ども。まいくです。
さて、鼻中隔湾曲症についての記事もこれで最後になる。
来る術後13日目、仕事の午前半休を取って病院へ向かった。
退院から次の外来の予約は都合に合わせる形ではなく、決定したとの報告を受けたので時間が遅めに設定されていてスマートに診察が終わってもかなりギリギリなのであった。
遅いのは嫌だとその場で言えよってな話だが、術後一日目のスーパー鬱タイムに言われても考える能力ゼロである。
てなわけで可能な限り早く病院を出たかったので予約時間の2時間前には到着した。
多少は早くなるか上手くいけばぬるっと一抜けできんじゃね?とか思っていたが甘すぎるほど考えが甘かった。
ちょうど3月中旬の花粉症の時期で耳鼻科外来はパンク寸前で、けっきょく予約時間を少し過ぎての診察になった。
かなり待ったがそんなことはどうでも良くて、なんなら仕事に遅刻しそうなこともどうでも良くて、やっとシリコンプレートが抜ける!と心が躍った。
躍った。たしかにその時心は躍っていたと思う。
しかし、この日私のシリコンプレートは抜かれなかった。
以前も書いたかもしれないが、そもそも私の鼻中隔湾曲は上顎の根元の骨から曲がっていて、普通の人よりオペが難しいと言われていた。
そう、難しいだけでなく普通の人なら軟骨だけで済むところを私はがっつり骨を抜去しているので、プレートは通常2週間留置のところ1カ月留置だったのである。ジーザス…ジーザス…。
つーかそれなら言っとけよ!
診察時に医師に根掘り葉掘り訊くことの重要性を改めて感じた。
んで、この日は残ったガーゼやらゴミやら鼻くそやらを吸引して貰って終了。
普段の生活をしていいが出来るだけ綿球を入れておくことと、鼻に触れないようにと言われた。抗生剤などの投薬は継続。
けっきょく仕事には間に合わず全休にして貰ったので、ヤケクソになって映画を観た。観たかった映画だったし!ふーんだ!てきな。
映画の時間までは暇つぶしに個室ビデオ屋さんでオナニーしながら2週間ぶりのビール。映画館に着いてもまたビール。
衝撃的っつーほどでもないけれど、体に染みる美味さだった。
ちなみに観た映画はコードギアス。驚きの連続で面白かった。
「普段の生活」と「出来るだけ」綿球とのことで、酒解禁・綿球を放棄した。
一度快適な鼻呼吸をしてしまうと、なかなか戻れないのである。
本気で辛かった術後数日と比べると屁みたいな鼻閉だが、それでも鼻呼吸が恋しくなってしまうのである。
鼻うがいは積極的に続けた。
それからは特に問題ない生活を続けられた。
鼻に異物感・違和感はあるものの、術前に比べれば圧倒的な鼻の通り方であった。
一番驚いたのが、机に突っ伏したりして鼻に血液が集まっているのを感じても鼻が詰まらないのである。「これが普通の人の鼻なのか…」と思った。
んで、予約の日程が合わず次の外来はタイトルの通り術後39日目になってしまった。
今回はなるべく早い時間にと指定できたので午前半休で仕事は間に合った。
待ちに待ったシリコンプレート抜去である!
同僚に旦那さんが同じ病院で同じ手術を受けた人がいるのだが、その人曰く、シリコンプレート抜去の時は痛いとのことだったが、私の場合は全く痛みはなかった。
なもんで、けっきょく手術からというもの辛い痛みは全くないと言えるほどだった。
手のひらの1/4は隠れるであろうプレートが両鼻から縦に出てきた。
見た感じかなり柔らかくて薄いものだったので痛くなかったのだろう。
鼻くそやらがくっついて軽くグロなので今回も写真を載せるのはやめる。
通常であればこれで通院は終わるらしいが、やはり僕の場合は2週間ほどずれ込んでいるのか、また6月に外来の予約を取ってさようなら。
外に出て改めて感じる圧倒的な鼻の通り。空気のにおい。風のにおい。
手術をしてから最も幸福感があったのはこの時だと思う。
手術をして良かったとやっと感じることができた。
鼻に問題を抱えている人はいくらナザールをしてもこの鼻の通りは体感できないだろう。
病院を出てから気が付いたが、まだ縫ったであろう糸の結び目が一つ残っている。
次の外来で取ってくれるのかな…。
さて、けっきょく手術をして良かったのか?と訊かれるとYESと答えるが、他人に勧められるかと言われるとそうでもない。それは、それだけ辛かったからである。
術後数日は特に辛かった。なんなら入院中はずっと辛かった。
鼻が詰まっているのと完全閉塞では辛さの度合いどころか質まで違う。
顔面の圧迫感や腫れ、食べるのも飲むのもままならず、定期的に血痰や溶けたガーゼは出るし、熱も出る。
それも簡単に「数日間」などと言うが、当たり前だが「数日間」とは実際に体感するととても長いのである。
退院してからもやりたいことを削って治療に専念する忍耐が必要である。
将来的に考えるとベネフィットは限りなく大きいが、振り返ってみるとリスクも大きいように感じる。
なので、迷っていて背中を押されたい方には申し訳ないが、私は自信を持っておすすめは出来ない。
間違いなく人生に影響するレベルで鼻は快適になるが、それなりに辛いことを理解して欲しい。
まずしっかりと通院・投薬治療と鼻うがい、生活習慣の改善をしてナザール断ちを達成してから考えてみてもいいんじゃないか?と思う。
もし、鼻中隔湾曲症の手術について調べてこんな辺鄙なところに辿り着いた人がいるなら、何か質問があればコメント下さい。
ネットの海に溺れし鼻に悩む同志よ。
さて、鼻中隔湾曲症についての記事もこれで最後になる。
来る術後13日目、仕事の午前半休を取って病院へ向かった。
退院から次の外来の予約は都合に合わせる形ではなく、決定したとの報告を受けたので時間が遅めに設定されていてスマートに診察が終わってもかなりギリギリなのであった。
遅いのは嫌だとその場で言えよってな話だが、術後一日目のスーパー鬱タイムに言われても考える能力ゼロである。
てなわけで可能な限り早く病院を出たかったので予約時間の2時間前には到着した。
多少は早くなるか上手くいけばぬるっと一抜けできんじゃね?とか思っていたが甘すぎるほど考えが甘かった。
ちょうど3月中旬の花粉症の時期で耳鼻科外来はパンク寸前で、けっきょく予約時間を少し過ぎての診察になった。
かなり待ったがそんなことはどうでも良くて、なんなら仕事に遅刻しそうなこともどうでも良くて、やっとシリコンプレートが抜ける!と心が躍った。
躍った。たしかにその時心は躍っていたと思う。
しかし、この日私のシリコンプレートは抜かれなかった。
以前も書いたかもしれないが、そもそも私の鼻中隔湾曲は上顎の根元の骨から曲がっていて、普通の人よりオペが難しいと言われていた。
そう、難しいだけでなく普通の人なら軟骨だけで済むところを私はがっつり骨を抜去しているので、プレートは通常2週間留置のところ1カ月留置だったのである。ジーザス…ジーザス…。
つーかそれなら言っとけよ!
診察時に医師に根掘り葉掘り訊くことの重要性を改めて感じた。
んで、この日は残ったガーゼやらゴミやら鼻くそやらを吸引して貰って終了。
普段の生活をしていいが出来るだけ綿球を入れておくことと、鼻に触れないようにと言われた。抗生剤などの投薬は継続。
けっきょく仕事には間に合わず全休にして貰ったので、ヤケクソになって映画を観た。観たかった映画だったし!ふーんだ!てきな。
映画の時間までは暇つぶしに個室ビデオ屋さんでオナニーしながら2週間ぶりのビール。映画館に着いてもまたビール。
衝撃的っつーほどでもないけれど、体に染みる美味さだった。
ちなみに観た映画はコードギアス。驚きの連続で面白かった。
「普段の生活」と「出来るだけ」綿球とのことで、酒解禁・綿球を放棄した。
一度快適な鼻呼吸をしてしまうと、なかなか戻れないのである。
本気で辛かった術後数日と比べると屁みたいな鼻閉だが、それでも鼻呼吸が恋しくなってしまうのである。
鼻うがいは積極的に続けた。
それからは特に問題ない生活を続けられた。
鼻に異物感・違和感はあるものの、術前に比べれば圧倒的な鼻の通り方であった。
一番驚いたのが、机に突っ伏したりして鼻に血液が集まっているのを感じても鼻が詰まらないのである。「これが普通の人の鼻なのか…」と思った。
んで、予約の日程が合わず次の外来はタイトルの通り術後39日目になってしまった。
今回はなるべく早い時間にと指定できたので午前半休で仕事は間に合った。
待ちに待ったシリコンプレート抜去である!
同僚に旦那さんが同じ病院で同じ手術を受けた人がいるのだが、その人曰く、シリコンプレート抜去の時は痛いとのことだったが、私の場合は全く痛みはなかった。
なもんで、けっきょく手術からというもの辛い痛みは全くないと言えるほどだった。
手のひらの1/4は隠れるであろうプレートが両鼻から縦に出てきた。
見た感じかなり柔らかくて薄いものだったので痛くなかったのだろう。
鼻くそやらがくっついて軽くグロなので今回も写真を載せるのはやめる。
通常であればこれで通院は終わるらしいが、やはり僕の場合は2週間ほどずれ込んでいるのか、また6月に外来の予約を取ってさようなら。
外に出て改めて感じる圧倒的な鼻の通り。空気のにおい。風のにおい。
手術をしてから最も幸福感があったのはこの時だと思う。
手術をして良かったとやっと感じることができた。
鼻に問題を抱えている人はいくらナザールをしてもこの鼻の通りは体感できないだろう。
病院を出てから気が付いたが、まだ縫ったであろう糸の結び目が一つ残っている。
次の外来で取ってくれるのかな…。
さて、けっきょく手術をして良かったのか?と訊かれるとYESと答えるが、他人に勧められるかと言われるとそうでもない。それは、それだけ辛かったからである。
術後数日は特に辛かった。なんなら入院中はずっと辛かった。
鼻が詰まっているのと完全閉塞では辛さの度合いどころか質まで違う。
顔面の圧迫感や腫れ、食べるのも飲むのもままならず、定期的に血痰や溶けたガーゼは出るし、熱も出る。
それも簡単に「数日間」などと言うが、当たり前だが「数日間」とは実際に体感するととても長いのである。
退院してからもやりたいことを削って治療に専念する忍耐が必要である。
将来的に考えるとベネフィットは限りなく大きいが、振り返ってみるとリスクも大きいように感じる。
なので、迷っていて背中を押されたい方には申し訳ないが、私は自信を持っておすすめは出来ない。
間違いなく人生に影響するレベルで鼻は快適になるが、それなりに辛いことを理解して欲しい。
まずしっかりと通院・投薬治療と鼻うがい、生活習慣の改善をしてナザール断ちを達成してから考えてみてもいいんじゃないか?と思う。
もし、鼻中隔湾曲症の手術について調べてこんな辺鄙なところに辿り着いた人がいるなら、何か質問があればコメント下さい。
ネットの海に溺れし鼻に悩む同志よ。
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