花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「高貴な身分の方の退位表明に思う」

2013年02月15日 17時27分33秒 | ちょっと気になること
ローマ法王ベネディクト16世(85)が、2月11日、今月末で退位すると表明しました。在位7年10カ月年です。法王職は事実上の終身職で、人気の途中で退位するのは約600年ぶりだそうです。理由は、 「高齢のために心と体の力が任務に適さなくなった」と自ら説明したと報道されています。ローマ法王ベネディクト16世は、2010年に出版された本で「体力的、心理的、精神的」に限界であれば引退する考えを示唆していたと伝えられています

オランダのベアトリクス女王(74)は1月28日、在位満33年を迎える今年4月30日に退位し、長男のウィレム・アレクサンダー皇太子(45)に王位を譲ると表明しました。1月末に75歳の誕生日を迎える女王は事前収録された国民向けのテレビ演説の中で、「かねて退位を考えていたが、今が世代交代の時と判断した」と語った。オランダ王室ではここ数世代、存命中の譲位が慣例となっており、ベアトリクス女王自身も1980年に母親であるユリアナ前女王の70歳の誕生日[4月30日]に王位を継承しました。

一方、日本の皇室では天皇は終身で、明治・大正・昭和と死去により皇位継承が行なわれてきました。 今上天皇はすでに79歳、美智子皇后も78歳と高齢であり、体力の衰え、体調の不安が付きまといます。公務の軽減も図られてきているようですが、まだまだ、多忙なご様子です。

民主党政権時代に女性宮家の創設の検討が行われましたが、安倍総理になって、白紙撤回になりました。当然です。 男系維持の観点から、皇族制度の見直しも考えるべきです。それよりも、天皇・皇后両陛下が高齢で健康面での不安を抱えていることが、気がかりです。日本の皇室では天皇は終身で、明治・大正・昭和と死去により皇位継承が行なわれてきました。 今上天皇、美智子皇后ともに、TV等で拝見するたびに、体力の衰え、体調の不安を懸念しています。 公務の軽減も図られてきているようですが、やはり多忙なご様子です。 
長い皇室の歴史の中で、皇位の継承と権力争奪が絡み、流血などの惨事もありましたが、今は象徴天皇であり、権力に利用するという不逞の輩はもはやいません。わが国でも、ベネディクト16世やベアトリクス女王の退位の例を参考に、天皇が存命中の退位について、なんらかの自己意思の表明ができるようにすべきではないでしょうか.

(2013年2月15日 花熟里)



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