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映画『キッズ・オールライト』を観て

2011-05-07 23:10:47 | アメリカ映画 2011

11-33.キッズ・オールライト
■原題:The Kids Are All Right
■製作年・国:2010年、アメリカ
■上映時間:107分
■字幕:松浦美奈
■鑑賞日:5月6日、TOHOシネマズ・シャンテ(日比谷)
■料金:0円(ポイント利用)
 
□監督・脚本:リサ・チョロデンコ
□脚本:スチュアート・ブルムバーグ
□撮影監督:イゴール・ジャデュー=リロ
□編集:ジェフリー・ワーナー
◆アネット・ベニンブ(ニック)
◆ジュリアン・ムーア
(ジュールス)
◆マーク・ラファロ(ポール)
◆ミア・ワシコウスカ(ジョニ)
◆ジョシュ・ハッチャーソン(レイザー)
【この映画について】
充実した脚本と演出、実力派の俳優たちによる的確なキャラクター表現、それらが見事にブレンドされた本作は、まさに大人の鑑賞にピッタリの作品だ。“2人の母親”という家庭で育った姉と弟。姉は大学進学を機に、まもなく家から巣立つ。弟も親と友人の狭間で、自分を見つけていこうとする年頃。そんな2人が、精子提供者である父親に会う事により、“家族とは何か”を考えていく。
2人の母親たちもまた、自分たちの元を離れようとする子どもたちの存在をきっかけに、現在の関係を見つめ直していく。家族が一度は直面する普遍的な話を、“血のつながった他人の出現”という少しひねった設定で、まず私たちをひきつける。登場人物はみな、ありきたりではない深みのあるキャラクターで、共感を呼ぶに違いない。
監督・脚本は「しあわせの法則」のリサ・チョロデンコ。出演は「愛する人」のアネット・ベニング、「シングルマン」のジュリアン・ムーア、「シャッター アイランド」のマーク・ラファロ、「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ、「ダレン・シャン」のジョシュ・ハッチャーソン。
(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
同じ父親を持つジョニと弟レイザーは、同性愛者の医師ニックとその患者だったジュールスという二人の母親と一緒に仲良く幸せに暮らしていた。そんなある日、自分たちの父親の存在が気になり始めた姉弟は、親には内緒で2人で彼を訪ねる。父親は意外と近くに住んでいたことが分かり、彼はポールと名乗り有機栽培の野菜を出すレストランのオーナーとして気楽な独身生活を営んでいた。初めて遺伝子上の父ポールと会ってジョニは気を許すが、レイザーはどこか複雑な心境で面白くない様子。

ポールと会っていたことがニックとジュールスに知れたことから、家族の関係がきしみだす。ニックとジュールスは、ポールを自宅に招いて食事会を開き、お互いのことを話しながら打ち解けて行く。その中で、ジュールスは新たに始めた景観デザインの仕事を始めたことを話したところ、ポールから自宅の庭を改造してもらいたいと依頼される。
この頃から、いままで平穏だった家庭にポールという存在が認知されてから徐々に新たな風が入ってくる。ジュールスとポールは庭の計画を巡って意気投合し、遂には一線を越えてしまい、やがて、二人の関係がひょんな事からニックに知れてしまい平和だった家庭に波風が立つ。

ジョニが郊外の大学に入学し引っ越しが決まり家族で寮まで一緒に行き、そして4人家族から3人家族になる不安と絆の再確認。一方、気ままな独身生活を営んでいたポールは、家庭の良さに気が付いたものの、精子(子種)提供者でしかない彼にニックは彼に決定的な一言を浴びせた。それは、家族の絆とは、例え父親が居なくても成り立つものであり、絆の深さにポールの入り込む余地は無かったことが改めて知らされた。そんな結末を迎え、ポールは家族の温もり体感したことで、彼のこれからの人生はどう変わるのか?ラストシーンでのマーク・ラファロの表情は、そんな彼のこれからを暗示しているかのようでした。

この映画はアカデミー賞の「作品賞」「主演女優賞」(アネット・ベニング)「助演男優賞」(マーク・ラファロ)「脚本賞」の4部門でノミネートされていたが残念ながら受賞は全て逸した。中でもアネット・ベニングはアカデミー協会の理事でもあり受賞が期待されたが、「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマンにさらわれた。
ジュリアン・ムーアはノミネートされていないが、彼女も含めてアネット・ベニングとマーク・ラファロの3人の演技は自然で良かった。そもそも役名のジュールスはジュリアン・ムーアのジュリアンの愛称でもあり、監督の彼女への思い入れが感じられ、ポール役のマーク・ラファロ(私も好きな俳優)起用はジュリアン・ムーアの希望で実現したそうだ。
作品は家族の絆がテーマで、優秀な娘が大学入学を控えて自分のルーツに興味を持つことから始まるのだが、ストーリーの流れとしては最後まで自然で楽しめる。また、音楽ネタも随所に出て来て、ジョニの名前はジョニ・ミッチェルから拝借したとか、ポールの音楽趣味とニックの音楽趣味の共通点がジョニ・ミッチェルでお互いに盛り上がったりしていた。タイトルの「The Kids Are All Right」もThe Whoのアルバムタイトルと同じであり、BGMとしての選曲もどれも良かったです。


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4 コメント

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Unknown (リバー)
2011-05-30 11:33:33
TB ありがとうございます。

アンサンブルキャストの素晴らしさ
ユーモアもあり 考えさせられる家族のカタチ

アメリカらしい 良作でした。
Unknown (kintyre)
2011-06-01 10:27:24
>リバーさん、こんにちは
監督自身が同性愛者であることも映画製作上に影響を与えたと思います。
家族を構成する俳優陣の配役は絶妙ですね。公開館が少ないのが残念ですが。
アネットの怒り 大爆発 (zebra)
2014-02-03 11:40:48
DVDでみました。
それにしてもアネット・ベニング、老けましたねえ。シワが増えて。 ジュリアン・ムーアもいい年になった感じです。シミ・ソバカスが目立つタイプのようです

アネット演じたニック曰く
「家族がほしければ自分で作れ!」・・・
まあ そのとおりですがね。でもいいかえるなら

「ジュールズ(ジュリアン)を貪る権利があるのは私だけだ!私だけがジュールズの肉体を私の体臭フェロモンつけまくっていいんだ! それを てめえのペ〇スをズボズボつっこんで臭いをつけやがって・・・ジュールズのパートナーである ワ タ シ をなめてんのか!ジュールズのマ〇コに誓っても ゆるさぁぁぁん(激怒)」・・・これが正確なセリフです (たぶん・・・)


あっ そうか! そのセリフを言わなかったから アカデミー賞逃したんだな~ アネット残念!
>アネットの怒り 大爆発 (kintyre)
2014-02-03 23:15:30
こんばんは、DVDで観たのですか。
いや~この映画、原語で理解出来ればもっと面白か
ったと思いますよ。字数制限のある字幕では直に
伝わり辛いのではないでしょうかね?
ジュリアン・ムーアも老けこみは隠せず、アップにな
るとシミが目立ちますね。悪女とか意地悪な役柄が
今では良く似合っているような気がします。

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