花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「サンシュユ(山茱萸)の花」

2012年03月09日 09時01分40秒 | 自然

農家の庭先に、黄色いサンシュユ(山茱萸)の花が咲いています。 素心蝋梅の花と共に、いち早く春を告げる黄色い花です。


 























“ミズキ科ミズキ属の落葉小高木。原産地は、中国及び朝鮮半島。 日本には江戸時代中 ごろに朝鮮半島経由で漢種の種子が日本に持ち込まれ、薬用植物として栽培されるよう になった。  観賞用として庭木などにも利用されている。 和名は、山茱萸の音読み に由来。早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることから、「ハルコガネバナ」 とも呼ばれる。 秋のグミのような赤い実を珊瑚に例えて、「アキサンゴ」とも呼ばれ る。  開花時期は、2月下旬~4月上旬。 山茱萸(さんしゅゆ)は八味地黄丸(は ちみじおうがん)に処方されていて、糖尿病、腰痛、動脈硬化、前立腺肥大などに有効 とされている。
 
 なお、宮崎県民謡の「ひえつき節(稗搗節)」の歌詞が、口語で、“サンシュ”と発音 するので、山茱萸(サンシュユ)と思われがちだが、 椎葉村のホームページに出てく る 「ひえつき節」 の歌詞では、 “山椒(サンシュ)” となっており、山茱萸 (サンシュユ)ではない。 サンショウの発音が訛ったためだろうと思われる。  山椒(サンショウ)はミカン科サンショウ属の落葉低木。“



「ひえつき節(稗搗節)」:宮崎県椎葉村民謡

庭の山椒(さんしゅ)の木 鳴る鈴かけて
鈴の鳴るときゃ 出ておじゃれヨ
鈴の鳴るときゃ 何と言うて出ましょ
駒に水くりょと 言うて出ましょヨ

おまや平家の 公達(きんだち)ながれ
おどま追討(ついと)の 那須の末ヨ

那須の大八(だいはち) 鶴富(つるとみ)捨てて
椎葉(しいば)立つときゃ 目に涙ヨ

泣いて待つより 野に出て見やれ
野には野菊の 花盛りヨ
なんぼ搗(つ)いても この稗(ひえ)搗けぬ
どこのお蔵の 下積みかよー

(源氏の追手である那須大八郎(那須与一の弟)と平家の落人の末裔・鶴富姫との、
 恋物語がつづられている。)
 

<椎葉村役場ホームページ:平家落人伝説>

http://www.vill.shiiba.miyazaki.jp/cms/index.php?itemid=474


(2012年3月9日 花塾里)

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