kintyre's Diary 新館

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映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 を観て

2011-10-14 18:27:39 | アメリカ映画 2011

11-68.猿の惑星:創世記(ジェネシス)
■原題:Rise Of The Planet Of The Apes
■製作年・国:2011年
、アメリカ
■上映時間:106分
■字幕:戸田奈津子

■鑑賞日:10月14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)

■料金:1,000円
 

□監督:ルパート・ワイアット
□脚本・製作:リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー
□撮影監督:アンドリュー・レスニー
□編集:コンラッド・バフ、マーク・ゴールドブラット
□美術:クロード・パレ
□音楽:パトリック・ドイル

◆ジェームズ・フランコ(ウィル・ロッドマン)
◆フリーダ・ピント(キャロライン)
◆ジョン・リスゴー(チャールズ・ロッドマン)
◆トム・フェルトン(ドッジ)
◆アンディ・サーキス(シーザー)
【この映画について】
人間が高度な知能を持つ猿に支配される前代未聞の世界観と、衝撃的なラストシーンで話題となった『猿の惑星』の前日譚(たん)をひもとく話題作。
現代のサンフランシスコを舞台に、1匹の猿の突然変異的な進化と自由を求める戦いが人類にとって脅威になっていく様が描かれる。『127時間』のジェームズ・フランコ、『スラムドッグ$ミリオネア』のフリーダ・ピントらが出演。『アバター』のWETAデジタルによる革新的なCGIにも注目だ。(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
サンフランシスコの製薬会社研究所に勤める神経化学者ウィルが実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されていたが、突如暴れ出し、警備員に射殺されてしまう。
だがそのチンパンジーは妊娠しており、ウィルは生まれたばかりの赤ん坊猿を自宅に連れ帰り“シーザー”と名付けて育てることにする。3年後、ウィルのもとですくすくと育ったシーザーは、家の中を縦横無尽に駆け回るようになった。ウィルとシーザーとの間には強い絆が生まれており、同時に母親のチンパンジーの特殊な遺伝子を受け継いだ彼は、類いまれな“知性”を発揮し始めていく。

新薬が脳を活性化させる効果を確信したウィルは、研究所から持ち出したその薬をアルツハイマー病の父・チャールズに投与、すると翌朝、彼はそれまで悪化していた病状が嘘のように生気を取り戻す。5年後。ウィルは動物園の獣医キャロラインと相思相愛の仲になり、体長5フィートにもなったシーザーは、より複雑で多様な感情を表すようになっていた。
そんな折、チャールズが再び病状悪化の兆候を示し、隣人とのトラブルを引き起こす。その様子を屋根裏部屋から目撃したシーザーは、チャ-ルズを助けようとしてその隣人を傷つけてしまい、霊長類保護施設に入れられる。檻に閉ざされた施設で、シーザーを待ち受けていたのは飼育長ドッジの陰湿な虐待だった。
その一方で、なかなか施設内の猿のコミュニティに溶け込めずにいたシーザーは、チンパンジーの群れを率いるボスとの争いに勝利を収め、全ての猿たちをひとつのグループにまとめ上げていく。その頃、ウィルはより強力に改良した新薬の実験を行うが、猿への投与中に薬を浴びたウィルの同僚が原因不明の体調不良を訴えた後、夥しく出血、謎の死をとげる。

ウィルは施設を訪れるが、シーザーはウィルが差しのべる手を拒絶。知性に目覚め、人間の愚かさに失望し、ウィルさえも想像できない驚異的な進化を遂げたシーザーは、このときすでにある決意を固めていた。やがて高い知能を駆使し施設から脱出したシーザーは、今や固い絆で結ばれた仲間のチンパンジーらと共に、人類との壮大な全面戦争へとなだれ込んでいく……。

猿の惑星シリーズ作品は全て観賞したので、「創世記」と銘打ったこの作品の展開が気になっていた。シーザーの誕生秘話と、シーザーが知性を身に付けて保護施設に入れられまでウィルと生活していたという設定は興味深かった。ただ、ウィルが開発中のアルツハイマー病の新薬を父に投与したちまちその効果が現れるシーンには抵抗感を覚えた。
それでも父の症状が回復しシーザーと心を通わせる部分は、ラストシーンで繋がって来るのだが、ウィルは自分が思っていた以上にシーザーが知的で人間に似た感情を持ち合わせていたことにショックを受ける。シーザーは金門橋での人間とのバトルを制して「森に戻って行った」ことで、ウィル一家と再び「ペット」としての生活を送る提案には「No」を言い渡した。
但し、このストーリーでは同時進行で次作への布石とも言うべき事柄が進行している。動物実験中に研究施設内で体調不良に陥ったウィルの同僚がウィル宅を訪問するが生憎不在だった。その時、隣家の航空会社のパイロットと遭遇した際に彼が咳きこみパイロットのシャツに血が飛び散った。
その後、このパイロットを経由して世界中に謎のウイルスがまき散らされ人類は存亡の危機に...。まあ、そこから先は人類滅亡の謎を解くカギとなりそうで次作でどう描かれるのかに注目ですね。


さて、この作品のもう一つの注目点はやはりサルのメイキャップですね。オリジナルでは特殊なマスクとメイクでアッと言わせましたが、今回は時代の進歩とともに俳優がモーション・キャプチャー装着で演じている。主役とも言うべきシーザーは「キング・コング」でキング・コングを演じたアンディ・サーキスが扮している。
この映画でチンパンジーの表情が穏やかで良い意味で動物らしさ丸出しで無いところが良い。知的なチンパンジーの成長を演じるのは通常以上の演技力を要するので、その点でもサーキスの出演はプラスだったし彼無くしてシーザーは有り得なかった。
CG技術も見事でハイライトともいえるチンパンジーらが施設から脱出して金門橋で人間らとバトルを繰り広げる場面は見事だ。まるで本物の金門橋でロケしていると言えば大袈裟かもしれないが、そう感じるほどだった。でも、進化したチンパンジーとテクノロジーを過信した人間との戦いって、例えば、人種間のいざこざや、植民地における征服者と被征服者との関係をも想起させられた。そもそも「猿惑シリーズ」って文明批判的な側面も描かれているので、今回もそういう要素をこの場面に感じた。
最後に、霊長類保護施設でチンパンジーらを虐待していたドッジを演じていたのが「ハリポタ」シリーズにドラコ・マルフォイ役で出演していたトム・フェルトンだった。今後、こういう「嫌な奴」的な役柄が多くなるのかな?



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4 コメント

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Unknown (リバー)
2011-12-07 02:57:20
TB ありがとうございます。

エンタテイメント性もあり ドラマ性もあり
映画として よく出来た作品でした

そして シーザーの演技は圧倒でしたね
Unknown (kintyre)
2011-12-08 23:32:53
>リバーさん、こんばんは
猿惑シリーズに新たな1ページを刻んだだけではなく、一本の映画としても十分に楽しめました。ああいう形で終わったので、次作への期待が高まりますね。
御指摘の通り、アンディ・サーキスの演技は素晴らしかったです、彼でなければ出来なかった演技ではないでしょうか。
こんにちは♪ (maki)
2012-02-26 11:32:00
コメントありがとうございました

圧倒される演技、表情、仕草に大興奮の猿映画でした
とにかく猿たちがスゴイの一言
アンディ・サーキスさんの演技は本当に素晴らしかったです、それでもなにかしらの賞対象外というのは悲しいですね

保護施設でシーザーが窓を描いて寄り添う姿に切なくなりました
>こんにちは♪ (kintyre)
2012-02-26 21:43:04
>makiさん、こんばんは
この映画は最初のシリーズからして、映画史に
残る作品ですね。今回は、アンディ・サーキス
のモーション・キャプチャーが余りにもリアル
で、動物の表情が豊かなのに驚きました。
御指摘の通り彼にも何かの賞を与えたいですよ
ね?シーザーは人間同様に扱われていても、最
後は猿たちと一緒に森に帰る環境を選んだと言
うラストには感動しました。

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