14-69.イントゥ・ザ・ストーム
■原題:Into The Storm
■製作年、国:2014年、アメリカ
■上映時間:89分
■料金:1,800円
■鑑賞日:8月23日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)
□監督:スティーヴン・クォーレ
◆リチャード・アーミテージ
◆マット・ウォルシュ
◆サラ・ウェイン・キャリーズ
◆アリシア・デブナム・ケアリー
◆アーレン・エスカーペタ
◆マックス・ディーコン
◆ネイサン・クレス
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
史上最も規模が大きい竜巻に襲われた人々の死闘を描くディザスターパニック。ジャンボジェット機も簡単に飲み込む直径3,200メートル、秒速135メートルもの巨大竜巻が襲来するさまを、臨場感あふれる映像で映し出す。メガホンを取るのは、『タイタニック』『アバター』などに携り、ジェームズ・キャメロン監督からの信頼も厚い『ファイナル・デッドブリッジ』などのスティーヴン・クォーレ。
アメリカ中西部シルバートンの町に地球史上最大規模の超巨大竜巻が襲来。最悪の事態はまだこれからだと専門家たちが予測する中、気まぐれで恐ろしい巨大竜巻を前に町の人々は為すすべもない。ほとんどの住民はシェルターに避難するが、竜巻を追って観測する研究者=ストーム・チェイサー(リーダーのピート、ルーカス、気象学者アリソン・ストーンズ)であった。たちは、生涯に一度の観測のためにあえて竜巻の渦に向かっていく(イントゥ・ザ・ストーム)。そんな中、二人の息子が通う高校の教頭ゲイリー・モリスは、生徒や家族を守ろうと懸命の努力を続けていた……。ゲイリーの息子で、同校の生徒でもあるドニーは、25年後に開いて見るためのタイムカプセル用ビデオの作成のため、密かに恋心を抱くケイトリンを町の外れにある廃工場に連れてきていたが、その時、突如として竜巻が町を襲い、工場は屋根から崩れ落ち身動きが取れなくなった。
ピート率いるタイタス・チームは竜巻から逃れるために教会へ辿りついたが、チームのメンバーがうっかり落としてしまったカメラを拾いに外に出た瞬間に火柱と共に竜巻に飲み込まれ空高く巻き上げられ亡くなってしまう。その頃、ドニーとケイトリンはタイタス・チームの機転で助けられるが、巨大化した竜巻の来襲に町はなす術もない。生徒らの救出に必死なゲイリーは高校に戻りスクールバスに分乗して、脱出は着々と行われる。その頃、タイタス・チームの車は竜巻の突風に巻き込まれてしまいピートは死亡。
やがて竜巻は自然消失したが、破壊されまくった町の復興はこれからだ。
このストーリーには気象学者アリソンが実家に残してきた一人娘との絆、高校教頭ゲイリーと工場の落下事故に巻き込まれた息子の救出と二つの物語も同時進行している。ピート率いる研究者チームはスポンサーからのプレッシャーもあり、中々決定的瞬間に遭遇出来ずにイライラが募っていた。
全体的には無名俳優の出演で役に入れ込むことは無いが、それでもCGをフル活用した巨大竜巻の威力、飛行機が宙を舞い上がる映像などCG全盛時代ならではの工夫も随所にみられる。そんな中でYou Tubeに投稿しようと馬鹿さ丸出しの若者二人組の存在は息抜き的なシーンとなっていた。
日本ではここまでの巨大竜巻は考えられないが、これが台風とかになると現実味を帯びるかも知れない。地球規模での異常気象が各地で発生しているので、あながち映画の世界の出来事と思えない気もした。
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