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映画『テンペスト』を観て

2011-07-01 13:51:00 | アメリカ映画 2011

11-43.テンペスト
■原題:The Tempest
■製作年・国:2010
年、アメリカ
■上映時間:110分
■字幕翻訳:佐藤恵子
■鑑賞日:7月1
日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)
■料金:1,000円


□監督・脚本・製作:ジュリー・テイモア
□原作:ウィリアム・シェイクスピア
□撮影監督:スチュアート・ドライバーグ
□衣装デザイン:サンディ・パウエル
□美術:マーク・フリードバーグ
□音楽:エリオット・ゴールデンサール
◆ヘレン・ミレン(プロスペラ)
◆ラッセル・ブランド(トリンキュロー)
◆リーヴ・カーニー(ファーディナンド王子)
◆トム・コンティ(ゴンザーロ)
◆クリス・クーパー(アントーニオ)
◆アラン・カミング(セバスチャン)
◆ジャイモン・フンスー(キャリバン)
◆フェリシティ・ジョーンズ(ミランダ)
◆アルフレッド・モリナ(ステファノー)
◆デヴィッド・ストラザーン(アロンゾー)
◆ベン・ウィショー(エアリエル)
【この映画について】
ミュージカル「ライオンキング」の舞台で斬新な演出を施し、世界に一躍名をとどろかしたジュリー・テイモア。映画界にも進出した彼女は、シェイクスピア原作の『タイタス』で先進的な映像スタイルを見せる。続く『フリーダ』『アクロス・ザ・ユニバース』といった監督作品で、映画にも才能があることを示した。本作では『クイーン』でアカデミー主演女優賞を得たヘレン・ミレンを起用し、原作のシェイクスピア作品では男性だった主人公プロスペローを女性のプロスペラに変更。
本年度アカデミー賞衣装デザイン賞にもノミネートされた見事な衣装、実力派の俳優たちが織り成す演技のアンサンブルと、見どころには欠かない出来上がりになった。(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
娘の婚礼からの帰途にあったナポリ王アロンゾーは、海上で突然の大嵐に襲われる。王弟セバスチャン、忠実な老顧問官ゴンザーロ、ミラノ大公アントーニオらが乗った難破船は、命からがら孤島に流れ着く。
しかし、アロンゾーの息子ファーディナンドを見失っていた。この嵐は、この孤島に住むプロスペラが魔術を使って起こしたものだった。プロスペラは名君だったミラノ大公の妃で、夫の亡き後は女大公として民に愛されていた。

しかし12年前、弟アントーニオとアロンゾーらの謀略で、一人娘のミランダと共に粗末な船で追放された。プロスペラは孤島で魔術の腕を極め、空気の妖精エアリエルを操り、怪物キャリバンに雑事をさせて暮らしながら、裏切り者たちに復讐を果たそうと目論んでいた。
ミランダは、エアリエルの歌声に導かれた王子ファーディナンドと出会う。お互いの美しさに一瞬で恋に落ちる2人だったが、これもプロスペラの計らいだった。アロンゾーたちは、森で王子を探していた。ゴンザーローとアロンゾーは、エアリエルの魔法で深い眠りにつく。アントーニオはセバスチャンに、ナポリ王座への野心をたきつけて、2人を殺すようそそのかす。しかし剣が振り下ろされる寸前、アロンゾーとゴンザーローはエアリエルの声で起こされ、計略は失敗する。プロスペラに不満を抱いていたキャリバンは、王の道化師トリンキュローと酒蔵係ステファノーと出会う。2人に飲まされた酒に感動したキャリバンは、2人を主人と仰ぎ、プロスペラを殺してこの島の王になれとけしかける。アロンゾーたちはエアリエルの罠にかかり、12年前の罪を咎める声を聞く。錯乱する一行。プロスペラの復讐の結末は? 若い恋人たちの運命は?

シェイクスピア作品の映画化は珍しくはなく、このテンペストも1991年にピーター・グリーナウェイ監督で製作された「プロスぺローの本」という題の映画をみた記憶がある。1991年作では「プロスペロー」を英国映画界の重鎮であり名優のジョン・ギールグッドが演じていて、当時開発中だったハイビジョンカメラを使っての映像が美しかった記憶があるが、グリーナウェイ監督作品は分かり辛さも残していた。
しかし、今回の作品では主役を「プロスペラ」(プロスペローの女性名詞)という女大公にしたことで、母プロスペラと娘ミランダの関係が自然に描かれているのが特徴。そのプロスペラを演じるのは「クイーン」でエリザベス女王を演じて見事にアカデミー賞主演女優賞を獲得した「デーム」の称号をもつヘレン・ミレンだ。彼女こそ、この主役を演じるのに適任な女優はいなかったと思えるほど、ここでの彼女の演技は素晴らしいの一言に尽きる。彼女は若いころからシェークスピア作品を舞台で経験してきており、今回の映画化に際してテイモア監督から直に主役を女性に置き換えるアイデアを聞かされた時に、自身もそのアイデアを温めていたとのことで意気投合し出演を決めたそうだ。
ヘレン・ミレンを取り巻く共演陣の顔触れもそれぞれの年代での演技派揃いで、ベン・ウィショーの演じたエアリエルも良かった。また、この作品では衣装の素晴らしさと映像の良さ(ロケ地はハワイ島など)も併せ持っており、この辺は女性監督ならではの感性が良い方向に出ていた。


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2 コメント

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Unknown (リバー)
2011-08-11 08:00:39
TB ありがとうございます

たしかに,ヘレン・ミレンの存在感
流石 名女優でした

そして シェイクスピアの台詞の
美しさを堪能できました
Unknown (kintyre)
2011-08-13 17:24:14
>リバーさん、こんにちは
ヘレン・ミレンもそうですが、英国出身の俳優さんはシェイクスピアを演じている下地があるので、演技に奥深さを感じます。
台詞、その美しさもこうしたベテラン俳優が演じることで映えますね。

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