花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「東日本で発生した巨大地震の報道に接して」

2011年03月13日 11時42分56秒 | ちょっと気になること
11日の地震発生以来、想像を絶する被害・惨状・懸命の救出活動の映像に釘付けになり、

テレビの前から離れられなくなっています。

安否確認が出来ていない方が、南三陸町の1万人を始め、まだまだ多くいらっしゃいま

す。 体力も限界に近づいていると思われますので、一刻も早い安全の確認と救出を祈る

ばかりです。  又、多くの遺体も海岸で発見されているようですが、津波の恐れなど

で、確認や収容が困難と報じられています。 なくなられた方のご冥福をお祈りするばか

りです。


日本で発生した地震では確認されている中では最大のマグニチュード8.8 と報じられて

います。 救助のために自衛隊が出動していますが、2万人→5万人→10万人と逐次体制が

強化されてきています。 素人的には、史上最大規模という認識があるならば、当初から

動員できる最大の体制(たとえば10万人)に持っていくべきではなかったのかと思ってし

まいますが、最大の努力をされている最中と思いますので、今は、この10万人の自衛隊の

方の救助活動を見守るばかりです。



私の勤務している会社の工場も茨城県内(沿岸部)にあります。 会社関係者とはなんと

か電話の連絡が取れていますが、工場内部は配管類が破損しており、生産ラインにある製

品、出荷待ちになっていた製品も多くが損害を受けています。 建屋にも亀裂や屋根の落

下等が出ています。 幸いにも人的な被害はありませんでした。

停電や断水が続いており、余震が続く中ですが、皆さんは工場の泊まりこみで工場の点

検・保守などに当たっているとのことです。 脳卒中発症の2年前まで6年間勤務していた

工場です。 大変気になります。 関係者の健康も気がかりです。 



(私は今は東京勤務で、11日は通院のために休暇でした。 従って、帰宅難民にはならず

にすみましたが、社員は帰宅難民になり大変な思いをしています。 なんだか申し訳ない

身持ちでいっぱいです。 もし私が出勤していたとしても、会社は高層階にあるので、地

上まで降りるのに苦労しただろうと思っています。 自宅マンションはエレベータが停止

しました。 公共施設優先ということで、復旧はいつになるかわからないということでし

たので、4階の自宅まで階段を登りました。 高層階の方は大変だったろうと思いま

す。 しかし、被災されている方のことを思うと、微々たるに過ぎないと思います。



さて、今朝(13日)の新聞記事を見て目を疑いました。読売新聞の一面見出しは「福島原

発で爆発」となっています さらに、他の新聞も似たようなものと思いますが、国民にい

たずらに不安をあおる見出しと思います。 この見出しでは原子炉そのものが爆破・損壊

したように受け取られ、深刻な原子力災害が発生するようにも受け取られます。 政府の

発表では、実際には、「原子炉圧力容器」(核燃料が入っているところ)や、「原子炉格

納容器」(原子炉圧力容器の外側にあるもの)、では無く、「原子炉建屋」の上部が爆破

したものであり、大量に放射能の外部流出はない事象でした。 12日夜のテレビ各局の原

子力発電所の報道では、正確さを欠くものが多く見られ、いたずらに不安をあおるものが

あったように感じました。

また、住民の方に100名前後の「被曝者」がでていることも報道されていますが、単に被

曝爆というと放射能を浴びて危険な状態のように想像してしまいますので、被曝の状況

(レベル)と健康への影響を正確に報道していただきたいと思っています。 その中では

テレビ東京のみが、原子力発電所で発生している事象について、一貫して、冷静に事実

に近いと思われる報道をしていたのではないかと感じています。

原子力については様々な意見がありますので、テレビ局の姿勢が出てくるように思われま

すが、事実に基づく冷静な報道を切に望みます。



(2011年3月13日 ☆きらきら星☆)




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