花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「古賀政男音楽博物館(古賀ミュージアム)に行ってきました」

2018年02月23日 09時00分00秒 | 趣味(音楽、絵画、等)
私が参加している童謡・唱歌を歌う会の案内で、このほど、代々木上原にある古賀政男音楽博物館(古賀ミュージアム)で行われた海沼実氏(三代目)の西条八十についての講演を聞きに行ってきました。合わせて、古賀政男博物館も見学してきました。

講演内容(以下古賀政男音楽博物館ホームページより引用)
「三代目 海沼 実の唱歌・童謡にんげん史 第22回 西條八十(童謡誕生100年記念)」
『人々に長く愛唱され、こころに残っている唱歌・童謡。この講座では、その唱歌・童謡を作り、歌い広めた、作詩家・作曲家・歌手にスポットを当てます。その代表曲を聴いていただきながら、人物像や曲にまつわるエピソードなどを紹介していきます。 2018年は、児童雑誌「赤い鳥」創刊100年の年で、童謡誕生100年記念の年ともいわれます。第22回は、「赤い鳥」などに多数の作品を発表した、詩人 西條八十さんを取り上げます。懐かしいレコードと、ゲストの音羽ゆりかご会の歌唱で「かなりや」や「肩たたき」などの作品をお楽しみいただきながら、人物像と魅力に迫ります。』

会場(けやきホール)には中高年の方で超満席で、追加の椅子も設けられるなど、中高年の童謡への関心の高さがうかがわれました。海沼実氏は「三代目」と称していますが、初代は言わずと知れた「みかんの花咲く丘」などを作曲した海沼實で、お孫さんであるために、「三代目」と称されているとのことです。
講演では、童謡の揺籃期から現在の状況までを、貴重な音源を交えながらわかりやすく説明していただき、さらに“音羽ゆりかご会”の子供の皆さんが歌う童謡に加えて、歌詞の意味、背景を大事にしながら歌うことの重要さを強調されました。
また、著作権による制約の他に、レコード会社による管理(所属)の問題があり、レコード会社の枠があるために利用されずに、消えてしまった童謡が多くあるとの指摘には、初めて知りました。海沼実氏がさるレコード会社と交渉して、この問題をクリヤできた自身の体験を紹介されていましたが、氏の童謡継承に賭ける熱意と使命がひしひしと伝わってきました。今回の海沼氏の講演を聞き、改めて童謡の大事さ、後世へつないでいくことの重要性を認識した一日でした。

<音羽ゆりかご会の演奏:作詞はいずれも西条八十>
・かなりや(成田為三作曲)
・宵待草(一番竹下夢二・二番西条八十作詞、多 忠亮作曲)
・お山の大将(本居長世作曲)
・風(西条八十訳詩、草川信作曲)
・肩たたき(中山晋平作曲)
・毬と殿さま(中山晋平作曲)
・青い山脈(服部良一作曲)
・赤いカンナノ花咲けば(古関裕而作曲)
・おまつりポコちゃん(海沼實作曲)
・旗は日の丸日本の子供(海沼實作曲)


さて、古賀政男音楽博物館についてです。
(ホームページより引用)
『代々木上原は、古賀政男が昭和13年に移り住んだ街です。古賀政男は、この代々木上原の地に、音楽創造に邁進する同志を集めて音楽村をつくろうという構想を持っていました。古賀政男音楽博物館は、古賀政男の遺志を引き継ぎ誕生した、大衆音楽の博物館です。古賀政男の展示はもちろん、日本の歌謡史に関する資料も多数展示しております。」

(建物外観)


(展示してある国民栄誉賞盾)


< 大衆音楽の殿堂>
2階には、大衆音楽文化の発展に寄与したとして顕彰された多くの方のレリーフが陳列してあり、その数に圧倒されました。
(以下、ホームページより引用)
『日本の大衆音楽文化の発展に貢献した作詩家・作曲家・歌手・編曲家・演奏家の方々を顕彰し、その偉大な業績をたたえ、偲ぶ殿堂です。 音楽の森をイメージした木漏れ日のさす殿堂には、現在までに顕彰された方々のレリーフや、その年の顕彰者ゆかりの品々を展示しております。』

・作詞・作詞・歌手・編曲・演奏  計276名・グループ
・顕彰;平成9年~平成29年、ただし、編曲と演奏はH19年から。
(顕彰者のレリーフ)


(大衆音楽の殿堂の説明)




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