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

唱歌:「一月一日(いちがつ いちじつ)」

2013年01月01日 11時54分29秒 | 日々のこと
平成25年(2013年)の正月を迎えました。暖かい穏やかな正月です。短時間近所を歩き回って見ましたが、初詣に行く人などでしょうか、多くの人が歩いています。
 
思い起こせば、私の小学校時代(多分中学校でも)、新年になり第3学期の始まりの日には、先生のピアノに合わせて、「年の初めのためしとて・・・・」と歌っていました。 
当時は歌詞の意味は考えもしませんでしたが、正月に歌う歌と記憶に残っています。 

子供同士で遊んでいる時に、『年の始めの ためしとて  尾張名古屋の大地震  松竹ひっくり返して 大騒ぎ  芋を食うこそ 楽しけれ』などど、無邪気に歌っていたのを思い出します。 日本の多くの地方で、このように歌詞を替えて歌われていたのではないかと思っています。
「一月一日」は、現在の小学校では全く歌われないと思います。 長い間歌い継がれてきた唱歌、童謡などは子供たちに歌い繋いでほしいと思います。

由紀さおり・安田祥子姉妹が日本各地で、童謡・愛唱歌を20年以上歌っています。 中高年には歩んできた人生を懐かしく思いださせ、若い世代には童謡や唱歌などに目を向けさせ、その持つ深い意味を知らしめるなど、あらゆる世代に日本の伝統の持つすばらしさを認識させた大功労者なのだと思います。そろそろ、“国民栄誉賞”の対象にしてもよいのではないでしょうか。

唱歌:「一月一日(いちがつ いちじつ)」
作詞:千家尊福(せんげ たかとみ)
作曲:上 真行(うえ さねみち)
       )
年の始めの 例(ためし)とて
終(おわり)なき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門ごとに
祝(いお)う 今日(きょう)こそ 楽しけれ

初日のひかり さしいでて
四方(よも)に輝(かがや)く 今朝(けさ)のそら
君がみかげに 比(たぐ)えつつ
仰(あお)ぎ見るこそ 尊(とう)とけれ


明治26年(1893年)に文部省より「小学校祝日大祭日歌詞並楽譜」の中で発表された唱歌。
作詞の千家尊福(弘化2年/1845年~大正7年/1918年)は出雲大社・宮司(第80代出雲国造)。男爵、貴族院議員、埼玉県・静岡県・東京府の各知事、司法大臣を歴任。 出雲大社神楽殿には「一月一日」の歌碑あり。
作曲の上 貞行(嘉永4年/1851年~昭和12年/1937年)は宮内庁楽師で東京音楽学校の教授。「小学唱歌集」の編集に携わる。「天長節」「鉄道唱歌」「一月一日」などを作曲。

<you tube>
http://www.youtube.com/watch?v=FiJp1FXPPCc

(2013年1月1日 花熟里)
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