kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『テイク・シェルター』を観て

2012-03-24 11:11:27 | アメリカ映画 2012

12-27.テイク・シェルター
■原題:Take Shelter
■製作国・年:アメリカ、2011年
■上映時間:120分
■観賞日:3月24日、シアターN渋谷(渋谷)



□監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
◆マイケル・シャノン(カーティス)
◆ジェシカ・チャステイン(サマンサ)
◆トーヴァ・スチュワート(ハンナ)
◆シア・ウィガム(デュワート)
◆ケイティ・ミクソン(ナット)
◆キャシー・ベイカー(サラ)
【この映画について】
 大災害発生の恐怖にかられた男の狂気を描き、第64回カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリをはじめ、さまざまな映画祭で絶賛されたサイコ・スリラー。
メガホンを取るのは、本作が長編2作目となるジェフ・ニコルズ。世界終えんの妄想に錯乱(さくらん)していく主人公を、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』でオスカー候補になったマイケル・シャノンが怪演。夫の不可解な言動がまったくわからず悩む妻を、『ツリー・オブ・ライフ』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のジェシカ・チャステインが演じる。(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
その悪夢はある日突然はじまった―。田舎町の工事現場で働くカーティスは、耳の不自由な娘ハンナと妻サマンサと慎ましくも幸せに暮らしていたが、あるときを境に、たびたび大災害の悪夢に悩まされるようになる。そのあまりに恐ろしいイメージは日ごとにリアルさを増していき、やがてその恐怖に取り憑かれてしまうカーティス。
近いうちに必ずや地球規模の天災が発生すると信じてやまない彼は、家の近くに深く穴を掘り、避難用シェルター作りに没頭し始めるが、家族や友人はまったく彼の行動に理解を示さず、むしろ不信感を募らせる一方だった。果たして、カーティスの常軌を逸した言動は哀れな妄想なのか、それとも……。

カーティスには妄想型統合失調症の母サラが施設で生活しており、サラの血を引いている自分にもその兆候が現れたのかと心配になり、母のもとを訪ねる。精神科のカウンセルを受けながらも、日々妄悪夢は恐怖の度合いは増すばかり。
そんな異常行動に走るカーティス、だが、家族にも職場にも理解されず、休日に職場の重機を勝手に持ち出して庭にシェルターを作ったことが社長にバレてクビになる。また、クビになったことで娘の難病の手術も中止を余儀なくされ、妻サマンサからも見放される。

結局、あんなにまで何かに取りつかれてシェルターを庭に作ったのに、来襲した嵐は「普通クラス?」で彼の妄想だった。家族でシェルターに避難し、シェルターから出ると嵐は去って行った。カーティスを悩ませていた悪夢は「妄想?」だった。これを機に家族は恒例の旅行へとビーチへ行く。どこにでもあるような平和な家族の光景だ。これがラスト?って思っていたが、何と海辺から遠くを眺めていると、そこにはカーティスが夢の中でみた光景(悪夢)が広がっていたのだった。とこれがオチ?

どこか納得出来ないオチでした。精神病を患っている母の病気が自分にも及ぶのではないかという不安をもっと煽っても良かった。俳優陣ではカーティスを演じたマイケル・シャノン、妻サマンサを演じたジェシカ・チャステインは今や演技派女優として売れっ子で、この二人の夫婦役はハマっていた。


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