花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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屏風岳 平戸市

2019-04-22 | 藪漕ぎ クライミング

日曜日は、平戸島の屏風岳に登ってきました

この山は登山対象の山として、道が整備されているのですが、山頂からの景色はイマイチだし、興味深い花が咲くわけでもないので、訪れる人は少ないのです

実は別の山にエビネを見に行ったのですが、ごっそり盗掘されていて、その山には登る気が失せてしまったところに、屏風岳の姿が目に入った

気まぐれで、登る気になったというのが本当のところなのでした

 

標高差250m程度で、登山道もしっかりしているので、道迷いはないでしょう

 

登山口までは、林道が通っているのですが、今は廃れて石や木の枝などで通行困難となっています

早福トンネル手前から、歩いて林道に入るのが無難だと思いますが、車を止める場所があるのかというと、ちょっと厳しいところです

 

登山道に入り、淡々と登って行きます

 

 

鳥居をくぐります

 

鳥居の先から登山道の雰囲気が変わり、ちょっと湿り気のあるような環境に感じました

植生も変化したような気がします

 

山頂尾根に到着すると、なだらかな傾斜に変わります

 

 

山頂付近には、戦争の遺構がありますが、どのような施設なのかはわかりません

 

廃墟には惹かれるものがあります

 

山頂からの風景は、この程度で、あまり展望はよくありません

霊峰志々伎山の姿が望めます

 

帰りは、展望やお花を求めて藪こぎです

棘植物に難儀する、かなり厳しい藪こぎでしたが、岩場へ到達しました

 

なかなかの展望です

 

苦労したかいがあるというもの

 

なんとここには、イワシデの小群落がありました

 

お花も咲いてます

 

岩場にはニシノハマカンゾウ

夏にはオレンジ色の綺麗な花を咲かせます

 

ナルコユリの若い株が多く見られました

 

絶景です

 

花の名山、佐志岳が見えます

 

屏風岳および周辺地域で観察した植物です

 

アリドオシの花が咲き始めていました

 

シュンラン

 

バイカイカリソウ

 

日当たりのよい場所では、すでにキンランの花が見られました

 

ミツバツツジ

 

ウンゼンカンアオイ

 

岩場にはイブキシモツケ

 

先週開花途上だった、平戸島固有種のカンアオイ

 

先週より少し開花が進んだようですが、あまりかわりばえしません

 

他の株の花はこの通り

 

盗掘で絶滅寸前

環境省絶滅危惧ⅠA類に指定されています

 

草地では、ホタルカズラ

 

タカサゴソウ

 

環境省絶滅危惧Ⅱ類

 

あたたかい日よりの日曜日でした(^O^)/