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久し振りに大雨が降って

(大雨で大代川も増水する)

昨日から台風2号くずれの低気圧が列島を西から東へ通って、大雨が降った。これにより東海地方も梅雨入りした。例年よりもかなり早い。会社から午後帰るとまーくん母子が遊びに来ていた。あの大雨の中でまーくんは何を思ったか外に出て遊んでびしょぬれになったとか、雨の中、初馬のバーバとネーネと一緒に近くに出来た喫茶店に行ってモーニングサービスを受けたとか、話をしている。あっくんも来月は一歳になる。そろそろ伝い歩きでもしそうな様子であった。みんなで横岡のじいじのお参りに行く。

祭壇に、七日ごとにお団子を新しく作り供えなおすのだと、義弟夫婦から、正三角錐に積み上げるお団子の話を聞いた。5段のお団子の数は幾つ必要だったのか。数えようとしたが見えない部分もあって数えられない。数列の問題か。昔から苦手だった。車で帰りながら足し算をしてみる。

上から、1段目1個、2段目(+2)3個、3段目(+3)6個、4段目(+4)10個、5段目(+5)15個、これを全部足せば35個、左右にそれぞれあったから、合計70個のお団子を作って積み上げたことになる。家に帰りつく頃にようやく答えが出た。義弟夫婦は個数を計算して作り、ぴったり合ったと話していた。我が家なら適当に作って余ったら食べてしまうだろう。

算数の問題といえば、昨日見た、映画「武士の家計簿」の中で、算数が趣味の祖母が孫に問題を出す。「鶴と亀が合わせて100匹、足の合計は272本、さて鶴は何羽いたでしょうか」いわゆる鶴亀算である。小学校高学年の頃、代数をまだ習わないときに、こんな問題を競って解いた。鶴亀算はけっこう得意で、もっと複雑なものにチャレンジした記憶がある。この問題は簡単で、272本から、鶴亀それぞれの足2本ずつの足、200本を引く。答えの72本が亀の残り2本分の足の数だから、2で割った36が亀の数、100匹から引けば64匹が鶴の数である。これは映画を見ていながらすぐに暗算できた。もっとも、鶴は匹とは数えず羽だから厳密には出題に間違いがある。

江戸時代にはそろばんが重要な計算機だった。そろばんのすぐれたところは、計算過程を頭において計算できる点である。そろばんに熟練すると、暗算で計算が可能になる。ところが、計算機はまことに便利ではあるが、計算機に幾ら熟練しても、暗算できるようにならない。江戸時代の教育は「読み、書き、そろばん」と言われたが、今では、「漫画、ワープロ、電卓」に変わってしまった。その結果、一昔前に書かれたものでも、現代人には全く読めなくなってしまった。今の子供たちは暗算がどのくらい出来るのであろうか。

読み書きといえば、自分も古文書を三年学んできて、近頃ようやく目に見えて読めるようになってきた。「石の上にも三年」、そんなことわざがあったかしらん。
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